Exness(エクスネス)では、MT4またはMT5を使って取引を行います。
MT4やMT5は世界的に利用されている優れた取引ツールですが、使い慣れていない方の場合は、それぞれの特徴やダウンロード方法などで戸惑うことも多いでしょう。
そこでこの記事では、ExnessのMT4について以下のような内容を詳しく解説していきます。
- MT4とMT5の違い
- ExnessのMT4のダウンロード~ログイン方法
- ExnessのMT4の使用方法
- ExnessのMT4がダウンロードできない、ログインできない場合の対処法
ExnessのMT4のダウンロードやインストール、そして口座へのログイン方法などは、実際のスクリーンショットも交えながら分かりやすくまとめています。
また、MT4がダウンロードできない場合や、動かなくなった場合などのトラブルシューティングについても解説しているので、ExnessのMT4で取引する場合は、ぜひ参考にしてみてください。
(Exness公式サイト)
関連:exness(エクスネス)の評判・評価を検証。知られざる最悪の口コミとは?
Exness(エクスネス)のMT4とは?MT5との違い
まず最初は、Exness(エクスネス)のMT4とMT5の違いを確認しましょう。
MT4 (MetaTrader4) | MT5 (MetaTrader5) | |
---|---|---|
対応通貨ペア | 全銘柄 | 全銘柄 |
最大レバレッジ | 無制限 | 無制限 |
リリース年 | 2005年 | 2011年 |
動作速度 | 普通 | 軽快 |
デフォルトのインジケーター | 30種類 | 38種類 |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
モバイルアプリ | あり | あり |
アップデート頻度 | ほとんど無い | 定期的にあり |
リリースされた年ではMT4の方が早く、その後継としてリリースされたのがMT5となっています。いずれも無料で利用できる取引ツールですね。
機能を改善された後継版であるMT5の方が、動作速度や基本性能の面で上回っており、「これからトレードを始める」という方の場合はMT5を選択する方が良いでしょう。
また、MetaTraderシリーズは初期状態でも十分に高機能ですが、もう一つの特徴に拡張性の高さがあります。
MT4では「MQL4」、MT5では「MQL5」というプログラミング言語が使用して、カスタムインジケーターやEA(自動売買プログラム)を制作できます。
こうした拡張性の面で、MT4とMT5には大きな違いがあります。
MT4 | MT5 | |
---|---|---|
プログラム言語 | MQL4 | MQL5 |
カスタムインジケーター | 非常に多い | 多い |
EA | 非常に多い | 多い |
MT4の方がリリースされて以降比較的早く浸透したのに対し、MT5は普及するのに比較的時間がかかりました。
そのため、カスタムインジケーターやEAの数は、MT4の方が多くなっています。
ExnessでMT4がオススメの方
ExnessでMT4の使用がオススメなのは、以下のような方です。
- EAによる自動売買を行っている
- 使いたいカスタムインジケーターがMT4用しかない
- 海外FX歴が長く、MT4を愛用している
MT4の最大の長所は、EAやカスタムインジケーターの豊富さです。
EAによるシステムトレードを行う方や、MT4用のカスタムインジケーターを愛用している方の場合はMT4がオススメだといえるでしょう。
「豊富にあるカスタムインジケーター・EAの中から自分に合ったものを使いたい…」といった方は、MT4を利用すると良いでしょう。
ExnessでMT5がオススメの方
ExnessでMT5の使用がオススメなのは、以下のような方です。
- 裁量トレードを主に行っている
- MT4とMT5のどちらが良いか迷っている
- 機能やサービスが充実した取引ツールを使いたい
海外FXで使われる取引ツールの主流は、MT5に移行してきているといって良いでしょう。
そのため、これからExnessなどの海外FXを利用しようという方や、裁量トレードをメインで行う方にとっては、動作が軽くアップデート頻度も多いMT5の方がオススメです。
MT5のデメリットは、世の中にあるEAやカスタムインジケーターがMT4に比べて少ないことですが、MT4からMT5への世代交代が進む過程で、その構図もやがてくつがえる可能性は高いです。
