海外FXの高いレバレッジは危険といわれますが、使い方さえ間違えなければ、実はトレーダーにとってはメリットしかありません。
さらに、最大レバレッジ1000倍の海外FX業者には、無料で取引を試せる口座開設ボーナスを提供しているブローカーも多く存在します。
そのため、ボーナスを利用することで自分の資金をリスクにさらさずトレードが始められますよ。
記事の後半では、おすすめ海外FX業者や、さらにその中で口座開設ボーナスも提供している業者を紹介しています。
利用しやすい海外FX業者を探している人や、1000倍レバレッジについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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海外FX業者 | 特徴 |
---|---|
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レバレッジ1000倍のハイレバ海外FX業者は危険なのか
まずは、最大レバレッジ1000倍の海外FX業者の危険性について検証していきます。
レバレッジ1000倍のハイレバ海外FX業者は危険なのでしょうか?
レバレッジ1000倍の海外FX業者における安全性・危険性について確認していきましょう。
結論:危険ではなく、最大レバレッジは高いほどロスカットされにくくなる
海外FX初心者の方は驚かれるかもしれませんが、実は最大レバレッジが高い海外FX業者は「ロスカットされにくい」という特徴があります。
より正確には、ロスカットまでの値幅が大きくなり、レートが逆行しても耐えやすくなる、ということですね。
具体例を見てみましょう。
海外FX業者(最大レバレッジ1000倍)と、国内FX業者(最大レバレッジ25倍)で、以下の条件を設定し、ロスカットされるまでの値幅とロスカットされた時の残高を比べます。
レバレッジ1000倍とレバレッジ25倍
- 1ドル=100円で、ドル円を取引する
- 証拠金を1万円とし、1,000通貨で取引する
- 証拠金維持率100%でロスカットとする
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
最大レバレッジ | 1000倍 | 25倍 |
ロスカットになる値幅 | 990pips | 600pips |
ロスカット後の残高 | 100円 | 4,000円 |
このように、国内FXの最大レバレッジは25倍と低く、ロスカットまで耐えられる値幅が比較的小さいので、資金効率が悪いといえるでしょう。
一方で、最大レバレッジの高い海外FXの方が、ロスカットまで耐えられる値幅が大きく、証拠金を目一杯使って取引できることが分かりますね。
ただし、海外FXは証拠金をフルに使って取引できる反面、ひと度ロスカットになれば、より大きな損失が確定することも意味します。
海外FXは自由度が高い分、トレーダーには慎重な資金管理力が求められますね。
国内FXでも、過去には最大レバレッジは400倍と高い時期もありました。
しかし金融庁による規制は段階的に厳しくなり、現在は最大レバレッジ25倍までと法律で決められています。
取引リスクが高い
レバレッジ1000倍のハイレバトレードでは、「最大レバレッジ」と「実効レバレッジ」の違いに注意しなければなりません。
- 最大レバレッジ:
海外FX業者がそれぞれ設定している取引可能な最大レバレッジ - 実効レバレッジ:
現在、口座残高の何倍で取引しているか
なお、「最大レバレッジ」は高いほどロスカットされにくくなりますが、反対に「実効レバレッジ」は「高いほどロスカットされやすい」ので注意しましょう。
SNSなどで「ハイレバは儲かる」という様な表現を時々見かけますが、これは実効レバレッジが高い取引は早く大きな利益を出し得ることを意味しています。
実際に、実効レバレッジの高い取引は、資金を爆発的に増大させる可能性があります。
しかし、それと同じスピードで、資金を失わせるリスクもあることを十分に認識しなければいけません。
特にフルレバレッジ(実効レバレッジ=口座の最大レバレッジとなる取引のこと)の場合は、ポジションを持った瞬間に証拠金維持率は100%になり、いつロスカットされてもおかしくない危険な状態になります。
非常にリスクが高く、自己責任になることを把握しておきましょう。
海外FX初心者の方は、証拠金に対して安心して取引できるロット設定を考える方が、シンプルで有効な資金管理ができるでしょう。
海外FXのゼロカットと相性が良い
海外FXの大きなメリットとして、ゼロカットによってユーザーには追証がないことがありますね。
ゼロカットは、海外FXの高いレバレッジと非常に相性が良い制度です。
