海外FXでは豊富なボーナスやハイレバレッジ、そしてゼロカットシステムなどを活用できるため、国内FXよりも有利にトレードできるケースがあります。
しかし海外FX業者であるExnessには、ボーナスやキャンペーンがありません。
ボーナスがないと聞くと、
「海外FXなのにボーナスが使えないんだったら、利用する価値なんてないんじゃない?」
「Exnessにはボーナス以外にどんな強みがあるんだろう」
このような疑問を感じる方も多いでしょう。
この記事では、Exnessでボーナスが提供されていない理由や、Exnessの利用をおすすめできる理由について解説します。
最後まで読めば、Exnessが自分にとって向いているFX業者であるかどうか判断できるようになるでしょう。
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- 【スタンダード口座】 ⇒1,000円からExnessを始められる唯一の口座。
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Exnessにはボーナス・キャンペーンが無い
Exnessには現在、ボーナス・キャンペーンは存在しません。
海外FXの魅力の一つは、国内FX業者では提供されていない豊富なボーナスでしょう。
例えばXM TRADINGでは、口座開設ボーナスで3,000円、入金ボーナスでは最大500ドルの100%ボーナス+最大4,500ドルの20%ボーナスを受け取れます。
中にはボーナス付与の対象外である口座タイプもありますが、XM Tradingなどはボーナスの豊富な海外FX業者です。
こうしたボーナスを利用すれば、トレードする通貨数を増やせたり、証拠金の一部としたりすることも可能ですが、Exnessではボーナスを受け取れない欠点があります。
Exnessでボーナスが開催されない理由
ボーナスを使えないと聞くと、海外FX業者を利用している方にとっては「Exnessには魅力がない」と感じるかもしれません。
ただし、Exnessにボーナス・キャンペーンがない点には理由があり、ボーナスがなくてもExnessを利用すべき優れたメリットがあります。
Exnessにボーナスが無い理由は下記の2つ。
- ExnessがNDD業者であるため
- スプレッドが狭く、収益源が少ない
詳しく解説します。
DD方式とNDD方式
始めにDD方式とNDD方式について簡単に解説します。
DD方式とは「Dealing Desk」の略であり、ディーリングデスクを置いている方式、およびその方式を採用しているFX業者を指します。
ディーリングデスクとは、トレーダーとインターバンク市場の間でトレードを仲介するディーラーのこと。
DD方式を採用しているFX業者では、トレーダーの注文を市場に流すかどうかを、FX業者が判断しています。
一方でNDD方式とは「No Dealing Desk」の略で、ディーリングデスクを置かずにトレーダーの注文をそのまま市場に流す方式、およびその方式を採用するFX業者を指します。
NDD方式を採用しているFX業者はトレーダーの注文を自動的に流していますので、トレードに対して業者は一切介入していません。
ExnessはNDD業者で、収益源が少ない
DD方式とNDD方式ではトレーダーの注文・決済までの流れが異なっており、DD方式のほうがFX業者にとって収益化しやすい仕組みとなっています。
そしてExnessはNDD業者であるため、DD業者よりも収益源が少なめです。
DD方式の業者が収益化しやすい理由は、トレーダーの注文を「呑む」ことができるため。
上記の通りDD方式では、業者がトレーダーの注文を受け、インターバンク市場に流していますが、トレーダーの全ての注文が市場に流れているわけではありません。
このように、トレーダーから受けた注文をFX業者がインターバンク市場に流さないことを「呑み行為」と呼びます。
DD業者が呑み行為をする理由は、スプレッドに加えて売買差益を自分たちの利益にできるためです。
例えばあなたが友人から「100円の手数料を払うから、この1,000円で金(ゴールド)を買ってほしい」と頼まれたとしましょう。
しかしあなたは「恐らく友人は金に投資しても儲からないだろう」と考え、金を買わずに友人の1000円を懐に入れます。
その後に金の価格が50%下落し、友人から「金を買い戻して差額を返してほしい」と頼まれたため、あなたは差額分の500円を友人に支払います。
この時あなたの懐に残るのは、友人の売買損失額の500円と、手数料の500円です。
一方で、あなたが友人から言われた通りに1000円で金を買っていた場合、あなたの手元に残るのは手数料の100円のみ。
こうした呑み行為はFX業者も実施しており、仲介者は手数料に加えて売買差益も得られるのです。