その面では、システムトレーダーであっても、ご自身の取引環境を考慮した上でMT5を選択して良いのではないでしょうか。
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【PC】ExnessのMT4のダウンロード~ログイン方法
ここからは、ExnessからMT4をダウンロードし、取引口座へログインする手順を、実際の画像も交えながら順番に解説していきます。
PCでのExnessのMT4のダウンロード~ログインは、以下のような順序で行います。
なお、「MT4のログアウト方法」についても紹介しているので、参考にしてください。
では、PC版のExnessのMT4のダウンロード~ログイン方法について解説していきます。
①Exness公式サイトにアクセス
まず最初は、Exness公式サイトを開きましょう。
②「プラットフォーム」「MT4」の順に選択
公式サイトの上部メニュー(ウィンドウ幅を狭くしている場合は、左上の「三」のようなマークからメニューを表示させる)から、「プラットフォーム」→「MT4」の順に選択します。
③「MetaTrader 4をダウンロード」を選択
MT4のページが開くので、画面内の「MetaTrader4をダウンロード」を選択します。
保存先を選択する画面が開くので、「exness4setup.exe」ファイルを分かりやすい場所を選んで保存しましょう。
④ファイルを開き「はい」「次へ」の順に選択
ダウンロードしたファイルを開くと、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」のように聞かれるので、「はい」を選択します。
続いてセットアップ画面が開くので、「次へ」を選択してください。
⑤インストール完了後「完了」を選択
インストールが完了すると、以下のような画面が表示されるので、「完了」を選択してウィンドウを閉じましょう。
なお、この画面は何もしなくても自動的に閉じます。
また、その後でMQL5のコミュニティーページが開きますが、こちらも閉じてしまっても構いません。
⑥MT4を起動し「ファイル」「取引口座にログイン」の順に選択
インストールしたExnessのMT4を起動すると、ログインする取引サーバーの一覧画面が自動的に開きます。
ここからでも取引口座へログインすることは可能ですが、今回はメニューから開いていく手順を確認しましょう。
MT4の上部にあるメニューから「ファイル」を選択し、その中にある「取引口座にログイン」を選択します。
⑦ログインID・パスワード・サーバーの入力
ログインウィンドウが開いたら、ログインIDとパスワードを入力し、サーバーをプルダウンメニューから選択し、「ログイン」を選択します。
ログインが成功すると、画面右下には右下では接続状況が表示され、ターミナルの取引画面を開くと口座残高が表示されています。
ログインに失敗すると、右下の接続状況に「回線不通!」や「無効な口座」などと表示されます。
ログイン失敗の理由の大半はログイン情報の誤りなので、もう一度ログイン情報をお確かめの上、ログインを試みてください。
PC版MT4のログアウト方法
PC版MT4では、取引口座からログアウトするという項目はありません。
とはいえ、アカウントの不正利用を疑われないために、MT4を他人と共有することは避けるべきです。
したがって、自分のMT4は基本的に自分しか使わないため、あえてログアウトしなくても大丈夫でしょう。
しかし、もしログアウトしなければいけない事情がある場合は、例えばデモ口座を作成しておいてそのアカウントに切り替えた上で、ナビゲーターから以下のようにログアウトしたい取引口座をMT4上から削除しておけば、人に見られる可能性は極めて低くなります。
この操作を行なっても取引口座が解約されるわけではないので、再びログインすれば取引を行えます。
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【PC】ExnessのMT4の使用方法
ここからは、ExnessのPC版MT4の基本的な使用方法を確認したいと思います。
以下のような内容を見ていきましょう。
では、ExnessのPC版MT4の基本的な使用方法について確認していきましょう。
なお、海外FXのMT4の使い方について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連:海外FXの取引ツールMT4とは?おすすめの対応業者も紹介
