これから仮想通貨の投資を始めようとしたけれど、「仮想通貨はスプレッドが広い」という言葉を聞いた方もいらっしゃると思います。
仮想通貨で利益をあげるにはスプレッドはとても重要な要素であるため、短期トレードをメインで行うならスプレッドが小さい取引所を利用するのがおすすめです。
この記事では、仮想通貨のスプレッドの特徴とスプレッドが小さいおすすめの取引所について詳しく解説します。
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仮想通貨FXのスプレッドとは?
仮想通貨のスプレッドとは、購入価格と売却価格の差のことです。
この言葉はドル円などのFX(外国為替証拠金取引)でも使われる言葉で、聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スプレッドが大きいとユーザーにとって不利となり、スプレッドが小さいと利益を上げやすくなります。
仮想通貨FXのスプレッドと手数料は違う?
スプレッドと手数料は両者とも売買の際に発生するため、違いがわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
上記で解説したように、スプレッドとは購入価格と売却価格の差のことです。
一方で、手数料は売買の際に支払います。
スプレッドが仮想通貨取引所の収入源となっていますので、どの取引所にもスプレッドがありますが、取引手数料が無料の取引所はあります。
仮想通貨FXのスプレッドも考え方は同じ
仮想通貨FXのスプレッドも考え方は同じです。
FXでは価格の変動が起こった際に通貨の売り買いをすることによって利益を出します。通貨を売り買いするときに発生している売る時と買う時の価格の差がスプレッドです。
スプレッドが狭い仮想通貨FX海外取引所
仮想通貨の投資で利益を上げるには、取引手数料やスプレッドなどの取引コストを削減することがとても大切です。
ここでは、スプレッドが狭い(取引手数料が安い)仮想通貨FX海外取引所を紹介します。
取引所 | Bybit | FXGT |
---|---|---|
レバレッジ | 100倍 | 1000倍 |
手数料 | Maker -0.025% Taker 0.075% | スプレッド式 |
安全性 | セーシェル金融ライセンス | ドバイ事業ライセンス |
通貨数 | 170種類 | 8種類 |
Bybit
画像引用元:Bybit
Bybitはシンガポールに拠点を置く海外取引所です。海外取引所でもあるにも関わらず、日本語に完全日本語対応しており、最大レバレッジ倍率が100倍になっています。
Bybitは海外取引所の中でも、使いやすさと手数料の安さでユーザーの評判が高く、多くのユーザーが利用しています。
取引手数料はMakerが-0.025%、Takerが0.075%となっており、2022年1月時点でビットコインのスプレッドは100円程です。
2023年1月時点で130種類を超える通貨を取り扱っており、主要な通貨は全て揃っています。
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FXGT
画像引用元:FXGT
FXGTは、2019年にサービスを開始した外国為替と仮想通貨FXのハイブリッド取引所です。
最大1000倍のハイレバレッジで仮想通貨FXが可能で、「ゼロカットシステム(追証なし)」も採用しています。
仮想通貨ペアのスプレッドは、BTCJPY(ビットコイン円)の最低スプレッドは2,000円、BTCUSD(ビットコインドル)の最低スプレッドは1,500円です。
FXGTでは主要通貨ペアがすべてスワップフリーとなっているので、長期トレードにも向いています。
口座開設ボーナスや入金ボーナスなど、キャンペーンも豊富なので、コストを抑えて取引できます。
(FXGT公式サイト)
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スプレッドが狭い仮想通貨FX国内取引所
続いて、スプレッドが狭い仮想通貨FX国内取引所を5つ紹介します。
取引所名 | 取扱銘柄数 | スプレッド | スプレッド | スプレッド |
---|---|---|---|---|
(ビットコイン) | (イーサリアム) | (リップル) | ||
