これから海外FXを始めようと考えているトレーダーにとって、どの取引ツールを利用するのかは重要です。
海外FXで定番の取引ツールは「MT4」ですが、取引方法によっては「cTrader」を活用した方が良いケースもあります。
cTraderは透明性が高く、ECN方式の取引に特化した取引ツールであり、MT4にはない機能が数多く備わっています。
特にスキャルピングやデイトレードをする人にとっては、便利な取引ツールとなるでしょう。
この記事では、cTraderの概要やメリット・デメリット、そしておすすめの海外FX業者について解説します。
最後まで読めば、あなたにcTraderが向いているかどうか判断した上で、自分に適した業者を見つけられるでしょう。
cTraderはECN方式専用の取引ツール
cTraderは「Spotware System」という会社が2011年にリリースした、ECN方式に特化した取引ツールです。
MT4は2005年に生まれていますので、それに比べるとcTraderの歴史はまだまだ浅めでしょう。
ただし新規参入組であるためシステムやUI(見た目)は最新鋭であり、かなり高機能で且つ操作は直感的です。
ECN方式とは、トレーダーの注文がインターバンク市場に直結していて、オークション形式でトレーダー同士の注文がマッチングされる取引システムのことです。
第三者が介入できない仕組みになっているため、最も公平で透明性が高いとされています。
またマーケットに直結しているため約定スピードは速く、ワンクリック注文ボタンを連打していても一瞬で約定します。
なお、ECN方式の口座タイプではスプレッド以外にも取引手数料が掛かりますが、スプレッドには業者の取り分は含まれておらず、トータルコストとしては抑えられます。
MT4とcTraderの違い【比較一覧表】
ここでMT4とcTraderの違いについてまとめましたので、下表をご覧ください。
特徴 | cTrader | MT4 |
---|---|---|
取引方法 | ECN | STP・ECN |
対応デバイス | 大多数のデバイスに対応 | Windows PC以外では使いづらい |
使いやすさ | 直感的に操作でき、裁量トレードに向いている | 操作性がやや複雑であり、自動売買に向いている |
板情報 | 閲覧できる | 閲覧できない |
約定力 (リクオートの有無) | なし | 業者や口座タイプによってはリクオートあり |
取引の制限 | なし | 業者によってはあり |
ワンクリック決済機能 | 可能(同時一括決済機能など多くの決済手法がある) | 不可能(1つずつポジションを決済しなければならない) |
自動売買 | 可能(開発言語はC#。しかし日本語による情報が少なめ) | 可能(開発言語はMQL4言語。情報量は多い) |
カスタムインジケーター EAの種類 | MT4より大幅に少ない | 種類が多く、一般公開されている数も豊富 |
cTraderの機能はシンプルであり、約定力が高めです。
そのため海外FXを始めたばかりの人や、スキャルピングのように短期売買を繰り返すトレードスタイルの人におすすめできます。
一方でMT4はカスタマイズ性が高く、トレードに使用するインジケーターやEAの種類も数多くありますので、使いたい海外FX業者が既に決まっている人や、EAを活用した自動売買を利用する人におすすめです。
関連:海外FXの取引ツールMT4とは?おすすめの対応業者も紹介
cTraderを利用するメリット5つ
cTraderというツールの概要を押さえたところで、ここからはMT4と比較しつつ、cTraderのメリットを紹介します。
cTraderを利用するメリットは下記の5つ。
- 透明性・約定力の高い環境で取引できる
- 板情報を確認しながら取引できる
- 「分割決済」や「一括決済」など決済注文の種類が豊富
- 表示できる時間足の種類がかなり多い
- 日本時間の表示がデフォルトで行える(完全日本語対応)
それぞれ順番に説明していきます。
透明性・約定力の高い環境で取引できる
cTraderを利用するメリットとして、まずは「透明性・約定力の高い環境で取引できる」という点があります。
透明性に関してですが、cTraderはECN取引専用のプラットフォームとして開発されています。
上記の通りECN取引では、トレーダーがインターバンク市場と直接やり取りでき、海外FX業者のような第三者が介入できない仕組みを取っています。
したがって、透明性の高い公平な環境での取引が可能です。
またECN方式はインターバンク市場直結であるため、約定スピードが速めです。