PC版MT4の基本的な使い方
PC版MT4は、チャート分析から注文・決済まで全てをこなせる万能トレードプラットフォームです。
PC版MT4の基本的な使い方の一例を挙げると、以下のようなものがありますね。
- 取引口座にログイン/切り替え
- 取引銘柄のチャート画面を表示/閉じる
- 複数のチャート画面を表示させ整列
- チャートのプロファイル機能(仮想デスクトップのようにウィンドウを切り替えてチャートを表示)
- インジケーターやオシレーターの表示
- オブジェクトの表示
- 注文や決済などのポジション管理
- チャートの表示方法(ローソク足やバーチャートなど)の変更・色の変更
- 時間足の切り替え
- チャートのサイズ変更
- チャートの自動スクロール・右側シフトの有無の変更
- EAの稼働
他にも様々な機能や使い方はありますが、こうした操作はWindowsの一般的なアプリケーションと同様に、基本的にMT4上部メニューから行えます。
また、よく使う機能は「ツールバー」にアイコンを表示させておくことも可能です。
さらに、ツールバーに登録しておくメニューは、自分でカスタマイズできますよ。
こうした点を踏まえて、基本的な使い方を見ていきましょう。
PC版MT4の注文方法
MT4では、以下の方法で注文・決済を行えます。
注文種別 | 注文の方法 |
---|---|
成行注文 | 現在の価格で売り/買いする注文方法 |
指値買い(Buy Limit) | 現在の価格より低い指定の価格で買う注文方法 |
指値売り(Sell Limit) | 現在の価格より高い指定の価格で売る注文方法 |
逆指値買い(Buy Stop) | 現在の価格より高い指定の価格で買う注文方法 |
逆指値売り(Sell Stop) | 現在の価格より低い指定の価格で売る注文方法 |
成行注文をしたい場合は、注文する銘柄のチャートを選択した上で、上部にあるツールバーの中の「新規注文」から注文画面を開き、数量を指定して売買を選択しましょう。
この時に、決済指値(T/P)や損切りの逆指値注文(S/L)を同時に入れることもできます。
指値注文や逆指値注文を行うには、チャート上で注文を入れたい価格付近で右クリックをし、「注文発注」の中の指値注文または逆指値注文を選択すると良いでしょう。
MT4では、指値/逆指値注文を入れたラインを、チャート上でドラッグして動かせるので便利ですね。
ワンクリック注文・ワンクリック決済
MT4では「ワンクリック注文」や「ワンクリック決済」と呼ばれる、ワンクリックで手軽に成行注文や決済を行える機能があります。
ワンクリック注文を設定するには、以下2つの方法があります。
- チャート左上のシンボル名の横にある「▼」ボタンを選択
- チャート上で右クリックし、メニューの中から「ワンクリックトレード」を選択
ワンクリック注文を設定すると、以下のようにチャートの左上にワンクリック注文のボタンが表示されるので、ロット数を指定してすぐに成行注文を行えます。
なお、初めてワンクリック注文を設定する場合は、免責事項への同意が必要になるので注意しましょう。
ワンクリック決済を行うには、「表示」→「ターミナル」からターミナルを表示させ、「取引」タブを開きます。
そこに保有中のポジションが一覧で表示されているので、その中から決済する注文の「損益」の横にある「×」ボタンを選択しましょう。
ポジションの損益部分をダブルクリックすると注文画面が開くので、そこから数量を指定して決済(分割決済)することも可能です。
チャートの操作方法
MT4では、例えばチャートの種類・色なども自由に変更できます。
日本ではローソク足によるチャート表示が一般的ですが、MT4では以下3種類に対応しています。
- ローソク足
- バーチャート
- ラインチャート
変更したい場合は、表示を変更したいチャートを選択した状態で、ツールバーのチャート表示方法もしくは、MT4上部のメニューから「チャート」を選択しチャートの表示方法を選択してください。
また、チャートの色を変更するには、表示を変更したいチャートを選択して右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。「色の設定」タブを開くと以下のような画面が表示されますので、色を変更した上で「OK」を選択しましょう。
