Bybit(バイビット)のレバレッジ取引のやり方や注意点・手数料をまとめてみた

「Bybitでレバレッジ取引する際の注意点はあるの?」
「Bybitの手数料は他社と比べてどうなのか知りたい」

日本語対応で日本人ユーザーからも人気のBybitでは、最大レバレッジ100倍で取引可能な点が魅力です。

しかし、大きな利益を狙える反面リスクや注意点を事前に理解してから取引したいと考える方も多いのではないでしょうか?

本記事では、Bybitのレバレッジ取引について徹底解説していきます。

この記事でわかることは以下のとおりです。

  • Bybitでのレバレッジ取引のやり方
  • Bybitでレバレッジ取引の特徴
  • Bybitでレバレッジ取引を行う際のメリット
  • Bybitでレバレッジ取引を行う際の注意点

最後まで読むことで、安心してBybitのレバレッジ取引が可能になるでしょう。ぜひ参考にしてください。

Bybitのレバレッジ取引の特徴

ここでは、Bybitが対応しているレバレッジ取引の種類や手数料などの特徴から解説していきます。

Bybitの最大レバレッジは100倍

Bybitの最大レバレッジは100倍となっています。

しかし、100倍のレバレッジがかけられるのは「BTC」と「ETH」のみですので注意が必要です。

BTCやETH以外の銘柄ではそれぞれ倍率が異なりますので、以下の表を参考に確認しておきましょう。

USDT無期限の場合
銘柄レバレッジ
BTC100倍
ETH100倍
XRP50倍
BCH50倍
SOL50倍
EOS50倍
CHZ25倍
SUSHI25倍

マイナー銘柄以外は50倍までのレバレッジをかけられるのが特徴的です。

次にBTCの最大レバレッジを他社と比較してまとめてみました。

海外取引所最大レバレッジレバレッジ制限
FXGT1000倍100万円まで
Binance125倍500万円まで
CryptoGT500倍100万円まで
Bybit100倍なし
OKX125倍なし
FTX101倍なし
BaseFEX100倍なし

FXGTでは最大レバレッジ1000倍と桁が違うのがわかりますが、その他はレバレッジ制限と合わせて考えると、Bybitのレバレッジは平均的だと言えるでしょう。

Bybitのレバレッジ取引は3種類

Bybitでは3種類のレバレッジ取引が提供されており、それぞれの対応銘柄数に違いがあります。

取引種類と対応銘柄は以下のとおりです。

レバレッジ取引種類
USDT無期限150種類以上
USDC無期限16種類
インバース契約10種類

各取引種類について解説していきます。

USDT無制限

BybitのUSDT無期限契約とは、USDTを証拠金として使う取引方法です。

USDTとは、USDと同等の価値になるよう設計されているため「1USDT=1USD」と考えることができます。

また、ペッグ通貨・ステーブルコインなどと呼ばれることもあり。

USDT無期限契約は、値動きが緩やかになりやすい特徴があるため、証拠金として安定した通貨といえます。

USDC無制限

USDC無期限とは、ステーブルコインのUSDCを証拠金とした無期限契約となります。

前述しているUSDT無制限と同様に、有効期限がないためポジションを保有し続けることがかkのうです。

対応銘柄は「BTC」「ETH」「XRP」などの主要通貨を含む16種類となっていますが、今後さらに増えていく可能性もあります。

インバース契約

インバース契約とは、以下の仮想通貨を証拠金として使う取引方法のことです。

  • BTC
  • ETH
  • XRP
  • EOS

仮想通貨を証拠金に使うため、取引をしていない状態でも、大きな利益・損失が生じる可能性があります。

仮想通貨の値動きは激しいことから、証拠金である仮想通貨の価値も変動するためです。

つまり、Bybitのインバース型無期限契約はハイリスク・ハイリターンの取引方法と言えるでしょう。

証拠金として使っている仮想通貨が値上がりすれば証拠金が増え、インバース型無期限契約の取引でも有利な値動きに転じていれば、相乗効果で大きく稼げます。

逆に、証拠金の仮想通貨が値下がりすると証拠金も減ってしまうため、インバース型無期限契約の取引で不利な値動きが生じた場合、マイナスの相乗効果も増えることになるのです。

Bybitでレバレッジ取引をする際には、それぞれ取引種類の特徴を理解しておく必要があるでしょう。

Bybitのレバレッジ取引の手数料

Bybitのレバレッジ取引の手数料は以下のとおりです。

レバレッジ取引取引手数料
デリバティブ取引(USDT/インバース)Maker:0.01%
Taker:0.06%
※取引量に応じてVIPレベルあり
デリバティブ取引(USDC)Maker:0.01%
Taker:0.06%
※取引量に応じてVIPレベルあり
USDCオプション取引Maker:0.03%
Taker:0.03%
※取引量に応じてVIPレベルあり

