Exness(エクスネス)を利用する取引経験が豊富なトレーダーの中には、年間の利益が高額で節税のために法人口座を求めている方もいるかと思います。
Exnessでは、法人口座を提供しているものの、他の海外FX業者より開設条件が厳しいので注意しましょう。
- Exnessの法人口座は開設条件が厳しい
- 個人口座で3ヵ月の取引実績が法人口座開設には必要
- 法人口座の申請はプレミアシグネチャー会員以上であること
- IBパートナーでブリリアントパートナーは法人口座が開設可能
- 海外FXの法人口座はThreeTraderとAXIORYがおすすめ
本記事では、Exnessの法人口座の開設条件と手順を詳しく紹介していきます。
なお、Exnessで法人口座を開設するには、事前に個人口座を開設しておく必要があります。
まだExnessの個人口座を開設していない方は、Exness公式サイトから個人口座を開設しておきましょう。
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Exnessで法人口座を開設するための2つの条件
まずは、Exness(エクスネス)で法人口座を開設するための以下2つの条件を開設します。
それぞれExnessで法人口座を開設する条件を詳しくみてみましょう。
個人口座で最低3か月以上取引する
Exnessで法人口座を開設するための条件として、「個人口座で最低3ヵ月以上の取引」が必要になります。
Exnessでは、個人口座で3ヵ月以上の取引実績がないと、法人口座は開設できません。
つまり、Exnessでは最初から法人口座を開設することはできないので、まずは個人口座で取引を始めましょう。
Exnessのプレミアシグネチャー会員になる
Exnessで法人口座を開設するには、「Exnessのプレミアシグネチャー会員」になることも条件となります。
Exnessのプレミアシグネチャー会員とは、Exness独自のプレミアプログラムの最高ランクのことです。
ランク | プリファード | エリート | シグネチャー |
---|---|---|---|
累計入金額 | 2万ドル相当 | 5万ドル相当 | 10万ドル相当 |
四半期毎の取引量 | 5,000万ドル相当 | 1億ドル相当 | 2億ドル相当 |
プレミアシグネチャー会員までランクアップを達成するには、Exnessの口座への累計入金額が10万ドル相当・四半期毎の取引量が2億ドル(2,000ロット)相当必要になります。
IBパートナーは条件なしで法人口座開設可能
Exness(エクスネス)の法人口座は、IBパートナーだと「プレミヤシグネチャー会員・個人口座で3ヵ月以上の取引実績」が免除されます。
なお、IBパートナーとは、FXブローカーのアフィリエイトを掲載する広告主となる制度のこと。
「プレミアシグネチャー会員・個人口座で3ヵ月以上の取引実績が難しい…」と感じる方は、IBパートナーになるのも良いでしょう。
ただし、法人口座を開設するには、IBパートナーのステータスを「ブリリアントパートナー」までランクを上げておくことが必要になります。
ちなみに、ブリリアントパートナーになるには、「広告を経由して取引しているトレーダーが10人以上」「紹介したトレーダーが往復90ロット以上の取引」が必要になるなど、難易度は非常に高め。
このように、IBパートナー経由で法人口座を開設する方法もありますが、通常の法人口座の開設条件より厳しいので注意してください。
Exnessの法人口座開設に必要な書類
ここでは、Exness(エクスネス)で法人口座の開設に必要な書類についてまとめました。
Exnessでは、最初に個人口座を開設する必要があるため、上記の書類が必要になります。
法人口座の条件を満たした後、個別にサポートから開設の案内を受ける流れとなります。
それでは、Exnessの法人口座の開設で必要な本人確認書類と身分証明書について確認していきましょう。
Exnessに提出する本人確認書類
法人口座開設時にExnessへ提出する本人確認書類は、以下のとおりです。
- 申込書(英語記入・日本語の解説を添付)
- 登記簿謄本・全部履歴事項証明書
- 取締役一覧
- 株主名簿
- 在職証明書
- 定款
- 役員・株主の身分証明書
なお、役員株主の身分証明書は、個人口座を開設する場合と同じもので問題ありません。
以下の身分証明書の中から1点を用意しましょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
Exnessに提出する現住所確認書類・請求書
法人口座開設時にExnessへ提出する現住所確認書類・請求・はこちら。
- 役員・株主の現住所証明書
- 公共料金の請求書
法人の役員・株主それぞれの現住所確認書類が必要となります。
なお、提出する現住所確認書類は、個人口座と同様です。
以下の中から1点を用意しましょう。
- 国民健康保険証
- 銀行口座の明細書
- 電気・ガス・水道などの領収書
- クレジットカード明細
- 住民票
Exnessの法人口座開設方法・手順
Exness(エクスネス)の法人口座開設方法・手順は以下のとおりです。
では、Exness(エクスネス)の法人口座開設方法・手順をご紹介します。
なお、Exnessで法人口座を開設するには、事前に個人口座を開設する必要があります。
