LandFX(ランドFX)は海外FXトップクラスにスプレッドが狭い業者として人気を集めています。
スキャルピングやデイトレードといった短期売買に向いているのは間違いありませんが、中長期売買には向いた業者なのでしょうか。
スイングトレードなどの中長期売買では取引の回数が減り、狙う利幅も大きくなるためスプレッドの重要性は下がります。
その一方でスワップポイントの重要性が高くなるため、中長期売買がメインのトレーダーにとってはスワップポイントの数値が気になるところでしょう。
この記事ではそんなスイングトレーダー向けに「LandFXのスワップポイントの一覧」「最新のスワップポイントの確認方法」などを紹介しています。
FX通貨ペアに加えて各種CFDのスワップポイントも一覧で紹介していますので、あわせてご確認ください。
それでは早速ですがLandFXのFX通貨ペアのスワップポイントを確認していきましょう。
海外FX全体のスワップポイントに関しては以下の記事でまとめています。
スワップポイントとは、異なる2国間の金利差のことです。 海外FXでは、ポジションを保持している限り毎日プラススワップを利益として受け取れますが、マイナススワップは逆[…]
LandFXのスワップポイント一覧(メジャー通貨ペア)
まずはじめにメジャー通貨ペアのスワップポイントの一覧を確認していきます。
| FX通貨ペア | 買い (ロング) | 売り (ショート) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -0.69 | -0.88 |
| EUR/USD | -0.97 | -0.72 |
| GBP/USD | -0.89 | -0.84 |
| USD/CHF | -0.47 | -1.19 |
| AUD/USD | -0.51 | -0.51 |
| USD/CAD | -0.99 | -0.99 |
| NZD/USD | -0.46 | -0.51 |
表をご覧いただいてお分かりのとおり、LandFXのメジャー通貨ペアはすべてマイナススワップとなっていますね。
国内FXでいえばドルストレートなどはプラススワップが当たり前となっていますが、海外FXの場合は逆にマイナススワップがほぼ当たり前なのが実情です。
LandFXもその例に漏れず、ドルストレートの通貨ペアもほとんどがマイナスとなっていますので国内FXと同様の感覚で取引しないように注意しましょう。
LandFXのスワップポイント一覧(マイナー通貨ペア)
続いてはマイナー通貨ペアのスワップポイントを一覧で確認していきます。
| FX通貨ペア | 買い(ロング) | 売り(ショート) |
|---|---|---|
| AUD/CAD | -0.72 | -0.72 |
| AUD/CHF | -0.38 | -0.68 |
| AUD/JPY | -0.68 | -0.63 |
| AUD/NZD | -0.91 | -0.92 |
| CAD/CHF | -0.41 | -0.74 |
| CAD/JPY | -0.55 | -0.7 |
| CHF/JPY | -1.01 | -0.66 |
| EUR/AUD | -1.53 | -1.36 |
| EUR/CAD | -1.35 | -0.86 |
| EUR/CHF | -0.83 | -0.85 |
| EUR/CZK | -2.61 | -1.58 |
| EUR/DKK | -5.11 | -5.01 |
| EUR/GBP | -0.8 | -0.53 |
| EUR/HKD | -9.98 | -5.95 |
| EUR/HUF | -4.1 | -1.29 |
| EUR/JPY | -0.98 | -0.78 |
| EUR/MXN | -82.02 | 14.92 |
| EUR/NOK | -8.46 | -6.45 |
| EUR/NZD | -1.75 | -0.94 |
| EUR/PLN | -4.81 | -1.77 |
| EUR/RUB | -360.01 | -91.01 |
| EUR/SEK | -9 | -7.06 |
| EUR/SGD | -1.52 | -1.12 |
| EUR/TRY | -50.89 | -21.39 |
| EUR/ZAR | -60.66 | -4.26 |
| GBP/AUD | -1.41 | -1.35 |
| GBP/CAD | -1.29 | -1.26 |
| GBP/CHF | -0.62 | -1.15 |
| GBP/DKK | -4.46 | -6.96 |
| GBP/HKD | -13.18 | -9.13 |
| GBP/JPY | -1.05 | -1.06 |
| GBP/MXN | -87.94 | 16.66 |
| GBP/NOK | -7.44 | -11.16 |
| GBP/NZD | -1.63 | -1.38 |
| GBP/PLN | -4.65 | -3.01 |
| GBP/SEK | -8 | -9.2 |
| GBP/SGD | -1.75 | -1.67 |
| GBP/TRY | -62.99 | -32.33 |
| GBP/ZAR | -64.44 | -6.94 |
| NOK/SEK | -0.42 | -1.06 |
| NZD/CAD | -0.64 | -0.74 |
| NZD/CHF | -0.33 | -0.67 |
| NZD/JPY | -0.46 | -0.63 |
| NZD/SGD | -0.68 | -0.79 |
| USD/CNH | -13.73 | -8.83 |
| USD/CZK | -2.7 | -1.5 |
