国内FXは25倍にレバレッジが制限されている一方、海外FXでは数百倍といったレバレッジを利用することが可能です。
そんな中で「3,000倍」といった桁違いのレバレッジを提供している海外FX業者も確認でき、気になっている方も少なくないでしょう。
この記事では、レバレッジ3,000倍を提供している海外FX業者や、レバレッジ3,000倍を実際に運用した際の証拠金・利益・ロスカット水準などについて詳しく解説しています。
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レバレッジ3000倍は海外FXでもトップクラスの高さ
海外FXは、国内FXと比較して高いレバレッジを利用できることが有名ですが、レバレッジ3,000倍は海外FXの中でも非常に高いレバレッジに分類されます。
これから、各海外FX業者のレバレッジや3,000倍のレバレッジで取引できる海外FX業者についてご紹介していきます。
海外FX業者の最大レバレッジ比較表
レバレッジ | 海外FX業者 |
---|---|
無制限(21億) | Exness |
6,000倍 | IS6FX |
3,000倍 | TTCM、FBS |
1,111倍 | FXbeyond |
1,000倍 | XM、IS6FX、FXGT、HotForex、GeneTrade |
999倍 | BigBoss |
888倍 | Bitterz |
500倍 | TitanFX、LandFX |
400倍 | iForex、Axiory |
概ね、数百倍〜1,000倍までのレバレッジを利用できる海外FX業者が大半となっていることが分かるでしょう。
1111倍以上のレバレッジが利用できる海外FX業者は、わずか6社となっています。
すぐにレバレッジ3000倍で取引を始められるのはFBSとTTCM
前述のとおり、3,000倍以上のレバレッジが利用できる海外FX業者は限られています。
その中でも、IS6FXは「期間限定口座」のみの提供となっており、Exnessはレバレッジは無制限なものの、条件などが厳しいです。
このような点を考慮すると、3,000倍を現実的な範囲で利用できるのは「FBS・TTCM」の2社であると言えるでしょう。
そのため、この記事では主にFBS・TTCMが提供している3,000倍のレバレッジにフォーカスして、さまざまなポイントを解説していきます。
FBSでは証拠金200ドルまでレバレッジ3000倍が使える
FBSは、無条件で3,000倍のレバレッジを利用できる訳ではありません。
例えば、3,000倍のレバレッジを適用できるのは、証拠金が200ドルまでの場合に限られており、最大で約6,000万円までのポジションしか保有できません。
このような条件は他にもあるため、FBSの3,000倍レバレッジに関するさまざまな条件を解説していきます。
証拠金が200~2000ドルの時はレバレッジ2000倍になる
前述の通り、FBSで3,000倍のレバレッジが適用されるのは、200ドルまでとなっています。
200ドル以上の証拠金に関しては、証拠金の金額ごとに以下のような制限があります。
レバレッジ | 上限 |
---|---|
3,000倍 | 200ドル |
2,000倍 | 2,000ドル |
1,000倍 | 5,000ドル |
500倍 | 30,000ドル |
200倍 | 150,000ドル |
100倍 | 無制限 |
FBSは高いレバレッジを利用できるのが特徴の1つですが、証拠金に応じて利用できるレバレッジは段階的に異なるため注意が必要です。
レバレッジ3000倍で取引できるのはFX通貨ペアのみ
FBSでレバレッジ3,000倍を利用できるのは、FX通貨ペアのみとなっています。
例えば、金(333倍まで)・株(10倍まで)など、CFD銘柄ごとに利用できるレバレッジが異なっています。
他のCFD銘柄では、証拠金が200ドル未満であっても3,000倍のレバレッジは利用できないため、注意しましょう。
マイクロ口座・スタンダード口座・ゼロスプレッド口座が対象
FBSでは、複数の口座が提供されていますが、3,000倍レバレッジが利用できるのは、「マイクロ口座」「スタンダード口座」「ゼロスプレッド口座」に限られています。
口座の種類 | レバレッジ |
---|---|
セント口座 | 1,000倍 |
マイクロ口座 | 3,000倍 |
スタンダード口座 | 3,000倍 |
ゼロスプレッド口座 | 3,000倍 |
ECN口座 | 500倍 |
仮想通貨口座 | 5倍 |
セント口座・ECN口座・仮想通貨口座などでは利用できないため、注意しましょう。
「どの口座を選んでよいか分からない・・・」という方は、もっともベーシックな口座である「スタンダード口座」を選ぶのがおすすめです。