まだ個人口座を開設していない方は、Exness公式サイトから、個人口座を開設しておきましょう。
(Exness公式サイト)
Exnessの口座開設方法について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連:exness(エクスネス)口座開設方法・本人確認手順を解説!所要時間5分で簡単
①法人口座の開設条件を満たす
まずはExnessの法人口座の開設条件を満たしましょう。
Exnessの法人口座の開設条件は以下の通りです。
一般ユーザー | プレミアシグネチャー会員になる 個人口座で3か月以上の取引実績 |
---|---|
IBパートナー | ブリリアントパートナーになる |
②Exnessサポートに法人口座開設を依頼する
法人口座の開設条件を満たしましたら、Exnessサポートへ法人口座の開設を依頼しましょう。
宛先 | support@exness.com |
---|---|
件名 | 法人口座の開設について |
本文 | Exnessに登録しているアドレスとフルネームを記載して法人口座を開設したいことを伝える |
③法人口座の開設に必要な書類の準備
法人口座の開設依頼を行うと、Exnessより必要書類の提出が求められます。
以下の本人確認書類・現住所確認書・請求書を用意しましょう。
- 株主名簿
- 在職証明書
- 定款
- 役員・株主の身分証明書
- 役員・株主の現住所証明書
- 公共料金の請求書
④サポートの連絡に沿って法人口座を開設する
Exnessのサポートからの案内に従い、法人口座の開設を完了させましょう。
法人口座の開設が完了すれば、トレード資金を入金してMT4・MT5からトレードを始められます。
Exness以外で法人口座を開設可能な海外FX業者
Exnessでは、法人口座を開設する条件が非常に厳しくなっています。
そのため、いち早く法人口座を開設したい方は、他のブローカーを利用すると良いでしょう。
Exness(エクスネス)以外で、法人口座を開設できるオススメの海外FX業者はこちら。
海外FX業者 | 法人口座の開設条件 |
---|---|
ThreeTrader | 個人口座を開設後に法人口座のリクエスト |
AXIORY | 法人口座ページから口座開設を申請 |
TitanFX | 口座開設時に法人口座を選んで開設 |
GEMFOREX | 口座開設時に法人口座を選んで開設 |
FXGT | 個人口座を開設後に申し込む |
easyMarkets | 個人口座を開設後に法人口座のリクエスト |
この中から、特にオススメな法人口座は以下の2社となります。
では、海外FXのオススメ法人口座について確認していきましょう。
オススメ法人口座①ThreeTrader
ThreeTrader(スリートレーダー)は、2021年に設立された新興ブローカーながら、優れた取引条件が上級者トレーダーから高く評価されている海外FX業者です。
そんなThreeTraderでは、最も狭いスプレッドが提示される「Rawゼロ口座」の法人口座を特にオススメします。
証拠金通貨 | USD・JPY |
---|---|
スプレッド | 最小0pipsから |
取引手数料 | 1ロット片道2ドル |
レバレッジ | 最大500倍 |
最小入金額 | 100,000円 |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア:60 貴金属:3 エネルギー:2 株価指数:20 仮想通貨:14 |
ThreeTraderのRawゼロ口座は、最小0pipsのスプレッドを取引手数料1ロット2ドル(片道)から実現しているコストパフォーマンスの高い口座タイプです。
ThreeTraderの法人口座は、個人口座を開設した後、すぐにアカウントマネージャーへ連絡して開設することができますよ。
無料で口座開設をする
(ThreeTrader公式サイト)
関連:ThreeTraderでスキャルピングは禁止?最適な理由を具体的に解説
オススメ法人口座②AXIORY
AXIORY(アキシオリー)は、約定力と低スプレッドの評価が高く、上級者トレーダーから根強い人気をほこる海外FX業者です。
最大400倍のレバレッジが利用でき、口座残高が1,000万円を超えるまでレバレッジ制限もありません。
特に低スプレッドに特化している「テラ口座」がAXIORYで人気の口座タイプです。
証拠金通貨 | USD・EUR・JPY |
---|---|
スプレッド | 最小0pipsから |
取引手数料 | 1ロット片道3ドル |
レバレッジ | 最大400倍 |
最小入金額 | 5,000円 |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア:61 貴金属:4 エネルギー:5 株価指数:10 個別株:78 |
なお、AXIORYは約定力の高さから大口取引への対応力が特徴です。
例えば、一度に1,000ロットを発注しても問題ありません。
AXIORYの法人口座は、専用の申請ページから開設を申し込みましょう。
無料で口座開設する
(AXIORY公式サイト)
関連:AXIORY(アキシオリー)はスキャルピングに最適!おすすめの理由と注意点を解説
Exnessの法人口座に関する注意点