もし海外FXにゼロカットがなければ、万一の際の追証が怖くて、高いレバレッジを生かしたアグレッシブな取引などできる訳がありません。
ゼロカットによってリスクヘッジできることが、海外FXのハイレバレッジに価値を与えているといえるでしょう。
一方で、国内FXではゼロカットが禁止されており、追証(追加の証拠金)を請求されるリスクがあるので注意しましょう。
ちなみに、レバレッジ1000倍の海外FX業者の中には、入金をしなくても取引用の証拠金がプレゼントされる「新規口座開設ボーナス」のキャンペーンを行なっている業者もあります。
一般的な口座開設ボーナスでは、獲得した利益は自由に出金可能。
ボーナス利用で完全にリスクなく取引できることも、ハイレバレッジと海外FXの相性の良さの理由の1つでしょう。
レバレッジ1000倍のおすすめ海外FX業者
最大レバレッジ1000倍で取引可能な海外FX業者は少なくありませんが、実際に選ぶ際は、以下のような条件を事前にチェックしましょう。
レバレッジ1000倍のおすすめ海外FX業者
- 公的なライセンスの取得や運営実績によって、信頼性が確認できる
- 口座開設ボーナスや入金ボーナスを提供しており、資金面でのリスクを抑えてトレードできる
- 公式サイト・カスタマーサポートともに日本語対応している
これらの条件を満たしており、なおかつレバレッジ1000倍の海外FX業者として、以下の4社がおすすめです。
では、レバレッジ1000倍のおすすめ海外FX業者の詳細について確認していきましょう。
XM
XM(XMtrading)は、2009年に設立された世界的に高い評価を得ている海外FX業者。
そんなXMは2022年6月15日に最大レバレッジを888倍から1000倍に引き上げました。
レバレッジ1000倍への改善で証拠金計算がしやすくなり、必要証拠金も以前より少ない額で取引することができるようになっています。
もともと運営の信頼性や日本人からの人気はNO.1の海外FX業者。ここに来てさらに使いやすく進化しています。
XMは最近口座開設ボーナスが以前の3,000円から13,000円に大幅アップしています。
「レバレッジ1000倍で取引したいけど、海外FX初心者だから不安…」といった方は、XMが最適ですよ。
(XM公式サイト)
関連:XMのレバレッジ規制・制限とは?1000倍への変更&確認方法まとめ
GEMFOREX
GEMFOREXは、レバレッジ1000倍の業者の中で最もボーナスが豊富な海外FX業者です。
口座開設で2万円のボーナスが誰でももらえることに加えて、頻繁に開催される100%入金ボーナスで有効証拠金を入金額の2倍にすることができます。
実質の資金を増やしつつハイレバレッジのトレードができるので、資金効率の良さは海外FX業者でもNo.1。
口座開設ボーナスは自己資金の入金なしで取引ができるのでまずは試しに使ってみてはいかがでしょうか。
(GEMFOREX公式サイト)
関連:GEMFOREX(ゲムフォレックス)のレバレッジルールまとめ!制限や解除、変更方法
FXGT
FXGTは最大レバレッジ1000倍の中でも珍しく仮想通貨FXができる海外FX業者です。もちろん外国為替や貴金属などの取引もできます。
仮想通貨の取引をレバレッジ1000倍でできるのは現状FXGTのみ。
さらに、仮想通貨関連銘柄のスプレッドも業界最狭水準です。
ハイスペックな取引環境が備わっている上にFXGTは、ボーナスも豊富に提供しています。
FXGTの口座開設ボーナスは不定期ですが、現在は口座開設だけで無料で15,000円分のボーナスがもらえます。
仮想通貨FXにも興味がある方には、絶対におすすめできる業者です。まずは口座開設ボーナスで使い心地を試してみてください。
(FXGT公式サイト)
関連:FXGTのレバレッジ情報を完全網羅!レバレッジ制限から各通貨の最大レバレッジまで
IS6FX
IS6FXは、GEMFOREXに次いでボーナスが豊富な海外FX業者。口座開設ボーナスは最大2万円、100%入金ボーナスも頻繁に開催しています。
過去には出金遅延が起きていた時期もありましたが、会社が買収されリニューアルされて以降問題なく正常に運営されています。
ボーナス業者を探している方には打って付けの海外FX業者です。
ぜひ口座開設ボーナスで使用感を試してみてはいかがでしょうか。
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(IS6FX公式サイト)
一番のおすすめはXMですが、4社とも口座開設ボーナスがあるので、すべて試してみても良いでしょう。
海外FXオンライン運営局が行ったFXについてのアンケートでは、業者のサポート体制を重視する方が一定数いることが判明しています。