スタンダード口座は、口座の手数料・レバレッジ・注文量などの各条件が、もっとも万人受けしやすいため、口座選びに悩んでおりレバレッジ3,000倍の利用を検討されている方におすすめです。
入金ボーナスを使うとレバレッジは500倍に制限される
FBSは、キャンペーンやボーナスを実施している海外FX業者の1つですが、入金ボーナスを利用すると、レバレッジは500倍に制限されます。
そのため、入金ボーナスを活用した状態で、3,000倍のレバレッジをすることはできません。
入金ボーナスを利用予定の方は、注意しましょう。
口座開設ボーナスをレバレッジ3000倍で使うことはできない
FBSでは、口座開設で100ドルのボーナスがもらえる「Trade 100 Bonus」という専用の口座を提供していますが、こちらの口座では100倍までのレバレッジしか利用できません。
当然ですが、3,000倍のレバレッジは利用できません。
前述した入金ボーナスや口座開設ボーナスなど、キャンペーン・ボーナス関連では3,000倍のレバレッジが利用できないケースが見られるため、注意が必要です。
FBSでは最大3000倍のレバレッジをかけることができます。 ハイレバレッジで取引可能な海外FX業者は数多くありますが、FBSはその中でもトップクラスのハイレバレッ[…]
TTCMでは1Lotまでレバレッジ3000倍が使える
TTCMも、レバレッジ3,000倍を利用できるものの、FBS同様に一定の条件があります。
TTCMの条件についても、チェックしていきましょう。
TTCMは1Lotまで3,000倍が適用される
TTCMではFBSとは異なり、各ポジションにおけるLotごとに段階的にレバレッジが制限される仕組みになっています。
ロット数 | レバレッジ |
---|---|
0から1 | 3,000倍 |
1,01から5 | 2,000倍 |
5,01から10 | 1,000倍 |
10,01から20 | 500倍 |
20,01から50 | 200倍 |
50,01から100 | 100倍 |
100,01から300 | 50倍 |
300,01から500 | 33倍 |
500,01~ | 25倍 |
3,000倍のレバレッジが適用されるのは、1Lotまでとなっています。
証拠金によるレバレッジ制限とは、若干仕様が異なるため注意しましょう。
1Lot以上のポジションの場合は少し特殊な計算になる
TTCMで、1Lot以上のポジションを持つ場合は、少々特殊な計算が必要です。
前述の通り、TTCMでは各ポジションにおけるLotごとに、段階的なレバレッジ制限が適用されます。
しかし「10Lot = 1,000レバレッジ」といったシンプルなレバレッジ制限が行われる訳ではありません。
TTCMでは、ダイナミックレバレッジと言われる特殊なレバレッジ制限を行っています。(詳しくは後述します)
少々、特殊な仕様ではあるものの、証拠金を圧縮できる便利な機能です。
FBSと同様にFXペアしかレバレッジ3000倍で取引できない
TTCMに関してもFBS同様に、FXペアでしかレバレッジ3,000倍で取引できません。
TTCMでは、株価指数・金属といったCFD銘柄を扱っているものの、このような銘柄では3,000倍のレバレッジを利用できないということになります。
口座開設ボーナスもFBSと同様にレバレッジ3000倍を使うことはできない
TTCMでは、口座開設で1万円のボーナスが貰えるキャンペーンを実施していますが、こちらについても、3,000倍のレバレッジを利用することはできません。
口座開設ボーナスで利用できるレバレッジは、100倍までとなっています。
レバレッジ3000倍で証拠金・利益・損失・ロスカット水準を計算してみた
これから、レバレッジ3,000倍でポジションを持った場合の証拠金・利益・ロスカット水準といったポイントについて解説していきます。
実際の計算例をチェックしながら、レバレッジ3,000倍の感覚を掴んでいきましょう。
(特に記載が無い限り、USD/JPYペア・1ドル = 100円・スプレッド1.5pips・1Lot = 10万通貨といった条件で計算しています。)
証拠金とポジションの計算例
3,000倍レバレッジの計算例をご紹介する前に、一般的な証拠金とポジションの計算例をご紹介していきます。(必要証拠金の求め方)
取引を行う際に必要な証拠金(必要証拠金)は「取引量(Lot数) ÷ レバレッジ」で求めることができます。
一例として、100倍のレバレッジで取引する際の必要な証拠金を見ていきましょう。
ロット数 | 必要な証拠金 |
---|---|
1 | 10万円 |
5 | 50万円 |
10 | 100万円 |
100 | 1,000万円 |