DMM Bitcoin | 14 | 105630 | 10133 | 3.41 |
bitFlyer (ビットフライヤー) | 14 | 350992 | 33230 | 12 |
Coincheck (コインチェック) | 17 | 329800 | 32230 | 8.5 |
GMOコイン | 19 | 160582 | 13062 | 3.2 |
bitbank | 13 | 160811 | 21728 | 4.8 |
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinの親会社は、様々な事業を展開している「DMMグループ」です。
DMM Bitcoinは販売所なので板がなく、かつスプレッドが狭いので初心者でも安心して取引を始められます。
国内の他の取引所と比較して圧倒的に手数料が安いという特徴があります。
レバレッジ取引の取扱数が日本一を誇り、セキュリティも抜群です。
取り扱い通貨数 | 現物:6 |
---|---|
・レバレッジ:14 | |
レバレッジ | ◯ |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 入金:無料 |
出金:無料 |
DMM Bitcoinの主な特徴は以下の3つになります。
- 手数料が安い
- 取引ツールが使いやすい
- 強固なセキュリティ体制
手数料が安い
DMM Bitcoinの最大の特徴はとにかく手数料が安いという点です。入出金手数料や送金手数料が無料になっています。
入出金を頻繁に行うユーザーにとっては、大きなメリットといえるでしょう。
取引ツールが使いやすい
DMM Bitcoinは、取引ツールが使いやすくてチャートが見やすいのが特徴です。PC版の取引ツールは一画面に必要な情報を集約しており、スマホ版のアプリは簡単に発注ができます。
PC版は1つの画面に必要な情報をまとめて表示させることができ、さらにカスタマイズが可能です。スマホ版はチャートを見ながらワンタッチでシンプルかつ簡単に発注ができます。
強固なセキュリティ体制
DMM Bitcoinは、セキュリティがしっかりしているのも強みです。DMMグループの豊富な金融ノウハウを活かしたセキュリティ体制を構築しています。
ユーザーの資産の95%以上を、コールドウォレットを運用して不正にログインできない仕組みを構築しているのが特徴です。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)は「ビットコイン取引量国内No.1」としてとても有名で流動性が抜群の取引所です。
流動性が抜群ということは、取引が成立しやすくなるということですので、安心して取引を行えます。
100円から取引を開始でき、様々な手数料が無料です。バランスの良い優秀な取引所と言えるでしょう。
取り扱い通貨数 | 13 |
---|---|
レバレッジ | ◯ |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 0.01%〜0.15% |
入出金手数料 | 入金:無料 |
出金:220〜550円(3万円未満)440〜770円(3万円以上) |
bitFlyerの主な特徴は以下の3つになります。
- 取引量は国内最大級
- FX取引が盛んに行われている
- 電話でサポートを受けられる
取引量は国内最大級
bitFlyerの最大の特徴は国内最大級の取引量を誇っていることです。取引量が多いということは、bitFlyerの信用力の高さの証明といえるでしょう。
取引所に集まるユーザーが多ければ、取引が成立する可能性が高くなります。
FX取引が盛んに行われている
bitFlyerにはbitFlyer Lightningという取引ができる場所が用意されていて、特にビットコインのFX取引が盛んに行われています。
FX取引をメインに行いたいユーザーにとっては、おすすめのプラットフォームと言えるでしょう。
電話でサポートを受けられる
bitFlyerでは、電話によるサポートを受ける事が可能です。平日の9:30〜17:30の間に対応しています。
不明な点は電話でサポートを受けられるため、初心者のユーザーでも安心して取引を行えるのはメリットと言えるでしょう。
Coincheck