一方でECN取引とは異なる発注方法である「STP方式(Straight Through Processing)」では、トレーダーの注文はインターバンク市場に流れる前に、海外FX業者のシステムを経由します。
そのため、業者によっては高いスプレッドを上乗せしたり、約定拒否をしたりするところもあるのです。
ECN方式であれば海外FX業者を介さずにインターバンク市場で取引できるので、約定拒否の心配はありません。
ただしECN方式では、スプレッドとは別に取引手数料が発生するのでご注意ください。
板情報を確認しながら取引できる
cTraderでは「板情報を確認しながら取引できる」のもメリットのひとつです。
板情報とは、どの価格帯にどのくらいの注文が入っているという情報を指します。
板情報を見れば、「指定の通貨数・価格帯で取引してくれる相手がどれほどいるかどうか」を確認できるのです。
cTraderで確認できる板情報は「Standard DoM」「Price DoM」「VWAP DoM」の3種類。
なお、DoMとは「Depth of Market(市場の深さ)」のことで、それぞれの板情報でどのような注文がどれほどあるのか示されています。
1つ目のStandard DoMとは、どの価格にどのくらい注文が入っているかというマーケット全体の流動性を直感的に見ることができる板情報のことです。
実際にトレーダーが入れている注文の内容(価格と通貨数)を買い・売りごとに閲覧できるので、その通貨ペアに対してどれほど売買注文をかけられているのかが分かります。
2つ目のPrice DoMとは、価格ごとの流動性が見られる板情報です。
Standard DoMとは異なり、各価格帯でどれほどの買い・売りの発注がかけられているのか分かります。
例えばドル円で「113円のところで厚めの売り注文がかけられている」といった情報を確認できるため、他のトレーダーがどの価格帯を意識しているのかを把握できます。
また、価格をクリックすることによって新規の逆指値注文も出すことが可能。
3つ目のVWAP DoMとは、「Volume Weighted Average Price Depth of Market」の略であり、VWAPは「加重平均価格」と訳します。
簡単に説明すると、それぞれ異なるLot数の注文の価格平均を示した板情報であり、取引数量が増えることによってどのくらいスリッページが発生するのかを確認できます。
大きなLot数で取引する上級者に適したツールであり、VWAP DoMを見るとどの価格帯にどれだけの注文があるかを直感的に理解できるため、投資家心理を分析するツールとしても使えます。
「分割決済」や「一括決済」など決済注文の種類が豊富
cTraderはMT4に比べて「決済注文の種類が豊富」なのもメリットです。
決済注文の方法には、一括決済・分割決済・ドテン注文・建玉倍増注文があります。
一括決済とは、正式には「ポジション一括決済注文」のことであり、MT4にはない「全決済注文機能」のこと。
ローソク足が伸びた瞬間や利益が最大になった時などに、ワンクリックで全てのポジションを決済できますので、「21日移動平均線が115円を超えたタイミングで全ポジションを決済する」といった活用方法も可能です。
分割決済とは「アドバンス決済注文」ともいい、「指定価格でポジションの一部を決済できる」という注文方法となります。
「105円まで下がったら塩漬けしているポジションの一部を損切りする」という取引にも利用できるでしょう。
ドテン(途転)注文とは、「現在のポジションを決済したのち、反対方向にポジションを建てる」ことです。
同じ値幅で上下するような「レンジ相場」でスキャルピングをする際に活用できる注文方法であり、トレンドの転換点や逆張り手法で役に立つでしょう。
建玉倍増注文とは「今持っている建玉を同額で成行注文する」ことです。
例えば買いポジションを保有していて上昇トレンドとなった場合、さらに利益を狙ってポジションを追加保有する際に、建玉倍増注文を利用できます。
このようにcTraderでは豊富な決済・発注方法があるため、多くのトレード手法にcTraderを取り入れることが可能です。
表示できる時間足の種類がかなり多い
cTraderは表示できる時間足の種類が26種類もあるため、より詳細なチャート分析が可能です。
それに対してMT4は9種類、MT5では21種類に増えましたが、cTraderを使えば、より多くの時間足の表示ができます。
cTraderで表示できるのは、14種類の分足、8種類の時間足、3種類の日足、それから週足と月足、合計26種類。