100倍の場合は、1Lotあたり最低10万円が必要であることが分かります。(前述の通り、1Lot = 10万通貨の場合)
FBSの場合の計算例
FBSの3,000倍レバレッジにおける必要証拠金の計算例をご紹介していきます。
前提として、FBSで3,000倍レバレッジが利用できるのは2万円までとなっているため、単純計算で最大約6,000万円(6Lot)までの取引が可能です。
つまり、フルレバレッジの場合は6,000万円(6Lot)のポジションを持てることになります。
各Lotごとの必要証拠金は以下のとおりです。
Lot数 | 必要証拠金 |
---|---|
5Lot | 約165000円 |
3Lot | 約9,900円 |
2Lot | 約6,600円 |
1Lot | 約3,300円 |
0.5Lot | 約1,600円 |
0.1 | 約330円 |
3,000倍ということもあって、必要証拠金がかなり低いことが分かるでしょう。
TTCMの計算例
TTCMの場合は、ダイナミックレバレッジが適用されるため、少々計算が特殊です。
まず、簡単な例として、1Lotのポジションあたりの必要証拠金を各通貨ペアごとにご紹介していきます。
通貨ペア | 必要証拠金 (記事執筆時点でのTTCMのレート) |
---|---|
USD/JPY | 約3,800円 |
EUR/JPY | 約4,200円 |
GBP/JPY | 約5,100円 |
実際にダイナミックレバレッジが適用される際の細かな計算は、以下のようなものになっています。
(ダイナミックレバレッジを分かりやすくするため、20Lotのポジションで計算)
Lot数 | 適用されるレバレッジ | 各ロットごとの必要証拠金 (記事執筆時点でのTTCMのレート) |
---|---|---|
1 | 3,000倍 | 約3,800円 |
4 | 2,000倍 | 約23,000円 |
5 | 1,000倍 | 約57,000円 |
10 | 500倍 | 約230,00円 |
計313,800円 |
上記のようにダイナミックレバレッジを細かく計算すると、段階的に各Lotごとに対して異なるレバレッジを用いる必要があり、少々複雑になります。
利益の計算例
ここでは、FBSで証拠金2万円で6Lotのポジションを持った場合の利益、つまりはフルレバレッジ運用の際の利益を計算してみようと思います。
非現実的な利益計算にはなりますが、参考までに。
1Lot・スプレッドが1.5pips(1,500円)のケースの場合、pipsごとに以下のような利益が出る計算になります。
pips | 利益 |
---|---|
1pips | 約-3000円 |
5pips | 約21,000円 |
10pips | 約51,000円 |
20pips | 約11,1000円 |
100pips | 約591,000円 |
FBSでフルレバレッジ運用の際の利益はとても大きくなりますが、その分ロスカットも非常にされやすいので、あくまで計算シミュレーションとして見てください。
実際の相場では1日あたり40pips~50pips程度変動することが一般的になっており、通常10pips~20pips程度勝つのもかなり難しいです。
損失・ロスカット水準の計算例
次に、損失・ロスカット水準の計算例についてご紹介していきます。
ロスカット水準については、FBS・TTCMともに20%に設定されているため大きな違いはありません。
pipsごとに、想定される損失やロスカットされる金額についてご紹介していきます。(証拠金2万円、6Lot、スプレッド = 1.5pipsを想定)
pips | 損失額 |
---|---|
0.1pips | 約9,600円 (残りの証拠金 約10,400円) |
0.5pips | 約12,000円 (残りの証拠金 約8,000円) |
1.0pips | 約15,000円 (残りの証拠金 約5,000円) |
1.2pips (ロスカット水準) | 約1,6000円 (残りの証拠金 約4,000円) |
3pips (ゼロカット) | 約27,000円 (残りの証拠金 約-7,000円) |
最大レバレッジ3,000倍・証拠金2万円で、6Lotの取引をすると4,000円がロスカット水準の金額となります。
フルレバレッジの場合、スプレッドなどを考慮すると、約1.2pips負けるとロスカットされる想定になるため、1つの指標として参考にしてみてください。
また、3pipsのケースでは口座残高がマイナスになっているものの、海外FXではゼロカットが適用され、口座残高以上の損失は発生しません。
3,000倍レバレッジで、万が一大きな損失が発生したとしても追証などは無いため安心です。
レバレッジ3000倍のメリット
これから、レバレッジ3,000倍のメリットについて解説していきます。
