LandFX(ランドエフエックス)はスキャルピングに向いているのか？スペックから注意点まで解説

「LandFX(ランドエフエックス)でスキャルピングってできるの？口座凍結されたりしないか心配……」

そんな悩みはありませんか？

スキャルピングは他のトレード手法と比べてトレードチャンスが多く、利用している方も多いと考えられます。

しかしスキャルピングを禁止している海外FX業者もあるので、トレードを躊躇ってしまいますよね。

他にも、

「スキャルピングする場合どの口座が向いているのだろう？」
「LandFXの特徴はスキャルピングに活かせるのだろうか？」
「スキャルピングに関わるパラメータも知りたい」

といった疑問もあるでしょう。

この記事では、FXトレードにLandFXを検討中の方へ、

についてお伝えします。

最後まで読めば、LandFXでスキャルピングする前に知っておくべきことと、他の業者との違いについて理解できるでしょう。

まずはLandFXの特徴からお伝えします。

LandFX(ランドエフエックス)ではスキャルピングが可能？

結論からお伝えすると、LandFXでのスキャルピングは可能です。

しかしLandFXの特徴を理解して使わないと禁止事項に抵触してしまう恐れがあります。

始めにLandFXの特徴と、利用上の注意点を解説しましょう。

LandFXの特徴4点

LandFXの特徴は下記の4点です。

順番に見ていきましょう。

特徴1.口座タイプは3種類

LandFXではトレードスタイルに応じて、違いのある3種類の口座から選択可能です。

口座タイプは、

の3種類があります。

1つ目のLive口座は最もスタンダードな口座で、初めてLandFXを利用する方に向いていますが、最低入金額として約3万円が必要です。

2つ目のRestart LP Bonus口座はボーナスが付与されるLive口座。

最低入金額もLive口座より少なく始めやすいですが、既に口座を所持している方への追加口座となっています。

そして3つ目のECN口座はスプレッドの狭い口座ですが、その代わりに1lot往復毎に取引手数料を取られます。

最低取引量も0.1lotからと多く（他口座は0.01lotから）、上級者向けの口座です。

特徴2.最大で500倍のレバレッジ

LandFXでは最大で500倍のレバレッジをかけられます。

500倍のレバレッジをかけられることで、手元の資金量が少なくとも大きくトレード可能です。

例えばUSDJPYで0.01lot（1000通貨）を価格が100円の時に購入した場合、500倍のレバレッジでは、200円が証拠金として必要になります。

もしレバレッジをかけずにトレードする場合は10万円の証拠金が必要ですが、その1/500で済むのです。

一方で、国内のFX業者でよく見られる25倍のレバレッジだと、証拠金が4000円も必要です。

両者を比較すると、500倍のレバレッジでいかに軍資金を少なく抑えてトレードできるかが分かるでしょう。

特徴3.ボーナスにクッション機能がある

LandFXのボーナスにはクッション機能が付いているので、証拠金を増やすのに利用できます。

クッション機能とは、付与されたボーナスを証拠金として使える機能のことです。

クッション機能がないボーナスの場合、入金残高が0になった時点でボーナスも消滅してしまいます。

例えば海外FX業者である「Hotforex」で提供されるボーナスにはクッション機能がありませんので、ボーナスで口座内の資金を増やしているにもかかわらず、残高を0にしないための資金管理が求められます。

それに対してクッション機能があれば受け取ったボーナスの分だけ証拠金を増やせるので、トレードするための通貨数を増やせますし、証拠金維持率にも余裕を持たせられるのです。

特徴4.スプレッドが狭い

他のFX業者と比べて、LandFXのスプレッドは狭い特徴があるため、約定しやすくなります。

もしスプレッドが広ければ、大きく値動きしないと約定できません。

仮に下記のようなスプレッドを提供している業者があったとしましょう。

この2社を利用し、現在値より0.05上がったレートで利確を狙うと仮定します。

A社でトレードする場合、0.05+0.018の合計0.068分値段が上がらないと約定できませんが、B社であれば0.05+0.007の合計0.057上がったレートで約定可能です。