Coincheckは仮想通貨の取扱数が国内最多となっており、マイナーなアルトコインに投資をしたい人に向いています。
Coincheckでは、「取引所形式」でビットコインをトレードすることができるため、スプレッドを抑えて取引することが可能です。
取り扱い通貨数 | 17 |
---|---|
レバレッジ | – |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 入金:無料(銀行振込) |
出金:550円(3万円未満)770円(3万円以上) |
Coincheckの主な特徴は以下の3つになります。
- 貸仮想通貨サービスがある
- チャートが見やすい
- 自動積み立て機能がある
貸仮想通貨サービスがある
Coincheckがユーザーと消費賃貸契約を結び、ユーザーが取引所に保有する仮想通貨を一定期間預け、期間終了後に預けた通貨を利率込みでユーザーが受け取るサービスが、貸仮想通貨サービスです。
貸仮想通貨サービスの最大の年率は5%となっています。
チャートが見やすい
仮想通貨の取引では、チャートの見やすさはとても重要です。Coiccheckのチャートはとても見やすいと評判です。
Coincheckでは、折れ線グラフで表示される線チャートと、高値と安値を表示するローソク足チャートを見ることができます。
GMOコイン
GMOコインはGMOインターネット社のグループ企業で、グループ会社の金融ノウハウを活かして運営されている取引所です。
取引・出金手数料が完全無料で仮想通貨FXに特化しており、レバレッジ取引もできます。
「取引所形式」を採用しており、ユーザー同士で取引を行うのでスプレッドが極端に狭く、お得に取引することが可能です。
取り扱い通貨数 | 20 |
---|---|
レバレッジ | ◯ |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% |
Taker:0.05% | |
入出金手数料 | 入金:無料 |
出金:無料 |
GMOコインの主な特徴は以下の3つになります。
- 取り扱っている通貨が多い
- 取引サービスが充実している
- スプレッドが狭い
取り扱っている仮想通貨が多い
GMOコインは仮想通貨の取り扱い数も豊富ですが、レバレッジ取引できる仮想通貨の数も豊富です。
マイナーなアルトコインを取引したいユーザーや、複数の通貨で分散投資したいユーザーには高評価となっています。
取引サービスが充実している
GMOコインには、「貸仮想通貨」や「つみたて暗号資産」などの取引サービスがあります。
貸仮想通貨はGMOコインに仮想通貨を貸し出して金利を受け取るサービスで、つみたて暗号資産は仮想通貨を少額から積み立てできるサービスです。
スプレッドが狭い
GMOコインの「スプレッドの狭さ」には定評があります。スプレッドは取引所によって異なりますので、スプレッドの狭さで取引所を選ぶユーザーもいる状況です。
スプレッドが狭いと投資で利益を上げやすくなるというメリットがあります。
bitbank
bitbankは主要アルトコインの取引量が国内トップレベルとなっており、高い流動性で安心して取引が行えます。
スプレッドの狭さや取引ツールの豊富さ、手数料の安さなど全体的にとてもバランスの良い取引所です。
取り扱い通貨数 | 12 |
---|---|
レバレッジ | – |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | ・Maker:-0.02% |
・Taker:0.12% | |
入出金手数料 | 入金:無料 |
出金:550円(3万円未満)770円(3万円以上) |
bitbankの主な特徴は以下の3つになります。
- アルトコインの取引ができる
- 貸仮想通貨サービスがある
- 「販売所」と「取引所」がある
アルトコインの取引ができる
bibbankではビットコインはもちろん、リップルやイーサリアムなどのアルトコインと呼ばれる通貨の取引ができます。
取引所で取引できるため、手数料を低く抑えることが可能です。
貸仮想通貨サービスがある
bitbankには、貸仮想通貨サービスがあります。貸仮想通貨サービスとは、ユーザーが仮想通貨をbitbankに貸し出すことで、一定の利息を受け取れるサービスです。
bitbankの貸仮想通貨サービスでは、1年後に最大年率3%の仮想通貨を受け取ることができます。