これらの業者は全て日本語サポートが万全なので初心者の方も安心して始められるでしょう。
この4社以外にも、レバレッジ1000倍の海外FX業者はたくさんあり、また口座開設ボーナスキャンペーンを行なっている業者も他にもあります。
詳しく知りたい方は、以下のリンクから確認してください。
レバレッジ1000倍のメリット
レバレッジ1000倍のメリットは以下のとおりです。
では、レバレッジ1000倍のメリットを見ていきましょう。
少ない証拠金で大きめのポジションが持てるため資金効率が良い
レバレッジとは「てこの原理」の意味で、投資の場合は自己資金以上の取引ができる効果として説明されます。
例えば、証拠金が1万円でレバレッジが1000倍の場合、最大1,000万円分の取引ができることになりますね
株取引などの場合、こうした自己資金以上の資金を扱う信用取引は、時にリスクが強調される場合がありますが、FXの場合は非常に少額から細かい取引数量の設定が可能な上に、海外FXではゼロカットによって追証がありません。
さらに、口座の最大レバレッジそのものは取引の損益に影響しないため、リスクを高める使い方を選択しない限り、高い最大レバレッジのメリットは非常に大きいといえるでしょう。
そのメリットの1つが、ポジションを持つための必要証拠金を小さくできることですね。
具体例として、1万通貨のポジションを持つための必要証拠金を、レバレッジなし(1倍)、レバレッジ25倍、レバレッジ1000倍で比較してみました。
最大レバレッジ | 1万通貨取引時の必要証拠金 |
---|---|
なし(1倍) | 100万円 |
25倍 | 4万円 |
1000倍 | 1,000円 |
このように、国内FXの最大レバレッジは25倍に制限されているので、多くの証拠金が必要になります。
一方で、海外FXでは、レバレッジ1000倍で取引できるので、はるかに少ない証拠金で取引可能であることが分かりますね。
少ない証拠金で大きめのポジションが持てること、そして資金効率よく取引ができることを意味します。
レバレッジ1000倍の海外FXでは、数千円〜数万円の少ない入金額でも、利益を出せるトレードが十分に可能ですね。
実効レバレッジやポジション量の自由度が高い(25倍との取引数量比較)
レバレッジ1000倍のメリットとして、取引の際の自由度が高いことも挙げられます。
実際に、レバレッジ1000倍と、レバレッジ25倍で、証拠金が10万円の場合に取引可能な数量の範囲を比較してみました。
レバレッジ | 25倍 | 1000倍 |
---|---|---|
最小取引数量 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
最大取引数量 | 2万5,000通貨 | 10万通貨 |
※:最小取引量は一般的に多い1,000通貨に設定
※:最大取引量は証拠金維持率が100%となる数量を目安に比較
どちらも最小取引量は同じですが、上記のケースだと、国内FXでは最大レバレッジが25倍に制限されているので、最大取引数量が2万5,000通貨と少なくなってしまいます。
一方で、海外FXにてレバレッジ1000倍で取引する場合、最大取引数量が10万通貨となり、国内FXより多いことが分かりますね。
つまり、最大レバレッジが高い方が、「より高い実効レバレッジがかけられる=より大きな取引数量を選択できる」ことを意味しています。
もちろん、必ずしも証拠金に対して大きな数量で(=高い実効レバレッジをかけて)取引する必要はありません。
重要なのは、トレーダーにとって取引数量の選択肢が多い、ということです。
レバレッジ1000倍の海外FX業者では、スペックとしてそうした取引も可能である、と考えたら良いでしょう。
レバレッジ1000倍のデメリット
レバレッジ1000倍のデメリットは以下のとおりです。
では、レバレッジ1000倍のデメリットについて確認していきましょう。
強制ロスカットされる可能性が高くなる
レバレッジ1000倍で取引すると、強制ロスカットの可能性が高くなるので注意しましょう。
強制ロスカットとは、証拠金維持率が一定割合を下回ると、強制的にロスカットされるシステムのこと。
レバレッジを1000倍にすることで、大きな利益を狙うことができますが、相場が注文と逆に進んだ際に証拠金維持率が低くなりやすいといったデメリットがあります。
つまり、レバレッジ1000倍で取引する場合、強制ロスカットされる可能性も高くなるので気をつけてください。
レバレッジ1000倍といったハイレバレッジ取引をする場合は、証拠金維持率が低くならないように、損切りルールを定めるといった資金管理を行いましょう。
レバレッジ制限されることがある
ある一定の条件下で、レバレッジ制限されてしまうケースがあります。