| USD/DKK | -3.35 | -5.85 |
| USD/HKD | -8.7 | -3.76 |
| USD/HUF | -3.41 | -2.11 |
| USD/MXN | -74.81 | 9.19 |
| USD/NOK | -5.76 | -7.4 |
| USD/PLN | -3.62 | -2.43 |
| USD/RUB | -45.41 | -15.07 |
| USD/SEK | -6.47 | -7.96 |
| USD/SGD | -1.08 | -1.19 |
| USD/TRY | -47.71 | -21.71 |
| USD/ZAR | -53.63 | -14.75 |
プラススワップとなっている通貨ペアは「EUR/MXN」「GBP/MXN」「USD/MXN」の3つだけです。
トルコリラや南アフリカランドといった高金利通貨は海外FXでもプラスになっているケースが多いのですが、LandFXではマイナススワップになっています。
全体的に厳しい設定となっており、正直に言ってスワップポイント狙いのトレードをするのであればLandFX以外の業者がおすすめです。
LandFXのスワップポイントランキング
ここではLandFXのスワップポイントの高い通貨ペアをランキング形式でまとめています。
| FX通貨ペア | ポイント | |
|---|---|---|
| 1位 | GBP/MXN(ショート) | 16.66 |
| 2位 | EUR/MXN(ショート) | 14.92 |
| 3位 | USD/MXN(ショート) | 9.19 |
| 4位 | NZD/CHF(ロング) | -0.33 |
| 5位 | AUD/CHF(ロング) | -0.38 |
| 6位 | CAD/CHF(ロング) | -0.41 |
| 7位 | NOK/SEK(ロング) | -0.42 |
| 8位 | NZD/JPY(ロング) | -0.46 |
| 9位 | NZD/USD(ロング) | -0.46 |
| 10位 | USD/CHF(ロング) | -0.47 |
先ほどのマイナー通貨ペアのスワップポイントでも紹介したとおり、プラススワップポイントは「EUR/MXN」「GBP/MXN」「USD/MXN」の3つだけです。
メキシコペソは新興国通貨の中でも比較的安定しているため取引リスクはそれほど高くはありません。
ただし、アメリカ経済や原油価格が変動要因となるため、メキシコペソを取引する際にはこれらの情報には常に目を光らせておきたいところです。
4位以下はすべてマイナススワップとなっており、オーバーナイトでポジションを持てばマイナススワップが積み重なってしまいます。
NZD/USDやUSD/CHFなどの通貨ペアも国内FXではプラススワップが一般的ですが、LandFXっではマイナススワップとなっているため取引時はよく注意しましょう。
以上がスワップポイントのランキング紹介でした。
次からは各種CFDのスワップポイントを紹介していきますので、こちらもあわせてご覧ください。
その他CFDのスワップポイント一覧
ここではLandFXで取引可能な各種CFDのスワップポイントを一覧で確認していきます。
LandFXで取引可能なCFDは以下のとおりです。
- 貴金属
- エネルギー
- 株価指数
それでは順番にスワップポイントを確認していきましょう。
貴金属のスワップポイント
LandFXでは「金(ミニサイズ)」「金」「銀」の3種類の貴金属が取引可能となっています。
貴金属のスワップポイントは以下のとおりです。
| 貴金属 | 買い(ロング) | 売り(ショート) |
|---|---|---|
| XAU/USD_m | -1.95 | -1.65 |
| XAU/USD | -1.95 | -1.65 |
| XAG/USD | -0.29 | -0.25 |
| XPD/USD | 取引停止中 | 取引停止中 |
| XPT/USD | 取引停止中 | 取引停止中 |
ご覧の通り、どの銘柄もマイナスとなっているためオーバーナイトとなる場合はマイナススワップに注意しましょう。
なおXPD/USD(パラジウム)とXPT/USD(プラチナ)は2021年6月以降、取引を停止しています。
エネルギーのスワップポイント
LandFXでは「ブレント原油」「WTI原油」「天然ガス」の3種類の銘柄が取引可能です。
エネルギーのスワップポイントは以下のとおり。
| エネルギー | 買い(ロング) | 売り(ショート) |
|---|---|---|
| BRENT | -8.22 | -3.84 |
| CRUDE | -8.37 | -3.07 |
| NGAS | -1.43 | 0.57 |
NGAS(天然ガス)のショートはプラススワップとなっていますが、その他はマイナススワップとなっています。
BRENT(ブレント原油)、CRUDE(WTI原油)は特にマイナススワップが大きくなっているため、翌日にポジションを持ち越す際は注意しましょう。
株価指数のスワップポイント
LandFXでは日経平均株価やダウ平均株価をはじめとする15の銘柄が取引可能となっています。
株価指数のスワップポイントは以下のとおりです。
| 株価指数 | 買い(ロング) | 売り(ショート) |
|---|---|---|
| JP225 | -9.15 | -9.45 |
| US30 | -3.24 | -7.6 |
| US100 | -3.4 | -2.95 |
| AU200 | -4.6 | -1.1 |
| DE30 | -3 | -4.3 |
| EU50 | -0.8 | -1.15 |
| FR40 | -1.25 | -1.75 |