26種類の時間足は、以下の通りとなります。
- 短期足:1分、2分、3分、4分、5分、6分、7分、8分、9分、10分、15分、20分、30分、45分
- 中期足:1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、8時間、12時間
- 長期足:1日、2日、3日、週足、月足
日本時間の表示がデフォルトで行える(完全日本語対応)
cTraderは完全に日本語対応していて、文字化けや不自然な表現などもなく快適に使うことできます。
もしインストールした時点で初期設定が英語であっても、設定の言語オプションから日本語に変更可能。
また、チャート上に表示される時間を日本時間へ簡単に切り替えられるので、値動きし始めた時間を調べる時に活用できます。
なお、MT4だとインジケーターを導入しないと日本時間に変更できません。
cTraderを利用するデメリット2つ
cTraderのメリットを確認したので、デメリットも併せて確認しましょう。
デメリットは下記の2点。
- 対応している業者が少ない
- 自動売買が難しい
対応している業者が少ない
cTraderに対応している業者は、MT4などと比べるとかなり少なめです。
そのためcTraderを使いたい場合、現状では口座開設時点でcTraderを導入している業者を選ぶ必要があります。
また、数少ない対応業者の中から日本語に対応している良スペックの業者に絞り込むと、選択肢がかなり限られるでしょう。
ただし現時点でcTraderを利用できないところでも、今後導入される可能性はありますので、現在使用している業者があれば、こまめに最新情報をチェックするのをおすすめします。
cTraderは優秀なプラットフォームですので、できればECN口座を提供している海外FX業者には導入してほしいところです。
自動売買が難しい
cTraderでは自動売買もできますが、MT4と比べるとハードルが高めです。
cTraderにはcbotというツールがあり、MT4のEA同様、自動売買に活用できます。
cbotで利用されるのは「C#」と呼ばれるプログラミング言語であり、アプリ開発などにも利用できるため、メジャーな言語の1つです。
公式のctdn.comというサイトで、cTrader用の自動売買ソフトも公開されています。
ただしcbotに関する日本語の解説ページは少ない上に、サポートページも見にくい特徴があるのです。
加えてcbotは、MT4で使用されているプログラミング言語と異なるため、互換性がありません。
MT4のEAをcTraderのcBotに置き換えることもできますが、専門知識がないと難しいでしょう。
したがって自動売買をやりたい場合、cTraderではなくMT4を使ったほうが良いでしょう。
cTraderはこんな人におすすめ
cTraderの特徴や機能を一通り解説してきました。
ここからは、どのような人がcTraderに向いているのかを見ていきましょう。
cTraderに向いている人は下記の通り。
- スキャルピングで取引したい人
- 大口取引をしたい人
- 透明性の高い環境で取引したい人
スキャルピングで取引したい人
1日に何度も短期売買を繰り返しているスキャルピングメインのトレーダーには、cTraderをおすすめします。
cTraderであれば発注・決済注文をワンクリックで可能であり、なおかつ約定拒否される心配がありません。
スキャルピングは短い時間での値動きで値幅を取る手法であるため、約定までのスピードが遅かったり約定力が弱かったりすると、利益を取り損ねる恐れがあるのです。
そのため、スキャルピングトレーダーはcTraderを利用して取引すると良いでしょう。
大口取引をしたい人
cTraderは大口取引をする人にもおすすめです。
cTraderの板情報では、どの価格に何Lotの注文が入っているかを確認できますので、自分が売買したい価格に注文が入ればスムーズに自分の注文を通せるのです。
また上記した板情報「VWAP DoM」なら、どれほどスリッページの恐れがあるのか確認し、リスクヘッジできます。
透明性の高い環境で取引したい人
透明性の高い環境で取引したいと考えている人にも、cTraderはおすすめです。
cTraderはECN方式を前提として開発されているので、取引の透明性が高め。
cTraderが採用しているECN方式は、インターバンク市場直結で海外FX業者を間に挟まない形の取引なので、業者による約定拒否や約定遅延・価格操作・ストップ狩りなどは仕組み上起こり得ません。
したがって、取引に業者の介入はなく、スプレッドもインターバンクに直結した生のスプレッドが表示されるのです。