気配値の操作方法
MT4で気配値を表示させるには、上部メニューの「表示」→「気配値表示」を選択するか、ツールバーの中の気配値表示のアイコンを選択してください。
以下のように気配値が表示されるので、チャートを表示させたいシンボルを右クリックし、「チャート表示」を選択するとチャートウィンドウが開きます。
また、気配値表示の一覧にない銘柄を追加させたい場合は、上部メニューの「表示」→「通貨ペアリスト」を選択し、通貨ペアリストウィンドウを表示しましょう。
通貨ペアリストでは取引可能な銘柄がフォルダごとに格納されているので、その中からシンボルを選択して「表示」を選択することで、気配値表示の一覧に追加できます。
ターミナルウィンドウの操作方法
MT4の「ターミナル」では、取引中のポジションや取引履歴などを確認できます。
ターミナルを表示するには、上部メニューの「表示」から「ターミナル」を選択するか、ツールバーのターミナルのアイコンを選択しましょう。
時間足の変更方法
MT4では、以下9種類の時間足を使用可能です。
- M1…1分足
- M5…5分足
- M15…15分足
- M30…30分足
- H1…1時間足
- H4…4時間足
- D1…日足
- W1…週足
- MN…月足
時間足を変更するには、変更したいチャートを選択し、ツールバーの時間足をクリックするか、チャートを右クリックして「時間足設定」から時間足を選択してください。
ズームイン・ズームアウト
MT4では、チャートのズームイン・ズームアウトも可能です。
チャートのズームイン・ズームアウトするには、行いたいチャートを選択し、ツールバーの「+」「ー」の虫眼鏡のアイコンをクリックするか、右クリックのメニューから「ズームイン」「ズームアウト」を選択しましょう。
または、チャートの横軸(時間部分)をドラッグしても行えますよ。
自動スクロール・余白設定の変更
MT4には、時間が進んでローソク足が増えるごとに自動的にチャートをスクロールする機能と、チャートの右側に余白を設定(右端のシフト)する機能もあります。
行うには、適用したいチャートを選択した上で、ツールバーの「自動スクロール」「右端シフト」のアイコンを選択するか、右クリックをして「プロパティ」を表示し、「全般」タブを開いて「チャートの右端移動」「チャートの自動スクロール」の項目にチェックを入れ「OK」を選択します。
インジケーターの表示方法
チャートにインジケーターを設定するには、設定したいチャートを選択した上で、上部メニューの「挿入」から「インジケーター」を選択し、追加したいインジケーターを選択してください。
別の方法としては、「ナビゲーター」を開いてその中の「インジケーター」から使いたいインジケーターを選択し、設定したいチャートまでドラッグ&ドロップする方法もあります。
どちらの方法を行っても、それぞれのインジケーターの設定画面がまず開きますので、必要な設定を行い「OK」を選択すると、チャートへ追加されますよ。
MT4では複数のインジケーターを1つのチャートに同時に表示させることができますので、取引しやすい設定にしてみてくださいね。
オシレーターの表示方法
MT4でオシレーターをチャートへ設定するには、基本的にはインジケーターと同様の方法で行います。
ただし、インジケーターはチャート上に表示されましたが、オシレーターの場合は、チャートの下のオシレーターウィンドウに追加表示される形になるので注意しましょう。
豆知識的な使い方として、ナビゲーターの「オシレーター」から、複数のオシレーターをドラッグ&ドロップで追加していく場合、以下のように同じウィンドウ内に表示させるか、ウィンドウを分けるかを選べます。
▼チャート上にドラッグ&ドロップで、オシレーターを分けて表示可能
(MACDとストキャスティクスを表示)
▼すでに設定しているオシレーター上にドラッグ&ドロップすると、オシレーターを重ねて表示可能
(MACDとストキャスティクスを表示)
オシレーターの場合はこうした表示方法もできるので、使い分けてみても良いでしょう。
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【スマホ】ExnessのMT4のダウンロード~ログイン方法
ここからは、スマホやタブレットなどのモバイル端末に、ExnessのMT4をダウンロードし取引口座へログインする方法を確認していきたいと思います。