両社を比較すると0.068-0.057＝0.011の差があり、B社を利用すれば0.011分だけ値上がりを待たなくて良いため、約定しやすくなります。

特にスキャルピングでは狭い値幅を狙うため、スプレッドが狭いほど約定に有利となるのです。

それではLandFXのスプレッドはどれほど狭いのでしょうか？

実際に日本人にも人気なFX業者であるXMと比較してみたところ、米ドル/円においてXMのスプレッドが0.018、LandFXは0.01でした。

※2021年12月3日 15時45分時点　XM スタンダード口座　LandFX Live口座

ともに標準的な口座（XM スタンダード口座、LandFX Live口座）での比較です。

取引業者によって、得意な通貨・不得意な通貨はありますが、値動きが激しい訳ではない時間帯で0.008の差は大きめでしょう。

特に短い間隔でトレードを重ねて行くスキャルピングの場合、スプレッドの影響は大きくなりがち。

そのためLandFXのスプレッドは狭く、使いやすい業者の1つとなるでしょう。

LandFXでスキャルピングは可能！禁止事項も解説

LandFXでスキャルピングは可能です。

また、EA（自動売買）の利用も禁止しておらず、EAでのスキャルピングも利用できます。

ただし、LandFXの規約には「サーバーに負荷をかける行為は禁止」と記載があるので注意が必要です。

スキャルピングではlot数を大きめに設定し、高速でトレードを重ねますので、FX業者のサーバーに負担をかけてしまいがち。

サーバーへの負担をかけ続けると禁止事項に抵触する恐れがあるので、「大きなlot数でのスキャルピングの頻度を落とす」といった工夫が必要になります。

その他に下記の様な行為も禁止されておりますので、併せて注意してください。

禁止行為の具体的な内容を順に確認していきます。

禁止事項1．ボーナスの悪用した両建て取引

ボーナスを悪用した両建て取引は禁止されています。

「ボーナスの悪用」とは、受け取ったボーナスを利用して、ロスカットされることを前提に大きなlot数でトレードすることを指します。

例えばLandFXの100％入金ボーナスを活用し、20万円の入金で20万円分のボーナスを受け取ったとしましょう。

この時に口座内にある資金は、入金額の20万円とボーナスの20万円で、合計40万円です。

次に買いポジション・売りポジションをそれぞれ20万円分ずつ、lot数が最大になるように保有します。

この後、保有した通貨ペアは必ず上下のどちらかに値動きするので、最終的に片方は口座残高0になり、もう片方が大きく利益を上げることになるでしょう。

仮に買いポジションで20万円分負けてロスカットされたとすれば、売りポジションでは20万円分勝っているはずです。

ロスカットにより、片方で元本の一部である10万円分を失いますが、もう片方で20万円分の利益を得られたので、損益を計算すると10万円分の利益になります。

このような両建て行為がボーナスを悪用したトレードであり、ほぼリスクなく利益を狙えますが、LandFXを含めて多くのFX業者で禁止されているので注意しましょう。

禁止事項2．接続遅延・レートエラーを利用した取引

LandFXでは接続遅延やレートエラーを利用した取引も禁止されています。

口座開設する際の「約許書　の28.INDEMNIFICATION」部分に次の記載がありました。

Customer also agrees Land Prime Ltd. is entitled to hold or deduct funds if corresponding account is related to any unfair trading or violation of policy. Such trades may include, but not limited to, price discrepancies where the trading systems do not accurately reflect the market rates caused by any internet, connectivity delays, or price feed errors.

引用：約許書　28.INDEMNIFICATION

要約すると「接続の遅延などを利用した不公平なものは、約定を取り消す可能性がある」とのこと。

仮にレートが早く反映される業者Aと、レートの反映が遅いLandFXがあったとしましょう。

業者Aで米ドル/円の価格が110.123円と提示されましたが、LandFXでは110.120円を示しており、その1秒後にLandFXでも反映が追いつき、110.123円になりました。

レートが早く反映される業者を見ることで未来の価格を把握できるので、業者AとLandFXで差が開いた瞬間にエントリーするのです。

この例では、業者Aで110.123円が表示された瞬間にLandFXでロングエントリーすれば、その直後にLandFXでの価格は110.120円になるため、0.003円分の値幅だけ利益を得られます。

以上のように接続遅延・レートエラーを利用したトレードは禁止となっているので、ご注意ください。

禁止事項3．アービトラージ

LandFXではアービトラージを利用した取引が禁止されています。

アービトラージも同様に、口座開設する際の「約許書　の28.INDEMNIFICATION」に次の記載がありました。

The concept of arbitrage, wrong （non-existent） price execution and scalping, or taking advantage of these internet delays, cannot exist in an over-the-counter market where the client is buying and selling directly from the market. Land Prime Ltd. does not permit the practice of arbitrage on the trading systems and may cancel previously executed transactions at its own discretion.