しかしExnessはNDD業者ですので、呑み行為で収益を増やせません。
そのためDD業者よりも収益が少なく、Exnessはトレーダーにボーナスを提供しにくいのです。
NDD業者の中でもスプレッドが狭く、収益性が低い
ExnessはNDD業者の中でもスプレッドが狭い特徴があります。
海外FX業者の主な収入源は、トレード時に発生するスプレッド(手数料)。
そのためトレーダーが頻繁にトレードするほどFX業者は儲かります。
しかしExnessはNDD業者の中でもスプレッドが狭く設定されており、スプレッドで儲ける余地が少なく、トレーダーに提供するボーナスに予算を割きにくいのです。
ボーナスがなくてもExnessを利用すべき理由
Exnessでボーナスを利用できない理由を解説しました。
それではボーナスを提供していないにもかかわらず、Exnessを利用する理由はあるのでしょうか。
Exnessを勧める理由は下記の5つ。
- プロ口座は特に他業者と比べてスプレッドが狭い
- 最大レバレッジが無制限
- 約定力が高い
- ロスカットレベル0%で追証もない
- 取り扱い銘柄が豊富
それぞれ順番に説明します。
プロ口座は特に他業者と比べてスプレッドが狭い
Exnessのプロ口座は他業者と比べて有利なスプレッドでトレードできます。
ボーナスを提供している他業者と比較したスプレッド表は下記の通り。
Exness プロ口座 | GEMFOREX | XM | FXGT | |
---|---|---|---|---|
EUR/USD | 0.6 pips | 1.3 pips | 1.6 pips | 1.6 pips |
USD/JPY | 0.7 pips | 1.3 pips | 1.6 pips | 1.6 pips |
GBP/USD | 0.9 pips | 2.2 pips | 2.2 pips | 1.9 pips |
GBP/JPY | 1.3 pips | 1.9 pips | 3.6 pips | 3.5 pips |
EUR/JPY | 1.2 pips | 1.4 pips | 2.3 pips | 2.2 pips |
AUD/USD | 0.9 pips | 1.5 pips | 1.9 pips | 1.8 pips |
NZD/USD | 1.2 pips | 1.8 pips | 2.7 pips | 2.7 pips |
主要通貨を他業者と比較すると、Exnessのプロ口座のスプレッドが狭いと分かるでしょう。
続いて、同じようにボーナスのない業者との比較をしてみます。
下の表をご覧ください。
Exness プロ口座 | AXIORY | TitanFX | Tradeview | |
---|---|---|---|---|
EUR/USD | 0.6 pips | 1.2 pips | 1.2 pips | 1.84pips |
USD/JPY | 0.7 pips | 1.3 pips | 1.33 pips | 2.15pips |
GBP/USD | 0.9 pips | 1.6 pips | 1.57 pips | 2.31pips |
GBP/JPY | 1.3 pips | 1.9 pips | 2.45 pips | 2.77pips |
EUR/JPY | 1.2 pips | 1.3 pips | 1.74 pips | 2.18pips |
AUD/USD | 0.9 pips | 1.5 pips | 1.52 pips | 2.16pips |
NZD/USD | 1.2 pips | 1.8 pips | 1.86 pips | 2.88pips |
こちらもExnessのスプレッドの狭さが際立っているのが分かるでしょう。
そのため「資金に余裕があり、トレードのコストを抑えたい」と考えている方は、Exnessのプロ口座の利用をおすすめします。
最大レバレッジが無制限
次に、「最大レバレッジが無制限」という強みもあります。
とはいえ通常の場合には口座タイプを問わず、最大2,000倍のレバレッジ倍率です。
無制限レバレッジを利用するためには、
- 有効証拠金が1000ドル未満
- 最低10ポジションと5Lotのトレードを済ませている
といった条件を満たす必要があります。
より少ない資金で大きな通貨数をトレードしたい方におすすめです。
約定力が高い
さらにExnessは約定力が高めです。
特にプロ口座は即時約定が採用されています。
即時約定とはInstant Executionとも呼ばれ、スリッページがありません。
スリッページとは、注文した時点の価格と実際に約定された価格にズレが発生する現象のこと。
つまりExnessプロ口座では、自分の想定した価格で約定しやすい環境となっているのです。