スマホでのExnessのMT4のダウンロード~ログインは、以下のような順序で行います。
なお、「MT4のログアウト方法」についても紹介しているので、参考にしてください。
では、スマホ版のExnessのMT4のダウンロード~ログイン方法について解説していきます。
①アプリストアからMT4アプリをダウンロード
MT4は以下のOSに対応しているので、ダウンロード前に確認しましょう。
- iOS 11.0以上
- Android 5.0以上
MT4アプリをダウンロードするには、Exness公式サイトの「プラットフォーム」→「MetaTraderモバイル版」から各OSのアプリストアへ移動することもできます。
今回はシンプルに、アプリストアを開いて「MT4」と検索し、MT4アプリをダウンロードとインストールする方法を見てみましょう。
端末へのMT4のインストール方法は、一般的なアプリと同じです。「インストール」ボタンをタップすれば問題ありません。
②MT4アプリを起動し「メニュー」「開始する」の順にタップ
MT4アプリを起動すると、左上部に「三」のようなマークがあるので、それをタップしメニューを開きます。
開いたメニューの上部に「既存アカウントにログインまたはデモアカウントを開設」と表示されるので、「開始する」をタップしましょう。
③「既存のアカウントにログイン」をタップ
「口座」の画面が開くので、右上の「+」をタップします。
「新しい口座」の画面へ移ったら、「既存のアカウントにログイン」をタップしてください。
④サーバーを選択
次は「取引口座にログイン」の画面です。
検索ボックスに「exness」と入力すると、Exnessの取引サーバーが候補に挙がるので、その中から取引口座の開設時に通知された自分の取引サーバー名を選択します。
⑤ログインID・パスワードの入力
サーバーを選択すると、自動的にログイン画面へ移ります。
ログインIDとパスワードを入力し、画面下部にある「ログイン」をタップしましょう。
ログインが成功すると、以下のように取引口座情報が表示されます。
ログインに失敗すると「認証失敗」のようなメッセージが表示されるので、サーバー名やログインID・パスワードに間違いがないか確認してください。
スマホ版MT4のログアウト方法
スマホ版MT4には、口座からログアウトする専用の機能はありません。
どうしても人に知られたくない場合は、「口座」画面右にあるメニューから、取引口座を削除すると良いでしょう。
なお、ここで口座を削除しても、MT4アプリから一時的に消えるだけで、口座そのものが消滅するわけではありません。
ログインしなおせば再び取引口座にアクセスできるので安心してください。
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【スマホ】ExnessのMT4の使用方法
ここからは、以下のような項目からスマホ版MT4の基本的な使用方法を解説したいと思います。
では、スマホ版MT4の基本的な使用方法について確認していきましょう。
スマホ版MT4の基本的な使い方
スマホ版のMT4では、カスタムインジケーターやEAは使用できないなど、PC版MT4に比べると少し機能が制限されているので注意してください。
とはいえ、チャート分析から注文・決済まで全てをこなせるモバイル用のトレードプラットフォームとして、非常に高い性能を持っているといえるでしょう。
スマホ版のMT4の基本的な使い方の一例を挙げると、以下のようなものがありますね。
- 取引口座にログイン/切り替え
- 取引銘柄のチャート画面を表示/閉じる
- インジケーター・オシレーターの表示
- オブジェクトの表示
- 注文や決済などのポジション管理
- チャートの表示方法(ローソク足やバーチャートなど)の変更・色の変更
- 時間足の切り替え
- チャートサイズを変更
- チャートの右側シフトの有無の変更
こうした基本的な機能を踏まえた上で、スマホ版MT4の各操作方法を見ていきましょう。
スマホ版MT4の注文方法
スマホ版MT4で使える注文方法も、PC版MT4と同様に以下の5つです。
- 成行注文
- 買指値
- 売指値
- 買逆指値
- 売逆指値
新規注文を行うには、取引したい銘柄のチャートを開いた上で、上部メニューの右にある「+」のアイコンをタップしてください。
以下のような注文画面に切り替わるので、注文種別、ロット数などを選択して注文を行いましょう。
発注と同時に決済指値(T/P)や損切りの逆指値(S/L)を行うことも可能です。