海外FX業者によりますが、口座残高や取引量が大きくなりすぎると最大レバレッジが制限されて、レバレッジ1000倍で取引できなくなるので注意しましょう。
レバレッジ1000倍で取引したいのであれば、各海外FX業者ごとのレバレッジ制限のルールを確認しておきましょう。
資金管理が難しい
海外FXでレバレッジを1000倍にする場合、資金管理に注意してください。
1000倍といったハイレバレッジで取引すると、利益が大きくなる反面、損失も大きくなりやすく、一気に口座残高が減少する危険性があります。
そのため、常に口座残高が必要証拠金を満たしているのかを確認するクセをつけましょう。
また、損失を防ぐために入金額の調整やロットの設定を行うといった資金管理が重要になります。
とはいえ、資金管理を徹底して行うことで、利益が継続して出せるようになりますよ。
レバレッジ1000倍での証拠金・利益・ロスカット水準を計算してみた
ここからは、レバレッジ1000倍の海外FX業者で取引するとどうなるのかを、シミュレーションしていきたいと思います。
取引可能な数量の範囲や、利益の計算、またロスカットなどの計算について、以下の項目から具体的に見ていきましょう。
では、レバレッジ1000倍での証拠金・利益・ロスカット水準を計算方法について、確認していきましょう。
証拠金とポジション量の計算例
最大1000倍のレバレッジでは、たとえ証拠金が少なくても、取引可能なロット数の上限は意外と多くなります。
ここでは、以下の条件をもとに、証拠金ごとに持てる最大ロット数の概算を一覧表で確認してみたいと思います。
- 1ドル=100円時にドル円を取引する
- 証拠金維持率が100%になるロット数を最大ロット数と仮定して比較する
証拠金 | 最大ロット |
---|---|
1,000円 | 0.1ロット(1万通貨) |
5,000円 | 0.5ロット(5万通貨) |
1万円 | 1ロット(10万通貨) |
3万円 | 3ロット(30万通貨) |
10万円 | 10ロット(100万通貨) |
わずか1,000円の証拠金で1万通貨もの取引ができるのは、レバレッジ1000倍だからできることですね。
なお、今回はロット数の上限を比較しましたが、多くの海外FX業者の口座で最小取引量は0.01ロット(1,000通貨)となっており、0.01ロット刻みでロット設定が可能です。
ちなみに、海外FX業者の1ロットは、ほとんどの口座で10万通貨の設定です。
国内FXでの1ロットは一般的に1万通貨の設定なので、間違えないように注意しましょう。
利益の計算例
続いて、レバレッジ1000倍の利益の計算方法を見ていきたいと思います。
以下の条件で取引した場合の獲得pipsごとの利益を、スプレッドも考慮しながら、一覧表で見てみましょう。
- 1ドル=100円時にドル円を取引する
- 証拠金1万円で1ロット(10万通貨)のポジションを持つ
- スプレッドは1.5pips(1,500円)とする
動いた値幅 | 動いた値幅で発生する利益 | スプレッドを含む実際の損益 |
---|---|---|
1pips | 1,000円 | -500円 |
5pips | 5,000円 | 3,500円 |
10pips | 1万円 | 8,500円 |
20pips | 2万円 | 1万8,500円 |
100pips | 10万円 | 9万8,500円 |
※損益は主に取引するロット数によって決まります。最大レバレッジの大小は損益に関係しません。
1ロットで取引した場合、1pipsあたりの損益は1,000円になりますね。
しかし、1pipsプラスになったらすぐに利益が出るわけではありません。
スプレッドがあるため、ポジションを持った瞬間はスプレッド分のマイナススタートになります。
スプレッド以上のpipsを稼がないと利益がでない点には注意しましょう。
また、今回は最大で100pipsの利益が出た場合までを見てみましたが、ドル円の1日の変動幅は、例えば2022年の1月の平均は約66pipsとなっています。
1日の値幅はその日の相場状況によって変わるので、実際の取引でどれだけのpipsを稼げるかは、相場状況や取引技術によるとお考えください。
1pipsの価値は通貨ペアによって違う
レバレッジ1000倍で取引できる海外FX業者では、多くの通貨ペアを扱う場合が多いですが、1pipsの価値は通貨ペアを構成する「決済通貨」によって異なるので注意しましょう。
なお、通貨ペアの決済通貨とは、「USDJPY」での「JPY」のように、右側に記される通貨のことですね。
通貨ペア | 決済通貨 | 決済通貨と円のレート | 1pipsの価値(10万通貨取引時) |
---|---|---|---|