引用：約許書　28.INDEMNIFICATION

要約すると「アービトラージなど実際の市場で起こりえないものは、許可しておらず約定を取り消す可能性がある」とのこと。

なお、約許書にて「Scalping」と記載がありましたので念のためサポートにスキャルピングが可能かと問い合わせたところ、

スキャルピングは禁止しておりませんが、EAを利用して連続的なお取引を行われたり、有効証拠金が充分でない状態でお取引可能なlot数を上回る注文を複数回入れようとする等弊社サーバーに負荷がかかるお取引はお控え頂きます様お願い致します。

引用：LandFXサポート回答メール

と回答をいただけましたので、既に説明した通り、サーバーに負荷がかからなければ問題ないことが確認できました。

LandFXでスキャルピングに向いている口座は2種類

LandFXではスキャルピングが可能であるものの、禁止されている行為もあると解説しました。

それでは実際にLandFXでスキャルピングする場合、どの口座を使えば良いのでしょうか。

LandFXでスキャルピングに向いているのはECN口座とRestartLP Bounus口座ですが、ECN口座の方がよりおすすめです。

詳しく見ていきましょう。

ECN口座

スキャルピングをする場合、LandFXではECN口座が向いています。

その理由は3つあります。

1つ目はスリッページがないことです。

ECN口座はインターバンクに直接注文が届くため、スリッページはありません。

僅かな価格差を扱うスキャルピングにおいて、スリッページがあると、本来プラスであった収益がマイナスになる可能性もあります。

狙ったタイミングで注文ができるためECN口座はスキャルピングに向いています。

2つ目はリクオートがないためです。

リクオートとは、投資家の注文が約定できず、新しい価格での約定を提示される状態を指します。

ECN口座ではインターバンクの金融機関と投資家が直接取引する方式をとっており、FX業者が注文の仲介をしないため、注文を拒否されることがありません。

そのため「FX業者の都合で注文を拒否されて利益獲得のチャンスを逃した」といったことにはなりません。

3つ目は、ECN口座のスプレッドがRestartLP Bounus口座より狭いためです。

スプレッドが狭いことで、少しの値動きでもスキャルピングの対象にできます。

ただし、LandFXのECN口座は最低取引単位が0.1Lot（1万通貨）からなので、資金に余裕のある方におすすめしたい口座です。

Restart LP Bonus口座

Restart LP Bonus口座はボーナスが付く上に、最低入金額もLive口座よりも低いため、資金に余裕のない方にもスキャルピングに活用できます。

一人につき一口座限定の追加口座のため、他の用途で利用しないように、あらかじめ「Restart LP Bonus口座はスキャルピング用の口座である」と決めておくと良いでしょう。

複数の用途を一つの口座で使うと誤って、スキャルピングでないポジションを決済してしまうことになるかもしれません。

とはいえ、ボーナス面以外ではECN口座のメリットが多いため、スキャルピングをする場合はECN口座を検討してみてください。

LAND-FXのスプレッド一覧はこちらの記事でまとめています。

あわせて読みたい

LandFX(ランドエフエックス)のスプレッドは狭い？銘柄・口座タイプごとに徹底比較

LandFX(ランドエフエックス)のスプレッドがどれほど狭いか気になっていませんか？ スプレッドが狭い業者の方がトレードを有利に運べるので、狭いFX業者へ乗り換えたいで[…]

LandFXでスキャルピングする際の注意点

ECN口座やRestart LP Bonus口座でスキャルピングをする際の3つの注意点を記載します。

それぞれ詳しく解説します。

注意点1.レバレッジが低い

ECN口座でスキャルピングをする場合は、レバレッジが低い点に注意しましょう。

ECN口座自体の最大レバレッジは200倍であり、Live口座やRestart LP Bonus口座と比べて低めです。

また口座残高が10万ドル以上ある場合、レバレッジは100倍になってしまいます。

Live口座、Restart LP Bonus口座の場合も最大500倍のレバレッジを使えますが、こちらも口座残高で変動するのは一緒です。

加えてLive口座・Restart LP Bonus口座では、保有lot数が50lotを超えるとレバレッジも低下します。

一度に大きな通貨量のトレードをする際は、レバレッジが変わるので注意しましょう。

あわせて読みたい

LANDFXのレバレッジルールを徹底解説！制限はある？

LandFXでは最大レバレッジ500倍で取引することが可能です。 海外FX業者の中では平均的なレバレッジですが、海外FX業界でもトップクラスに狭いスプレッドで取引で[…]