レバレッジ3,000倍の強みを把握していきましょう。
大きな利益を出せる可能性があるので夢がある
先程の計算例のように3,000倍のレバレッジを活用すると、大きな利益を生み出せる可能性があります。
そのため、実現性があるかは置いておいて、夢があると言えるでしょう。
ただし、リスクの観点から見ると、安定的に利益を出すというよりも、宝くじを買うような感覚に近いかもしれません。(後述しますが、レバレッジ3,000倍の取引は非常に難易度が高いためです)
少ない資金でも大きめのポジションが持てる
レバレッジ3,000倍を活用すると、少ない資金であっても大きなポジションを持つことができます。
前述したような計算例のように、レバレッジ3,000倍を活用すると、USD/JPYで最大6Lot(6,000万円)のポジションを持てるためです。
「少額から海外FXの醍醐味であるレバレッジを体験してみたい」といったことが目的の方がであれば、ストレスなく取引できるかもしれません。
レバレッジ3000倍のデメリット
次に、レバレッジ3,000倍のデメリットについて解説していきます。
レバレッジ3,000倍のさまざまな注意点・リスクなどをチェックしていきましょう。
利用条件が厳しい
レバレッジ3,000倍は、FBS・TTCMのどちらであっても、非常に利用条件が厳しいです。
例えば、以下のような条件・制限が挙げられます。
- レバレッジ制限がある
- 口座開設ボーナスでは利用できない
- キャンペーンと併用できない
- FX通貨ペアでしか利用できない
上記のような制限があるため「10万円の証拠金で、3億円のポジションを持つ」といったことは不可能です。
あくまで、FBS・TTCMのレバレッジ3,000倍は「一定条件下でのみ利用可能」なレバレッジのため注意が必要です。
フルレバレッジの場合はあまりにロスカットされやすい
3,000倍のフルレバレッジでポジションを持った場合(証拠金2万円・6Lot)、スプレッドなどを考慮すると約1.2pips程度でロスカットされることになります。
このようなポジションは非常にリスクが高いといえ、半分運任せに近いところがあるでしょう。
このようなリスクの高い取引で安定的に利益を出すことは、ハードルが高いと言えます。
口座開設ボーナスとのシナジーがない
口座開設ボーナス・各種キャンペーンなどと、3,000倍レバレッジは併用できないことが多いです。
そのため、口座開設ボーナス・各種キャンペーンを活用して、ノーリスクもしくはローリスクで、フルレバレッジのポジションを取るといったことはできません。
このことから、海外FXの魅力の1つであるボーナス・キャンペーンとのシナジーは期待できず、デメリットの1つに挙げられます。
総合すると実用性が低すぎるのが難点
以下のような点を総合的に考慮すると、レバレッジ3,000倍を実用的に運用することは難しいです。
- フルレバレッジではロスカットされやすい
- ボーナスなどとのシナジーが期待できない/
- 証拠金、口座などの面で条件が多い
もちろん、フルレバレッジなどの無理な取引をせず、最大レバレッジが3,000倍であることを活かした取引を行うことは可能です。
例えば、最大レバレッジが高いと「ポジションの自由度が高まる」「ロスカットされにくくなる」といったメリットが見られます。
ただし、この場合であっても各デメリットなどを考慮すると、3,000倍のレバレッジは必要ないです。
高くても、1,000倍程度のレバレッジがあれば十分でしょう。
FBS・TTCMともに、1,000倍のレバレッジであれば証拠金・ロットの面において、以下のような条件の緩和を期待できます。
海外FX業者名 | レバレッジ1,000倍の 証拠金とLot数制限 |
---|---|
FBS | 2,000ドル ~ 4,999ドル |
TTCM | 5,01Lot ~ 10Lot |
「最大レバレッジを活かした取引がしたい」といったケースなら証拠金・ロットの面で、3,000倍よりも融通が効きやすい1,000倍程度に調節するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、海外FXのレバレッジ3,000倍について解説しました。
海外FXの代表的な特徴の1つである高いレバレッジを体験できるレバレッジ3,000倍ですが、実際にはいろいろな制限があったり、フルレバレッジの場合だとリスクが高くなりがちといったデメリットが見られます。
経験の1つとして体験してみるのも悪くないかもしれませんが、実用性はあまり高くないと言えるでしょう。
海外FX最大の魅力のひとつが、ハイレバレッジです。 国内FXのレバレッジ25倍に慣れている方にとっては、ハイレバレッジは危険というイメージがあるかもしれません。 […]