保有しているポジションを決済する場合は、画面下部の「トレード」タブを開きます。
決済したいポジションを長押しするとメニューが出てくるので、「クローズオーダー」をタップしましょう。
決済画面に移るので、保有中のポジションの全額、もしくは決済するロット数を指定して決済してください。
チャートの操作方法(種類・色の変え方)
スマホ版MT4でも、ローソク足などの線種や、チャートの色を変更可能です。
線種(バーチャート、ローソク足、ラインチャート)を変更するには、画面左上の「三」のようなマークをタップし、以下の「設定」画面を開きましょう。
設定画面の中に「チャート」→「線種」がありますので、それをタップすると線種を選択できます。
続いて、チャートの色を変えるには、同じく「設定」画面の中程にある「カラースキーム設定」の項目を開いてください。
カラースキーム設定では、以下のように色合いを細かく変更できます。
設定を終えたら、画面右上の「完了」をタップしましょう。
気配値の操作方法
スマホ版MT4の気配値を操作するには、画面下の矢印が重なっているボタンをタップします。
「気配値」の画面が開きますので、取引したい銘柄を気配値の一覧に追加するには、画面右上の「+」マークをタップしましょう。
「シンボルを追加」の画面が開いたら、フォルダを開いて追加したい銘柄のシンボルをタップするか、銘柄のシンボルを入力して検索して追加してください。
チャート画面で銘柄を切り替えるには、チャート画面右上にある「$」マークをタップすると、気配値に登録してある銘柄が表示されるので、そこから選ぶのが簡単でしょう。
時間足の変更方法
スマホ版MT4で時間足を変更するには、チャート上をタップし、以下のような円形のメニューを表示させます。
この中の「M1〜MN」までの時間足をタップすることで、チャートの時間足を変更できますよ。
インジケーターの表示方法
スマホ版MT4でチャート上にインジケータを表示させるには、画面上部の「f」のようなマークをタップします。
インジケーターの追加画面に移るので、メインチャートの横の「f+」のマークをタップしましょう。
すると、以下のように使用できるインジケーターの一覧が表示されるので、使いたいインジケーターをタップしてください。
パラメーターの設定画面が開くので、各種設定を行い、最後に「完了」をタップするとチャート上にインジケーターが追加されます。
オシレーターの表示方法
オシレーターの表示も、インジケーターと同様の手順で行います。
オシレーターは、チャート(メインチャート画面)の下の「インディケータウィンドウ」に表示されます。
なお、複数のオシレーターを表示する場合、オシレーターごとにインディケータウィンドウを分けるか、それとも一つのインディケーターウィンドウにまとめて表示するかを選択できますよ。
オシレーターごとにインディケータウィンドウを分ける場合、インジケーターと同様の手順でオシレーターを表示させた後で、別のオシレーターを追加する際に「メインチャート」横の「f+」をタップし追加していきます。
すると、以下のように別々の表示になるので確認してください。
複数のオシレーターを一つのインディケータウィンドウにまとめて表示するには、別のオシレーターを追加する際にすでにある「インディケータウィンドウ1」横の「f+」をタップし追加していきます。
すると、以下のように同じウィンドウ内に表示されるので確認しましょう。
自動スクロール・隠れアイコンの使用方法
続いて、スマホ版MT4の自動スクロール機能と、隠れアイコン(チャートの右端シフト)機能について解説します。
スマホ版MT4には、自動スクロール機能はありません。チャートのスクロールは、スワイプ操作で簡単にできるので、なくても特に不便はないかもしれませんね。
スマホ版MT4で右端シフトをするには、チャート上を長押しします。
すると以下のような縦破線がチャート上に表示されるので確認しましょう
この縦破線をスライドさせて、お好みの位置で画面をタップすると、その位置で右端シフトを固定できます。
ExnessのMT4にダウンロードできない・ログインできない原因
ここからは、MT4からExnessの取引口座にログインできない原因や、MT4で取引できない場合の対処方法を解説していきます。
では、ExnessのMT4にダウンロード・ログインできない原因について確認していきましょう。
Exnessにログインしていない