業者の取り分は公表されている取引手数料だけですので、透明性の高い取引が行えます。
cTrader対応のおすすめ業者3選
「cTraderに対応している海外FX業者は多くない」とお伝えしましたが、「良い業者でcTraderを利用したい!」と考えている人は多いのではないでしょうか。
そこでここからは、cTraderに対応しているおすすめの業者を紹介します。
中でも日本語に対応しておりスペックが高く、おすすめできる業者は下記の3社。
- AXIORY(アキシオリー)
- Tradeview(トレードビュー)
- FxPro(エフエックスプロ)
AXIORY(アキシオリー)
画像引用元:AXIORY
AXIORYは高い約定力と資金管理方法、そして日本語サポートの充実している特徴のある海外FX業者で、おすすめの口座タイプは「ナノスプレッド口座」です。
始めに約定力についてですが、AXIORYの公式サイトで公表されている約定率は99.99%であり、約定実績も公式サイトで公開しているため、公平性や透明性も高めです。
続いて顧客資金方法は信託保全で管理されているので、トレーダーの資金はAXIORYの会社資金とは別に保管されています。
そのため仮にAXIORYが倒産しても、トレーダーは自分の資産を失う心配がありません。
さらにAXIORYでは日本語のサポート対応も高品質ですので、英語の苦手な日本人トレーダーでも安心して利用できます。
AXIORY(アキシオリー)が提供する口座は様々ですが、cTrader対応の口座として最もバランスが良く、馴染みやすいのは、「ナノスプレッド口座」でしょう。
口座残高が100,000ドル(約1,100万円)を超えなければ最大400倍というハイレバレッジで取引できるだけではなく、ロスカット水準は20%と低めです。
1回の注文で発注できる量は、最小0.01ロット(1,000通貨)~最大1,000ロット(1億通貨)と幅広く、初心者にも大口にも最適です。
AXIORYのナノスプレッド口座の取引手数料については、1ロット(10万通貨)の取引あたり往復6ドル。
値幅換算すると0.6pipsほどになります。
ドル円やユーロドルは平均0.2pipsというほぼゼロに近いスプレッドであり、これに0.6pips相当の取引手数料を上乗せしたとしても実質スプレッドはたった0.8pipsになります。
なお、ポンドドルは平均スプレッド0.5pipsで実質スプレッド1.1pips、ポンド円は平均スプレッド0.7pipsで実質スプレッド1.3pipsほどです。
総合的にみて大変バランスの良いブローカーで、取引の透明性と公平性はもちろんのこと、上限無しの全額信託保全も大いに評価できます。
2019年3月には送金代行サービス「Curfex」を介した国内銀行入金・出金にも対応し、オンライン決済サービス「SticPay」とも提携するなど、入出金ルートが整備されています。
ただしAXIORYには、ボーナスやキャンペーン等が用意されていない点にご注意ください。
その代わりAXIORYのスプレッドや取引手数料は業界最安級ですから、「ボーナスは不要だが取引コストをできるだけ抑えたい」という人に適しています。
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(AXIORY公式サイト)
関連:Axiory(アキシオリー)の評判は?使っても大丈夫?利用者のリアルな悪評も隠さず紹介
Tradeview(トレードビュー)
画像引用元:TradeView
Tradeviewは取引コストの安さ、信頼性の高いライセンス、そしてマーケット直結のECN方式を取り入れている特徴のある海外FX業者です。
まず取引コストですが、Tradeviewはドル円・ユーロドルのスプレッドが最小0.1pipsと狭く、取引手数料も0.5pipsとなっています。
その他のスプレッドは平均0.2pipsと狭く、取引手数料も1ロット(10万通貨)あたり往復5ドルと安めです。
次に金融ライセンスについて。
Tradeviewの運営会社Tradeview LTDは、ケイマン諸島金融庁(CIMA)に認可されています。
海外FX業者の信頼性を測る上で、どこの金融ライセンスを取得しているのかは重要です。
ケイマン諸島金融庁のライセンスは世界トップクラスの信頼性を誇っており、XMが保有しているキプロス(CySEC)ライセンスやセーシェルライセンス、そしてAXIORYが保有しているベリーズライセンスよりも信頼性があります。