USDJPY | JPY | – | 1,000円 |
EURUSD | USD | 115円 | 1,150円 |
USDCHF | CHF | 125円 | 1,250円 |
EURGBP | GBP | 156円 | 1,560円 |
USDTRY | TRY | 8.4円 | 84円 |
このようにFXの通貨ペアには色々な種類がありますが、上に挙げた5つの通貨ペアはすべて決済通貨が異なります。
したがって、同じ「1pips」でも、この5つの通貨ペアはそれぞれで価値が違うことを把握しておきましょう。
一方で、上の5通貨ペアの中で1pipsの価値が最も高いのはEURGBP。同じ条件で取引してもおよそ1万5,600円と、USDJPYの1.5倍の利益が出ます。
1pipsの価値は損失にも関わるので、損益の計算をする時は、通貨ペアごとの違いも知っておきたいですね。
ロスカット・損失の計算例
続いて、レバレッジ1000倍のロスカットや損失の計算例を見ていきます。
以下の条件で、ロスカットまでのシミュレーションを行ってみましょう。
シミュレーション
- 口座の最大レバレッジは1000倍
- スプレッドは1.5pips(1,500円)とする
- マージンコール水準50%/ロスカット水準20%とする
- 1ドル=100円時にドル円を取引する
- 証拠金1万円で1ロット(10万通貨)のポジションを持つ
シミュレーション | 値動き | 実際の損失 | 残高 | 証拠金維持率 |
---|---|---|---|---|
①取引スタート | 0pips | -1.5pips | 8,500円 | 85% |
②マージンコール | -3.5pips | -5pips | 5,000円 | 50% |
③ロスカット | -6.5pips | -8pips | 2,000円 | 20% |
④ゼロカット | -10pips | -11.5pips | -1,500円 | ー |
①取引スタート
ポジションを持った瞬間に、証拠金の1万円からスプレッドによる手数料が差し引かれます。
もしスプレッドが0pipならこの時点での証拠金維持率は100%ですが、今回のシミレーションでは1.5pipsのため、その損失によって証拠金維持率も下がります。
②マージンコール
マージンコールを50%としている海外FX業者は比較的多いですね。今回の条件では値動きで3.5pips逆行すると、スプレッドを含む合計損失では-5pipsになり、マージンコールが発生する水準になります。
マージンコールが発生しても直接的な影響はないのですが、MT4などの損益表示欄の色が赤く変わり、危険な状態を知らせます。
③ロスカット
このシミュレーションでは、値動きとして-6.5pips、実質的な損失として-8pipsとなった時点でロスカット水準である証拠金維持率20%に到達し、ポジションは強制的に決済されます。
ロスカットされると大きな損失が確定してしまいますが、口座利用のルールとしては特にペナルティはありません。
残りの残高で取引することも、追加入金することも自由です。今回の例では、わずか6.5pipsの逆行でロスカットになってしまいました。実際のトレードでは、証拠金に対して余裕のあるロット設定を行いたいですね。
④ゼロカット
4番目は少々レアケースですが、値動きが急すぎてロスカットされる前に残高以上の損失が発生した場合です。
多くの海外FXでは、「ゼロカット」という保証制度によって追証がなく、マイナスが確定した残高は、ユーザーにかわって業者が負担してくれます。
ただし、この時に追加入金をすると正しくゼロカットできない場合があるので、ゼロカットが必要な場合は、カスタマーサポートに問い合わせておきましょう。
レバレッジ1000倍のリスク管理方法
レバレッジ1000倍で取引する際、できればロスカットはされずに安定して利益を出していきたいですよね。
リスクを抑えながら、レバレッジ1000倍で取引していく方法について解説します。
では、レバレッジ1000倍のリスク管理方法について確認していきましょう。
入金額を抑えれば大きな損失は避けられる
トレードを行う時は、生活や人生設計の上で失っても支障のない余剰資金で行いましょう。
特に、トレードを始めたばかりの頃であれば、技術も安定していないので、負けることは珍しくありません。
最初から大きい資金を投じるのではなく、無理のない金額から始める方が、負けた時の経済的・精神的負担は少ないといえます。
入金額を少なくして大きな損失を避ける方法として、具体的には以下のような方法があります。
- ひと月の入金額の上限を決めて、それを守る。
- 入金ボーナスを提供している海外FX業者を利用する。入金額にボーナスを加算することで、証拠金に占める自己資金の比率を下げられる。