MT4で取引ができない場合に最初に疑うべきことは、Exnessの取引口座にちゃんとログインできているか、ということです。
もしログインできていない場合は、MT4の画面右下に以下のような「回線不通!」や「無効な口座」などと表示されます。
ログインに失敗している場合は、「ログインID(口座番号)」「パスワード」「サーバー」の3つの情報を確かめた上でもう一度ログインしてみましょう。
特に、サーバー名は手入力するのではなく、登録済のサーバーから選択する必要があるのでご注意ください。
Exnessのサーバーが不安定
ExnessのMT4にログインできない、または取引できなくなっていることの原因として、Exnessのサーバーが不安定になっている可能性があります。
こうした場合は、Exness公式サイトやメールなどで、サーバー不具合のアナウンスがあるため、まずは情報を確認した上で対処すると良いでしょう。
ただし、Exnessくらいの安定した海外FX業者では、サーバートラブルによる取引障害などは基本的には滅多に起こらないと考えて問題ありません。
ネット回線が不安定
ExnessのMT4が使えない場合、ユーザー側のネット接続が不安定になっている可能性もあるため、MT4を使用している端末のネット接続状況も確認すると良いでしょう。
wifiの接続が途切れているといった単純なミスが原因になっている場合もあるので、チェックしてみてください。
土日祝日・元旦・クリスマス
FXなどは24時間取引できることが一つのメリットですが、市場が休んでいるためにそもそも取引されていない時間帯もあります。
- 土日
- 元日
- クリスマス
土日は市場のいわば「定休日」ですね。
また、元日とクリスマスなどの世界的な祝日でも市場は休みになるのでチャートは止まってしまいます。
その他、例えばExnessの株取引は米国株がメインなので、米国の祝日もそうした銘柄は取引できません。
表示しているシンボルが異なる
MT4で取引できないよくある原因に、口座タイプにあったシンボルを表示していない、ということがあります。
Exnessには複数の口座タイプがありますが、同じ銘柄でも以下のようにシンボルは異なります。
- スタンダードセント口座→USDJPYc
- スタンダード口座→USDJPYm
- ゼロ口座→USDJPYz
- ロースプレッド口座→USDJPY
- プロ口座→USDJPY
シンボルの末尾についている「c」や「m」は「サフィックス」と呼ばれ、口座タイプごとのシンボルを区別しています。
MT4でチャートがうまく表示できない場合は、適切なシンボルを表示しているかも確認してみてください。
ExnessのMT4のバージョンが古い
久しぶりにExnessのMT4を使って取引する場合は、MT4のバージョンが古くなっているためにログインや取引ができないことがあります。
より新しいバージョンがある場合、基本的にはMT4が自動的にアップデートを取得してユーザーに確認してくるため、素直に最新版に更新すると良いでしょう。
MT4が重い
MT4は、それほどPCやスマホに高い負荷をかけるアプリではありませんが、動作環境によっては重くて使いにくい場合があります。
PCをより性能の良いものに替えるのも一つの対処法ですが、別のやり方としてはMT5に切り替える方法もあるでしょう。
MT5の方が動作は軽快なので、安定して使えるようになる場合があります。
インジケーターの数が多い
チャート上に表示させているインジケーターやオシレーターの数、または表示するチャートの数が多いと、MT4が重くなってしまう場合があります。
そうした場合は、表示させるインジケーターの数を絞るか、自分のトレード環境に合ったスペックのPCに買い換えることをおすすめします。
よくある質問
最後に、ExnessのMT4の使い方に関するよくある質問についてまとめました。
では、ExnessのMT4の使い方に関するQ&Aについて確認していきましょう。
どちらを選んでも取引条件は同じなので、基本的にどちらを選んでも問題はありません。
しかし、取引ツールの性能の面では、後継版のMT5の方が優れているといわれています。
そのため、多くのトレーダーにとって使いやすいのはMT5だと思いますが、システムトレーダーにとってはEAが豊富なMT4を選択した方が良いでしょう。
なお、海外FXのMT5について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