「販売所」と「取引所」がある
bitbankには、販売所と取引所があります。初心者のユーザーは、販売所である程度の投資経験を積んでから、取引所へ移行することができます。
取引所は、販売所に比べて操作がやや難しいため、手数料が安くなっていることが多いです。
仮想通貨FXのスプレッドが発生する理由
一般的に、スプレッドは取引所の手数料として徴収されます。
取引所には2通りの取引方法があり、それぞれ「板取引」と「販売所形式」と呼ばれています。「販売所形式」の場合だけスプレッドが発生し、「板取引」ではスプレッドは発生しません。
販売所形式とは、取引所とユーザーが一対一で通貨を売買する形式です。
板取引は、ユーザーとユーザーが直接取引をする仕組みなので取引所のスプレッドがかからずに売買することができます。
取引コストを削減する方法
仮想通貨FXのスプレッドコストを削減する主な方法は以下の3つになります。
- 取引する通貨によって取引所を変える
- 販売所で売買せず取引所を使う
- 取引量が多く流動性のある取引所を使う
取引する通貨によって取引所を変える
同じ通貨でも取引所によってスプレッドは異なります。そのため、取引する通貨によって取引所を変えるのがおすすめです。
複数の取引所で口座を開設しておけば、安心して取引できます。
例えば、ビットコインならCoincheckやbitFlyer、DMM Bitcoinがスプレッドがとても狭いのでおすすめです。
販売所で売買せず取引所を使う
販売所で売買せず、取引所を使って売買すれば「スプレッドなし」となります。取引所は、売り手と買い手が希望価格を提示しあって直接売買するからです。
販売所は売り手と買い手が直接売買するのではなく、販売所が仲介して売買を行うために、仲介手数料としてスプレッドが発生します。
ただし、販売所が仲介するため、取引がスムーズに行うことが可能です。
取引量が多く流動性のある取引所を使う
スプレッドは売り注文と買い注文の差額によって発生するため、相場が急落した場合などは売り注文が殺到してスプレッドが大きくなることがあります。
取引量が多く流動性のある取引所を利用していれば、スプレッドが大きくなるリスクを避けることが可能です。
相場が急落して売り注文が殺到したとしても、それをさばけるぐらいの買い注文があればスプレッドが大きくなるのを避けられます。
そのため、取引量が多く流動性のある取引所で複数の口座を開設しておくことがおすすめです。
仮想通貨FX海外取引所で取引コストを抑えるコツ
海外取引所には、「取引手数料制(Maker、Takerなど)」や「スプレッド制」の2つがあります。
上述したように、販売所で売買せず、取引所を使って売買すれば「スプレッドなし」となります。スプレッドを意識するなら、販売所ではなく取引所を選択するようにしましょう。
海外取引所でスプレッドを抑えるコツは主に以下の2つになります。
- 取引手数料、スプレッドが狭い取引所を使う
- 取引量が多くなる時間帯に取引する(スプレッド制の場合)
取引手数料、スプレッドが狭い取引所を使う
取引手数料、スプレッドが狭い取引所を利用すると取引で利益を上げやすくなります。
取引手数料の安い具体的な取引所は、Bybit、BAQRON、Binanceなどで、スプレッドが狭い主な取引所は、FXGT、CryptoGT、CryptoAltumなどです。
取引量が多くなる時間帯に取引する
変動スプレッド制の場合、取引量が多くなる時間帯はスプレッドが縮小しやすい傾向にあります。
ニューヨーク市場は世界で2番目に取引量が多いとされているため、ニューヨーク時間はスプレッドが狭くなり、大きな利益を上げるチャンスの時間帯と言えるでしょう。
ニューヨーク時間は、日本時間で21:00から6:00となります。
ニューヨーク時間の午前中は欧州と中東の市場と開場時間が重複しているため、特に取引量が多くなっています。
まとめ:仮想通貨FXは上手くスプレッドを抑えて取引しよう
この記事では、仮想通貨のスプレッドの特徴とスプレッドが小さいおすすめの取引所について詳しく解説しました。
仮想通貨FXの取引で上手くスプレッドを抑えることができれば、利益を上げやすくすることができます。
この記事で紹介した取引所で口座を開設して、仮想通貨FXの取引を始めてみてはいかがでしょうか。