資金管理もそのライセンスに見合った強固なもので、スペイン最大のサンタンデール銀行での分別管理に加えて、最大35,000ドルの信託保全にも加入しているのです。
加えて取引データサーバーはEQUINIX社(ロンドン)に設置されていて、約定力も高め。
そしてTradeviewも、取引方法にECN方式を取り入れています。
Tradeviewの「MT4 ILC口座」「MT5口座」「cTrader口座」はいずれもマーケット直結のECN方式であり、個人投資家向けとしては最もクリーンな環境で取引できます。
しかし低スプレッドであるILC口座は初回入金額が10万円からである上に、ロスカットレベルは100%なので、初心者や資金がない人には向いていない部分もあります。
またECN方式だけでなく、「MT4 X Leverage スタンダード口座」と「Viking口座」という2つのSTP口座も提供しており、計5つの口座から自身の用途とトレードスタイルに合うものを選べます。
このようにTradeviewの取引環境は快適なので、資金のあるトレーダーか中上級者におすすめしたい業者です。
Tradeviewの注意点は、ボーナスが用意されていない点や、最小入金額が1,000ドルからと、やや敷居が高い点が挙げられます。
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(Tradeview公式サイト)
FxPro(エフエックスプロ)
FxProは規模の大きさや取扱銘柄の豊富さ、そして取引コストの低さが特徴です。
FxProの規模についてですが、運営会社の資本金が1億ドル、従業員数は200名超、口座数は世界173ヵ国で610,000口座以上と、会社の規模は海外FXトップクラスです。
また、F1チーム「マクラーレン」と名門ヨットクラブ「ヨットクラブモナコ」のスポンサーも務めるなど、スポンサー実績も多数で安全性・信頼性が高いFX会社といえます。
業者の安全性を推し計る上で重要な指針となる「金融ライセンス」に関しては万全で、FxProグループ全体で5つのライセンスを保有しています。
世界トップクラスの厳格性で知られる英国金融行動監視機構やキプロス証券取引委員会のほか、南アフリカ金融サービス委員会、バハマ証券委員会、ドバイ金融サービス機関のライセンスを取得。
ライセンスだけではなく資金の保全体制も十分で、顧客1人あたり5万ユーロの信託保全が用意されているので、万が一FxProが倒産しても5万ユーロまでは返金されます。
また、これまで10年以上の営業において、出金拒否の事例が全く報告されていません。
次にFxProの取扱銘柄について。
取り扱っている銘柄が豊富なのが特徴で、FX通貨ペアが69種類、CFDが20銘柄、インデックスが29銘柄、株式151銘柄、金属6銘柄、エネルギー3銘柄と、合計で278種類も扱っています。
口座開設して取引を開始した後に、「あの通貨ペアで取引をしてみたい!」と思った時でも、目当ての通貨ペアが見つからないような事態にはなりにくいでしょう。
そしてFxProのコストについてですが、FxProのcTrader口座では、1ロット(10万通貨)の取引あたり往復9ドルの手数料が発生します。
コストを値幅に換算すると0.9pipsほど。
ドル円やユーロドルは平均0.4pipsで、これに0.9pips相当の取引手数料を上乗せすると実質スプレッドは約1.3pipsとなります。
ちなみに、ポンドドルは平均スプレッド0.7pipsで実質スプレッド1.6pips、ポンド円は平均スプレッド1.8pipsで実質スプレッド2.7pipsほどです。
安全性・信頼性の高い業者を使いたい人や、FX通貨ペア以外も取引したい人におすすめです。
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まとめ
今回はcTraderについて解説しました。
cTraderとは、Spotware Systemという会社が2011年にリリースした、ECN方式に特化した取引ツールです。
cTraderのメリットとしては、透明性・約定力が高い点や決済注文・時間足の種類の豊富さ、そしてプラットフォーム上で板情報を確認できる点などが挙げられます。
一方でcTraderは対応している海外FX業者が少なく、自動売買をするには困難であるデメリットもあります。
即時決済ができる点や約定力の強さから、スキャルピングトレードをしたい人や透明性の高い環境で取引したい人にcTraderはおすすめです。
今後cTraderを利用した取引を検討している場合、ここでご紹介した3つの業者の特徴を踏まえて、自分に合った業者を見つけてみてください。