注意点2.最低入金額が20万円

ECN口座の場合、最低入金額が20万円からとなっています。

スキャルピングの場合、コツコツと少額でトレードしたいと思っている方も多いかもしれませんが、入金額が少し高めである点に注意しましょう。

一方でRestart LP Bonus口座であれば、1万円からの入金で始められます。

ボーナスも付与されるため、少額で始めたい方はRestart LP Bonus口座が向いています。

注意点3.ストップレベルを確認する

扱う通貨によってストップレベルが違うので確認しましょう。

スキャルピングにおいては狭い値幅を扱うことが多いため、ストップレベルの狭い方が有利です。

下記の通り、LandFXの主要通貨のストップレベルをまとめましたので、スキャルピングの通貨選びの参考にしてください。

ECN口座を比較！スキャルピングに向いているFX業者は？

LandFXもスキャルピングが可能ですが、他にもスキャルピングに適しているFX業者は存在します。

ここではスキャルピングに向いているFX業者を、LandFXのECN口座と比較します。

比較対象は同じECN口座をもつAXIORY、Tradeviewの2社です。

まずはスプレッドを比較します。

どの口座もECN口座であるためスプレッドの狭さが売りです。

実際に2021年12月6日に比較したところ、

でした。

小刻みに値は変わっていたため、1や2は誤差の範疇と考えて良いでしょう。

スプレッドに関しては時間帯によっても変動しますが、大きく動きがある時間帯でなければ各業者に差はありません。

次に手数料を比較します。

となっており、Tradeviewが最も低コストです。

細かく刻んで注文する回数が多くなればなるほど、この手数料の差が大きくなります。

次はストップレベルを比べました。

米ドル/円で比較したところTradeview・Axioryともにストップレベルは0で、LandFXは12ですので、ストップレベルにおいてはTradeview・Axioryや有利でしょう。

最後にレバレッジを比較すると、

です。

ここでもLandFXはAxioryやTradeviewと比べて、レバレッジは低い値になってしまいました。

したがってECN口座での比較結果からは、スキャルピングをするならLandFXよりもAxioryやTradeviewの方が適していると判断できます。

よくある質問

LandFXを利用する上でよくある質問を取り上げました。

他にも不明な点がある方は、事前にLandFXに確認してから口座開設しましょう。

Q1.日本語サポートはありますか？

日本語サポートはあります。

実際にスキャルピングについて問い合わせフォームから問い合わせたところ、その日のうちに日本語で返事が来ましたので、非常に丁寧なサポートが期待できるでしょう。

送り主の名称は「日本サポートチーム」となっており、実際に返事をしているのが日本人かどうかはわかりませんでした。

しかしながら自然な日本語の文章であったため、サポートチームに日本人を採用しているのではないかと想像します。

サポートはこちらのページから問い合わせ可能です。

Q2.ポジションを残した状態で出金できますか？

LandFXではポジション保有中でも出金できます。

ですが、出金後に証拠金維持率がロスカットラインを割ってしまうと危険なので、出金後の維持率も計算して出金申請を出しましょう。

Q3.デモ口座は利用可能ですか？

デモ口座は利用可能です。

利用手続きも簡単で、口座を作る必要はありません。

オンラインの申請フォームを記入するだけで即座に利用可能であり、レバレッジや口座タイプも自由に選べるため、本番さながらのシミュレーションができます。

Q4.入出金手段には何がありますか？

入金にはBANKWIRE、クレジットカード（VISA）、STICKPAY、NETELLER、Skrill、FasaPay、UnionPayを利用できます。

出金に利用できるのはBANKWIRE、クレジットカード（VISA、マスターカード）、STICKPAY、Skrillです。

Q5.入出金に手数料はかかりますか？

入金時の手数料は無料です。

出金時に手数料がかかりますが、クレジットカードのみ手数料無料で行えます。

手数料は出金方法によって変わるので注意しましょう。

Q6. LandFXの取引時間は？

月曜日の7時5分〜土曜日の6時59分に取引が可能です。

メンテナンスが毎日7時〜7時5分にあります。

サマータイムの場合は、それぞれ1時間早くなります。

サポートの対応時間は平日10時〜18時です。

まとめ

LandFXでスキャルピングを行う上で、選択すべき口座や注意事項を見てきました。

大きくまとめると次の様になります。

LandFXは多様な入金方法を使いたい場合や、丁寧な日本語サポートが欲しい方におすすめします。

同じECN口座を比べた場合、AXIORY・Tradeviewともにスペックが上回っているので、スキャルピングではこちらの2社を利用すると良いでしょう。

LAND-FXについてより詳しくはこちらの記事をご参照ください。

あわせて読みたい

LandFX(ランドエフエックス)の評判・口コミを裏も表も解説！結論どんな取引に最適？

2013年に設立しニュージーランドに本社を置く海外FXブローカーのLandFX(ランドエフエックス)。 複数ある海外FX業者の中で、どこで取引をするのが良いのか？[…]