現在Exnessでは、大きなスリッページ・約定拒否・エラーの報告は出てきていませんので、約定力の高さは即時約定のおかげだと考えられます。
スキャルピングトレードによって、僅かな値幅を取って利益とする方に向いているでしょう。
ロスカットレベル0%で追証もない
Exnessのロスカットレベルは0%であり、追証もありません。
他の海外FX業者では、ロスカットレベル20%〜100%程度が一般的な水準ですが、それに対してExnessはロスカットレベルが0%となっていますので、口座残高がなくなるギリギリまで含み損に耐えられるでしょう。
また、他の海外FX業者同様にゼロカットシステムも設けられています。
したがって、もしロスカット時に口座残高で含み損を決済しきれなかったとしても、不足分をExnessが負担してくれるのです。
口座内の資金をフル活用し、なるべく多くのポジションを保有したい方にExnessはおすすめです。
取り扱い銘柄が豊富
通貨ペアの種類において、Exnessは他の業者を抜きん出ています。
Exnessの銘柄一覧ページによると、100以上もの通貨ペアを取引できるのです。
日本人に人気のあるXM Tradingの2倍近いラインナップとなっています。
またCFD商品も充実していて、貴金属や株式指数、個別株、原油、仮想通貨など幅広く取引可能です。
FX以外にもさまざまなトレードに挑戦したい方は、Exnessを利用すると良いでしょう。
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Exnessのボーナスに関するよくある質問
Exnessのボーナスに関するよくある質問について取り上げておきましょう。
- Exnessはボーナス・キャンペーンを開催したことがありますか?
- Exnessは今後ボーナスを開催しますか?
- ボーナスがない以外のデメリットはありますか?
それぞれ見ていきます。
Exnessはボーナス・キャンペーンを開催したことがありますか?
Exnessは過去に下記のボーナス・キャンペーンを実施しました。
- Chinese New Year Bonus 2019:キャッシュバック最大88ドル/lot
- LotBack Bonus 2017:キャッシュバック最大16ドル/lot
- Standard +10% Bonus Program 2016:10%入金ボーナス
FX業者が実施するボーナスは大きく分けて入金ボーナスとキャッシュバックボーナス、口座開設ボーナスの3種類。
入金ボーナスではFX口座に資金を入金した際に、入金額に対して一定の割合のボーナスを受け取れます。
キャッシュバックボーナスでは、「一定の通貨数をトレードする」といった条件をクリアした際に、決まった量のボーナスを受け取ることが可能。
そして口座開設ボーナスは、そのFX業者の口座、もしくは特定の口座を開設するだけで受け取れます。
Exnessでは上記のうち2つのボーナスである、キャッシュバックボーナスと入金ボーナスを実施していました。
Exnessは今後ボーナスを開催しますか?
常時実施されているボーナスはありませんが、まれにボーナスが開催されるケースもあります。
今後ボーナスを受け取りたい方は、時々Exnessのニュースをチェックし、ボーナスに関する告知を見逃さないようにすると良いでしょう。
ボーナスがない以外のデメリットはありますか?
入出金がもう少し使いやすくなるとよいでしょう。
Exnessの入出金に手数料は発生しませんが、銀行の出金は即時に実施されない上に、最低出金額が205ドル(約22,000円)と高めです。
さらにクレジットカードによる出金では、資金が銀行口座に反映されるまで、1〜14営業日かかる場合があるので、出金のしにくさには注意が必要でしょう。
まとめ
今回はExnessのボーナスについて解説しました。
たしかにExnessにはボーナスがありませんが、他のFX業者と比べてスプレッドが狭い・レバレッジが無制限・約定力が高い、といった強みがあります。
そのため、スプレッド分の負担を軽減してトレードのコストを抑えたい方や、スキャルピングトレードで約定金額にズレが生じないようにしたい方などにおすすめです。
今後Exnessでも限定的にボーナスが実施される可能性もあるので、ボーナスを利用したい方はExnessのニュースをこまめにチェックすると良いでしょう。
スタイル別おすすめ口座タイプ2選
- 【スタンダード口座】 ⇒1,000円からExnessを始められる唯一の口座。
- 【プロ口座】 ⇒低スプレッド×手数料無料のハイスペック口座。
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