| HK50 | -9.3 | -9.75 |
| SP500 | -1.05 | -0.5 |
| SPAIN35 | -1.59 | -1.42 |
| UK100 | -2.1 | -1.9 |
ご覧のとおり、すべての株価指数の銘柄でマイナススワップとなっています。
特に日経平均はマイナススワップが大きくなっているため、取引時は注意が必要ですね。
以上がCFDのスワップポイントの一覧紹介でした。
次からは最新のスワップポイントの確認方法を紹介していきますので、こちらもぜひご覧ください。
スワップポイントの確認方法
ここからはLandFXのスワップポイントの確認方法を紹介していきます。
確認方法は以下の2通りです。
- 公式HPから確認する
- 取引ツールから確認する
それでは順番に確認していきましょう。
公式HPから確認する
LandFXは公式HPで当日のスワップポイントを一覧で掲載しています。
また、リアルタイムスプレッドもあわせて掲載しているためスプレッドも確認可能です。
CFDのスプレッドやスワップポイントも一覧で確認できますので一番おすすめの確認方法といえるでしょう。
ただし、株価指数については一部のみしか掲載していないため、確認のためにはこの後に紹介するMT4で確認する必要があります。
公式サイトはコチラからどうぞ。
取引ツールから確認する
LandFXではMT4/MT5が利用できますので、MT4/MT5でスワップポイントを確認する方法を確認していきましょう。
手順としてはまずMT4/MT5にログインし、「気配値表示」で右クリックをして「通貨ペア」をクリックします。
クリック後に通貨ペアの一覧が表示されるので、スワップポイントを確認したい通貨ペアを選択し「設定」をクリックしましょう。
「取引条件」という画面が表示され、下にスクロールすると「買いスワップ」「売りスワップ」が確認できます。手順は以上です。
紹介した手順はMT4またはMT5を採用している業者であれば共通で利用できるので、確認方法をマスターしておくと他の業者で確認する際も便利ですね。
以上がスワップポイントの確認方法の紹介でした。
スワップポイントの計算方法
次にLandFXのスワップポイントの計算方法を確認していきましょう。
LandFXではスワップポイントが金額ではなくポイント単位で表記されています。
ポイントは円ではなく決済通貨(通貨ペアの右側の通貨)での金額となるため注意しましょう。
つまり、EUR/USDのスワップポイントが「-0.97」の場合は「-0.97USD」という意味になります。
そのため、スワップポイントを日本円に換算するためには以下の手順で計算が必要です。
- スワップポイントを決済通貨に換算する
- 決済通貨を日本円に換算する
もちろん「USD/JPY」などは決済通貨が日本円なので、スワップポイントはそのまま円の表記となります。
計算例を確認したい方は以下のトグルをクリックして内容を確認してみてください。
- LandFXのスワップポイントの計算例
よくある質問
ここからはLandFXのスワップポイントに関するよくある質問を紹介していきます。
ここで紹介する質問は以下のとおりです。
- LandFXではスワップポイントだけ出金することはできますか？
- スワップカレンダーはどこで確認できますか？
- スワップポイントが「○○.○○」のように表記されていますが、お金にするといくらですか？
それでは順番に確認していきましょう。
LandFXではスワップポイントだけ出金することはできますか？
LandFXではスワップポイントのみ出金することはできません。
スワップポイントは為替損益と別で計算されますが、出金のためには該当のポジションを決済する必要があるので注意しましょう。
スワップカレンダーはどこで確認できますか？
LandFXではスワップカレンダーを提供していません。
スワップポイントを確認するには公式サイトやMT4等の取引ツールから確認する必要があります。
LandFXはスワップ狙いの取引に向いていますか？
LandFXはスワップポイント狙いの取引に向いているとは言えません。
理由としてはプラススワップの通貨ペアが競合他社と比べても少なく、選択肢が少ないためです。
LandFXの大きな特徴としてスプレッドが狭いことがあげられますので、その特徴を生かしたスキャルピングなどの短期売買をおすすめします。
LandFXのスワップポイントまとめ
ここまでLandFXのスワップポイントについて解説してきました。
ポイントをまとめると以下のとおりです。
- LandFXはマイナススワップの通貨ペアが多い
- プラススワップはメキシコペソ関連通貨ペアと天然ガスのみ
- スワップポイントは公式サイトと取引ツールで確認可能
LandFXはマイナススワップの通貨ペアが多く、スワップポイントを狙ったトレードに向いている業者とは言えません。
貴金属やエネルギーといったCFDも同様で、スイングトレードがメインのトレーダーは別の業者を利用したほうが良いでしょう。
一方でスプレッドについては海外FX業者の中でもトップクラスに狭く、スキャルピングには向いた業者です。
そのため、LandFXを利用する際はスワップポイントを狙った中長期売買ではなく、スキャルピングやデイトレードといった短期売買に絞って取引することをおすすめします。
LAND-FXについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
LAND-FXの裏の評判まで解説しています。
2013年に設立しニュージーランドに本社を置く海外FXブローカーのLandFX(ランドエフエックス)。 複数ある海外FX業者の中で、どこで取引をするのが良いのか？[…]