- PC版MT4→Exnessの公式サイトからダウンロード
- モバイル版MT4→各アプリストアで「mt4」と検索してダウンロード
インストールは通常のアプリケーションのインストールと同様に、画面の指示に従って進めていきます。
スマホ版MT4でもExnessの取引サーバーを選択し、ログインIDとパスワードを入力してログインします。
ダウンロードできない原因
- OSのバージョンが対応していない
- ブラウザのセキュリティ設定やウイルス対策ソフトにブロックされている
- 保存先の空き容量が足りない
こうした原因は、PC版MT4/スマホ版MT4ともに考えられますので、思い当たる項目がないかお確かめください。
チャートが動かない原因
- MT4からExnessの取引口座へ正しくログインできていない
- 土日・元日・クリスマスなどのため市場が休み
- 銘柄の取引停止時間に取引しようとしている
- 取引銘柄のシンボルが口座タイプに合っていない
- MT4を入れている端末のネット接続が切れている
- MT4のバージョンが古い
- インジケーターの入れすぎなどにより、MT4が重くなっている
元日やクリスマスは市場での取引がないため、土日ではなくてもチャートは止まります。
銘柄によっては1日の中にも取引停止時間があるので注意してください。
なぜかというと、MT4とMT5には互換性がないからです。
もしExnessでMT5用のスタンダード口座を開設した場合、ログインするサーバーもMT5用になるためMT4で取引することはできません。
MT4を使いたい場合は、MT4用の取引口座を開設する必要があるので注意しましょう。
ただし、Exnessの公式サイトからMT4を複数ダウンロードする場合、同一名のアプリケーションは保存できないので、ファイル名を変更してダウンロードするなどの工夫が必要になります。
一つの方法として、PC版MT4でチャートにインジケーターを追加するには、設定したいチャートを選択した上で、上部メニューの「挿入」から「インジケーター」を選択し、追加したいインジケーターを選択します。
選択するとパラメーターの設定ウィンドウが開くので、必要な設定を行い「OK」を選択しましょう。
デモ口座で練習取引をしたい場合は、Exness会員ページにログインして、「新規口座の開設」から「デモ口座」を選択しましょう。
口座タイプ | 口座タイプの概要 |
---|---|
スタンダード口座 | Exnessの一般向け口座タイプ |
スタンダードセント口座 | 取引規模がスタンダード口座の1/100の小額取引向け口座タイプ |
ゼロ口座 | 1日の90%の時間で0pipsのスプレッド 1ロットあたり片道0.2ドル以上の取引手数料が必要 |
ロースプレッド口座 | 最小0pipsのスプレッド 1ロットあたり片道最大3.5ドルの取引手数料が必要 |
プロ口座 | 最小0.1pipsのスプレッドのみで、取引手数料が不要の口座タイプ |
初心者の方には、Exnessのスタンダード口座がおすすめです。
なお、「ゼロスプレッド口座」「ロースプレッド口座」「プロ口座」は、上級者向けの口座タイプとなっており、低スプレッドで取引可能となっています。
ただし、初回最低入金額が1,000ドル以上となっているので注意しましょう。
ただし、ユーザー側に利用規約やルール違反があった場合、出金拒否・口座凍結される危険性があるので注意しましょう。
この表示時間は1年通して一定であり、サマータイムの影響を受けません。
日本時間に直すには、MT4の表示時間に「+9時間」してください。
まとめ
今回はExnessのMT4について詳しく解説してきました。
本記事でお伝えした内容をまとめると、以下のようになります。
- MT4とMT5の違い
- PC版MT4のダウンロード〜ログイン方法
- PC版MT4の基本的な使い方
- スマホ版MT4のダウンロード〜ログイン方法
- スマホ版MT4の基本的な使い方
- MT4をダウンロードできない、またはログインや取引ができない場合の対処方法
初心者の方で、MT4での注文・決済や使い方に不安がある場合は、Exnessのデモ口座を開設して練習してみると良いでしょう。
MT4の使い方や機能は非常に多く、限られた紙面では紹介しきれないほどです。
世界のプロトレーダーも使用しているMT4を使って、ぜひExnessでの取引にチャレンジしてみてくださいね。
(Exness公式サイト)