実効レバレッジを下げればロスカットされにくい
実効レバレッジを下げることで、ロスカットされにくくなります。
ロスカットは、単に大きなロット数で取引したらされやすい訳ではなく、証拠金に対して大きな数量で取引した場合にされやすくなります。
これは、実効レバレッジが高い取引はロスカットされやすく、低ければロスカットされにくいといえるでしょう。
証拠金1万円で1ドル=100円時にドル円を取引するとして、取引するロット数ごとの実効レバレッジとロスカットまでの値幅をまとめました。
ロット数 | 実効レバレッジ | ロスカットまでの値幅 |
---|---|---|
1ロット(10万通貨) | 1000倍 | 8pips |
0.1ロット(1万通貨) | 100倍 | 98pips |
0.01ロット(1,000通貨) | 10倍 | 998pips |
ロット数を下げるにつれて実効レバレッジも下がり、ロスカットまでの値幅が増える(ロスカットされにくくなる)ことが分かりますね。
レバレッジ1000倍の海外FX業者では、自分のトレードスタイルや技量に合った適切なロット設定をすることで、ロスカットされにくく安全な取引をすることができます。
口座開設ボーナスだけで取引するならリスクはゼロ
海外FXの大きなメリットとして、高額な口座開設ボーナスキャンペーンがあります。
口座開設ボーナスとは、新規で口座開設をして本人確認を完了しただけで、取引に使える証拠金がもらえるキャンペーンのこと。
金額はFX業者によって異なりますが、多いところだと1万円〜2万円の高額ボーナスを行っている場合があります。
口座開設ボーナス自体は出金できませんが、獲得した利益は自由に出金可能。もしも負けても実際の損失がない状態で、リアルトレードに挑戦することが可能です。
レバレッジ1000倍の取引を実際にやってみた
ここからは、筆者の体験談も交えながら、レバレッジ1000倍の海外FX業者でのトレード手法や、実際に取引をやってみた結果について解説します。
では、レバレッジ1000倍の取引を実際にやってみた結果について確認していきましょう。
1000倍でオススメのトレード手法
まずは、レバレッジ1000倍の海外FXでのトレードで、オススメの方法をご紹介します。
MONEY-ANSWER編集部にて、レバレッジ1000倍で取引をやってみた結果、オススメしたいトレード方法は以下のとおりです。
- 口座開設ボーナスを使って好きに取引してみる
- ギャンブルトレードがしたいならハイレバショートがオススメ
- ボラティリティが大きいゴールドや仮想通貨がオススメ
レバレッジ1000倍でオススメのトレード方法について解説していきましょう。
口座開設ボーナスを使って好きに取引してみる
海外FXの口座開設ボーナスは、自己資金をリスクにかけずに、リアルトレードへの挑戦が可能になるキャンペーンですね。
海外FX業者としては「自社の使い心地を知ってもらうため」という名目で提供しているボーナスですが、上手にトレードすれば口座開設ボーナスだけでも十分に利益を出すことができます。
入金しなくても証拠金が手に入るお得なキャンペーンなので、初心者の場合は難しいことは考えずに、海外FXへの導入としてとりあえず試してみてもOKでしょう。
ギャンブルトレードがしたいならハイレバショートがオススメ
短い時間で一気に利益を出すなら、レバレッジ1000倍の海外FXはまさにうってつけです。実効レバレッジの高いハイレバなら、ハイリスク・ハイリターンのトレードも可能ですね。
リスクを冒しながらもリターンを狙うなら、ハイレバでショートすることも一つの手段になります。
例えば、上昇トレンドが勢いを失いながら主要な抵抗線に到達し、そこから明確に高値を切り下げて安値を割った場合などは、これまで買っていた投資家の手仕舞い、高値掴みをした投資家の損切り、トレンドの反転を狙った新規の売り注文が殺到し、それ以降は売りが継続しやすくなりますね。
そうしたポイントを見極めるのは、技術や経験が必要なため簡単ではありませんが、海外FXのレバレッジ1000倍や、ボーナスキャンペーンを利用しながら、ハイレバで狙ってみても面白いでしょう。
大きな利益を狙うならボラティリティが大きいゴールドや仮想通貨がオススメ
レバレッジ1000倍を扱う海外FXでは、FX通貨ペアだけではなく、同じ口座の中でゴールドや仮想通貨も取引できるところが多いですね。
FXではポンド系通貨ペアがボラティリティの大きさで知られていますが、ゴールドや仮想通貨も非常にボラティリティのある人気銘柄です。
ボラティリティの大きい銘柄を選ぶことで、同じように取引した場合でも、得られる利益を大きくしやすくなりますね。
ゴールドや仮想通貨は、FXとは値動きの性質が違うので、合わせて見ることで取引チャンスは増えるのではないでしょうか。