Exness(エクスネス)の法人口座に関する5つの注意点をご紹介します。
Exnessの法人口座は、他の海外FX業者と比べて開設条件など違いが多いといった注意点を確認しておきましょう。
法人口座の開設条件が厳しい
Exnessの法人口座に関する注意点1つ目は「法人口座の開設条件が厳しい」ということです。
- 個人口座で最低3ヵ月以上取引する
- Exnessのプレミアシグネチャー会員になる
- IBパートナーの場合はブリリアントパートナーになる
Exnessで法人口座を開設するには、「個人口座で3ヵ月以上の取引実績」と「10万ドル相当の入金(累計)」「2億ドル相当の取引を四半期毎に行う」といった条件をあるので注意しましょう。
なお、IBパートナーの場合は、ブリリアントパートナーになることで法人口座を開設可能となります。
ただし、ブリリアントパートナーになるには、「10人以上のトレーダーの獲得」と「紹介したトレーダーが往復90ロット以上の取引を行う」といった厳しめの条件になっています。
法人を設立していないと法人口座は開設できない
Exnessの法人口座を開設するには、事前に法人を設立しておく必要があります。
法人の設立には、合同会社の場合でも少なくとも10万円以上の費用と、資本金の0.7%に相当する登録免許税を支払わなければなりません。
法人口座の設立費用・維持費用を加味した上で、本当に法人口座を開設した方が良いのかを考えておきましょう。
法人口座開設に最大で3ヶ月程度必要
Exnessの法人口座を開設するまでに、最大で3ヶ月程度必要になります。
Exnessで法人口座を開設するには、個人口座で最低3ヵ月以上の取引をしないといけません。
したがって、最初から法人口座を開設することはで着ないので注意しましょう。
法人口座の開設に英語の書類は不要
Exnessで法人口座をするにあたって英語の書類は必要ありません。
Exnessを含めて、日本から利用できる海外FX業者では、法人口座の開設に英語の書類は不要となります。
海外FX業者の法人口座を利用するために、海外で法人を設立する必要がないためです。
法人の維持費用が必要になる
Exnessの法人口座を開設するにあたって、法人の維持費用が必要になることに注意してください。
法人格となることで、個人でトレードを行っている場合には発生しない維持コストがあります。
例えば、税金の均等割は、年間の利益が発生しなくとも法人住民税と地方税が必ず発生するなど、個人トレーダーと違った維持費用が発生することも把握しておきましょう。
Exnessの法人口座に関するQ&A
Exness(エクスネス)の法人口座に関するQ&Aについてまとめました。
では、Exness(エクスネス)の法人口座に関するQ&Aについて確認していきましょう。
また、IBパートナーでブリリアントパートナーを達成することが開設条件です。
Exnessの法人口座を開設するには、個人口座で最低3か月の取引実績が必要になります。
本人確認書類 | 現住所確認書類 |
---|---|
株主名簿 在職証明書 定款 役員・株主の身分証明書 | 国民健康保険証 銀行口座の明細書 電気・ガス・水道などの領収書 クレジットカード明細 住民票 |
口座の種類 | 法人口座 | 個人口座 |
---|---|---|
税金 | 法人税 法人住民税 法人事業税 | 所得税 住民税 |
税率 | 【法人税】15%~23.4% 【法人住民税】1.0%~20.7% 【法人事業税】3.5%~7% | 【所得税】5%~45% 【住民税】10% |
損益通算 | できない | できない |
損益繰越 | できる (10年まで) | できない |
未決済ポジションへの課税 | 含み益は課税対象 | 課税対象外 |
経費計上が可能な項目数 | 多い | 少ない |
個人口座では所得税が最大45%に対して、法人税は最大23.4%まで抑えられており、そのた損失繰越など法人口座は優遇される制度が多いメリットもあります。
まとめ/Exnessの法人口座の開設条件は厳しめ
この記事では、Exnessの法人口座について詳しくご紹介しました。
- Exnessの法人口座は開設条件が厳しい
- 個人口座で3ヵ月の取引実績が法人口座開設には必要
- 法人口座の申請はプレミアシグネチャー会員以上であること
- IBパートナーでブリリアントパートナーは法人口座が開設可能
- 海外FXの法人口座はThreeTraderとAXIORYがおすすめ
Exnessの法人口座は、開設条件が厳しく、他社よりも敷居が高いです。
法人口座は最初から開設できず、個人口座で3ヵ月以上の取引実績が必要になるので注意してください。
ThreeTraderやAXIORYなどの他社では、法人口座を最初から開設できるため、Exnessにこだわりがなければ、他社で法人口座を開設すると良いでしょう。
とはいえ、Exnessは無制限レバレッジ・ロスカット水準0%・低スプレッドといった尖った取引スペックを提供しています。
法人口座の開設条件が厳しくても、取引スペックを重視するのなら、Exnessが最適だといえるでしょう。
なお、Exnessの法人口座を利用するには、事前に個人口座を開設しておく必要があります。
まだExnessの個人口座を開設していないのなら、先にExness公式サイトから個人口座を開設しておいてください。
(Exness公式サイト)