GEMFOREXで取引をやってみた
GEMFOREXにて、レバレッジ1000倍で取引をやってみた結果について解説していきます。
GEMFOREXは、最大レバレッジ1000倍、そして口座開設ボーナスを始めとした入金ボーナスキャンペーンが充実している人気海外FX業者ですね。
証拠金は1万円からスタートしました。レバレッジ1000倍では1ロット(10万通貨)のポジションを持つことも可能ですが、それではわずか数pipsの逆行でロスカットになるので、トレードとしては現実的ではありません。
そこで必要なのが、損切り幅とロットの設定です。
そのトレードでは、平均損切り幅は20pipsとし、その時にロスカットになるロット数を設定しました。また、利益目標も損切り幅と同等としました。
具体的には、1万円の証拠金の場合は、取引ロットの設定は0.5ロット(5万通貨)になります。GEMFOREXでは20%のロスカット水準が設定されているので、実際に耐えられる値幅は18pipほどなのですが、そのあたりはご愛嬌です。
この設定の狙いは、「1回勝てば証拠金が2倍になる」ということです。勝つ度にロット設定は見直していきます。
5連勝(30万円程度の利益)くらいで出金する予定で、実際に4連勝まではできたのですが、5回目に負けてしまい、結局挑戦は失敗となりました。今思えば、利益のうち何割かはプールしていった方が堅実だったかも知れません。
GEMFOREXでは通常でも最大3万円の口座開設ボーナスを提供しているので、こうしたチャレンジもリスクをかけずに行えますね。
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FXGTで仮想通貨FX(ビットコイン)を1000倍で取引をやってみた
続いて、FXGTで仮想通貨FX(ビットコイン)を1000倍で取引をやってみた結果について解説していきます。
FXGTも、最大レバレッジ1000倍、そして口座開設ボーナスや各種ボーナスキャンペーンが充実している人気海外FX業者ですね。
為替と仮想通貨の融合がテーマのブローカーであり、仮想通貨でも最大レバレッジ1000倍で取引できるなど、スペックは充実しています。
仮想通貨を取引する時、まず最初に注意したいのが、取引ロット数と1pipsの価値の違いです。
仮想通貨でも為替と同様に、取引ロット数による1pipsの円換算の価値は以下のように計算します。
契約サイズ×取引ロット数×1pipsの変動桁数×決済通貨と円の為替レート=1pipsの損益
BTC/USD(ビットコインドル)を1ロット取引した場合の1pipsの損益を計算してみましょう。
1(契約サイズ)×1(取引ロット数)×0.1(1pipsの変動桁数)×115(決済通貨と円の為替レート)
=11.5円(1pipsの損益)
なお、FXGTの仮想通貨取引では、ほとんどの銘柄の契約サイズ(コントラクトサイズ)は「1」に設定されています。
この設定は業者によって変わる場合があるので注意してください。
また、ビットコインドルの最小変動桁数は0.01ですが、これは0.1pips(MT5などでは1point)の値動きに相当するので、1pipsの価値を求めるには0.1として計算します。
1ロット取引すると1pipsあたりに大きな損益が発生するかと思いきや、わずか10円ほどなので「大したことないな」と感じるかも知れません。
しかし、BTC/USDのような銘柄では、1pips程度は値幅のうちに入りません。スプレッドだけでも200pips以上ありますからね。
秒ごとに100pips単位の変動が当たり前なので、値動きの激しさが魅力であり注意点でもあるでしょう。
無料で口座開設をする
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1000倍で取引できる海外FX業者はたくさんある
レバレッジ1000倍で取引できる海外FX業者や、口座開設ボーナスを提供する業者を、一挙ご紹介していきます。
では、レバレッジ1000倍の海外FX業者について確認していきましょう。
1000倍で取引できる海外FX業者一覧
まずは、レバレッジ1000倍やそれに近いレバレッジを提供する海外FX業者を見ていきましょう。
海外FX業者 | レバレッジ |
---|---|
GEMFOREX | 1000倍 |
XM | 1000倍 |
FXGT | 1000倍 |
IS6FX | 1000倍 |
BigBoss | 1111倍 |
IronFX | 1000倍 |
HotForex | 1000倍 |
Genetrade | 1000倍 |
AtlasForex | 1000倍 |
SuperForex | 1000倍 |
MiltonMarkets | 1000倍 |
WL | 999倍 |
instaforex | 1000倍 |
FXBeyond | 1111倍 |
口座開設ボーナスがあるレバレッジ1000倍の海外FX業者
続いて、口座開設ボーナスを提供しているレバレッジ1000倍の海外FX業者の一覧です。
海外FX業者 | レバレッジ | 口座開設ボーナス金額 | オススメ度 | 備考 |
---|---|---|---|---|
GEMFOREX | 1000倍 | 1~2万円 | ◎ | 利益出金可能 |
XM | 1000倍 | 3,000円 | ◎ | 利益出金可能 |
FXGT | 1000倍 | 3000~5000円 | ◎ | 利益出金可能 |
IS6FX | 1000倍 | 5000~2万円 | ◎ | 利益出金可能 |
Genetrade | 1000倍 | 5000円 | 〇 | 利益出金可能 |
WL | 999倍 | 5000円 | 〇 | 利益出金可能だが怪しい業者 |
AtlasForex | 1000倍 | 5000円 | △ | 怪しい上に出金条件が厳しい |
SuperForex | 1000倍 | 88ドル | △ | 条件が厳しい上に英語書類が必要 |
この一覧表は、取引のしやすさや、信頼性・人気度などをもとに、総合的なおすすめ業者順になっています。
口座開設ボーナスはノーリスクで海外FX業者を試せるチャンスでもあるので、余裕があれば、表の上に掲載している業者から順にボーナスを獲得して取引しても良いですね。
よくある質問
レバレッジ1000倍に関するQ&Aについてまとめました。
では、レバレッジ1000倍に関するQ&Aを確認していきましょう。
例えば、レバレッジ1000倍を利用すると、10万円の証拠金で1億円の取引が可能になります。
というのも、海外FX業者には、ゼロカットシステムによって入金額以上の損失が発生しません。
ただし、ギャンブルのように何も考えないトレードは危険なので注意してください。
ExnessとTitan FXにて、レバレッジ無制限で取引可能となっています。
レバレッジをかけすぎると、ロスカット水準によって強制的に損切されてしまいます。
1,000倍以上のレバレッジの場合、少しの値動きでロスカットされてしまうので注意してください。
- 少ない証拠金で大きめのポジションが持てるため資金効率が良い
- 実効レバレッジやポジション量の自由度が高い
レバレッジ1000倍を活用することで、少ない証拠金でも大きいポジションが持てるので、資金効率が良くなります。
また、実行レバレッジや、ポジション量の自由度が高く、トレーダーにとって取引数量の選択肢が多いといえるでしょう。
- 強制ロスカットされる可能性が高くなる
- レバレッジ制限されることがある
- 資金管理が難しい
レバレッジ1000倍では、細かい資金管理が難しくなるので注意しましょう。
レバレッジ1000倍で取引する場合、少ない証拠金で大きな資金の取引が可能になります。
ただし、相場が予想と逆方向に進むと大きな損失になる危険性があることを覚えておいてください。
レバレッジ = 取引数量 × 通貨価格 ÷ 口座残高
こちらの式でレバレッジが計算可能です。
なお、計算するのが面倒な方は、XMの証拠金計算機を利用してください。
- XM
- FXGT
- GEMFOREX
始めて海外FXを利用するのであれば、日本人ユーザーが最も利用しているXMで取引を始めると良いでしょう。
また、仮想通貨FXをしたいのなら、FXGTの口座を開設するのがオススメです。
なお、ボーナスの充実度を重視するなら、GEMFOREXを試してみてください。
なお、仮想通貨を1000倍のレバレッジで取引できる海外FX業者は、FXGTのみです。
それ以外の海外FX業者では、仮想通貨をレバレッジ1000倍で取引できません。
レバレッジ1000倍で仮想通貨(ビットコイン)を取引したいのなら、FXGTを利用してみましょう。
まとめ
レバレッジ1000倍では、実効レバレッジが高いと、強制ロスカットされやすくなったり、資金管理が難しくなるといったデメリットがあります。
一方で、レバレッジ1000倍といった最大レバレッジが高くなると、ロスカットされにくくなったり、少ない証拠金でも大きなポジションが持てたりなど、メリットが多いといえるでしょう。
ただし、証拠金に対して適切なロット設定し、実効レバレッジを抑えた安全な取引を心がけてください。
さらに海外FXでは、ゼロカットによって追証がないことはもちろん、口座開設ボーナスを使って無料でリアルトレードを始められる業者もあります。
この記事では安心して利用できるおすすめの海外FX業者もご紹介しているので、興味がある方はまずは試してみてください。