レバレッジ手数料は、総資産価値や直近30日の取引高条件 (USD)によって変動します。

VIPレベルに応じて手数料は変化しますが、最初のステップにアップするだけでも、総資産価値$250,000以上が必要となります。

そのため、Bybitでは基本的に通常レバレッジで取引していくと考えて良いでしょう。

Bybitでは資金調達手数料も発生する

レバレッジ手数料の他に、以下のタイミングで資金調達手数料も発生します。

・1日3回発生
・「1:00」「9:00」「17:00」

bybit_デリバティブ取引画面

資金調達料はデリバティブ取引画面で確認することができます。また、次に資金調達料が発生するまでの時間も表示されるので一目でわかるでしょう。

Bybitのレバレッジ取引のマージンモードと注文方法

Bybitでは、レバレッジをコントロールするためのマージンモードが2種類存在します。

ここでは、マージンモードの特徴についてそれぞれ解説していきます。

マージンモードは2種類

マージンとは証拠金のことを意味しますが、Bybitで仮想通貨取引を行う上で証拠金は必須の存在です。

証拠金の大きさによってロスカット基準も変わってきますが、Bybitでは破産価格という独自の指標に基づきロスカットが執行されます。

Bybitでは、以下のマージンモードでロスカットを防ぐために提供している仕組みがあるのです。

  • クロスマージン
  • 分離マージン

レバレッジ取引を行う際は、2種類のマージンモードの特徴を理解して、状況に応じて使い分けていきましょう。

クロスマージンは玄人向け

クロスマージンとは、口座に入っているすべての資金を証拠金とする取引方法です。

入金額に応じて、証拠金を上限いっぱいまで利用できることからロスカットの可能性を下げることができます。

しかし、値動きの激しい仮想通貨取引では、失敗すると大きな資金を失うリスクが高いといえますので、初心者にはおすすめできない方法です。

分離マージンは初心者におすすめ

分離マージンとは、資金管理を優先して考えることができるため初心者にもおすすめです。

口座にある資金の一部を証拠金として使用する取引方法ですので、クロスマージンと比べるとロスカット率が上がるリスクはあります。

しかし、急な変動により口座内の資金をすべて失うことはありませんで、安全性の高い取引方法となります。

資金管理が難しい初心者は分離マージンで取引を行い、慣れてくればクロスマージンで大きな取引にチェレンジするのも良いでしょう。

Bybitのレバレッジ取引で使える注文方法は3種類

Bybitのレバレッジ取引で使える注文方法には「指値注文・成行注文・条件付き注文」の3種類が用意されています。

注文タイプ詳細
成行注文(Taker)現在の価格で注文する方法
指値注文(Maker)価格を指定して注文する方法
条件付き価格がトリガーに達した時に「成行注文」「指値注文」を発注できる注文方法

成行注文

Bybitでの成行注文では、現時点で注文可能な価格で約定されますため、スピード重視でのトレードには役に立つ注文方法といえます。

指値注文

指値注文は、トレーダーが価格を指定して注文することができ、ユーザーにとってより良い価格で注文は約定されます。

さらに、Bybitでの指値注文は他の取引所と違って取引手数料が0.025%貰えるためお得です。

条件付き注文

条件付き注文とは、事前に注文条件を指定し、条件を満たした場合のみ成行や指値で注文できるという注文方法です。

初心者には難しく、上級者向けの注文方法と言えるでしょう。

事前に注文を出すための条件として価格を設定しますが、これをトリガー(引き金)価格と呼びます。

トリガー価格は「最終取引価格」「インデックス価格」「マーク価格」に設定でき、価格に達した時点で条件付き成行注文はすぐに約定されます。

Bybitでのレバレッジ取引のやり方

ここからは、Bybitでのレバレッジ取引について、具体例なやり方の手順を紹介していきます。

決済までの流れは以下のとおりです。

  • レバレッジ取引の種類と通貨ペアを選ぶ
  • レバレッジを設定する
  • 注文方法・数量を設定
  • 決済する

それぞれ詳しく解説します。

レバレッジ取引の種類と通貨ペアを選ぶ

Bybitのアカウントページにログインした状態で、トップページ上部の「デリバティブ」から「USDT無期限」「USDC無期限」「インバース契約」のいずれかを選択。

カーソルを当てると右側に取引可能な通貨ペアも表示されるので、選択しておくと便利です。

bybit_レバレッジ取引の種類と通貨ペアを選ぶ

レバレッジを設定する

以下の画像では「USDT無期限」の「BTCUSDT」を選択しています。

取引したい通貨を変更する場合は、現在設定している通貨ペア(ここではBTCUSDT)をクリックすると変更も可能です。

取引画面が表示されたら、レバレッジを設定します。取引画面の右側が注文画面になっており、下記の赤丸の数字の部分をクリックするとレバレッジの設定が可能です。

赤丸の部分をクリックすると、画面中央に「マージンモード」が表示され設定しましょう。

bybit_レバレッジを設定

注文方法・数量を設定

続いて、注文画面にて注文方法と注文数量を入力します。

bybit_注文方法と数量を設定

注文種類を選択して確定することで注文取引が完了です。

決済する

保有しているポジションは画面下部に表示された「指値」「成行」から決済画面に進むことができます。

bybit_決済

確定すると決済完了です。

Bybitのレバレッジ取引のメリット

Bybitのレバレッジ取引には、様々な特徴・メリットが挙げられます。

  • 約定力が高い
  • サーバーダウンが少ない
  • USDTが証拠金として使える
  • 追証がなく、借金の心配がない

約定力が高い

Bybitでは、世界の大手取引所にも負けない約定力の高さが魅力に挙げられます。

これは世界中のユーザーを抱え豊富な流動性を確保できたことによるものだと考えられます。

今後も、様々な分野で期待できる業者です。

サーバーダウンが少ない

Bybitのサーバーは非常に強く、サーバーダウンを起こすことが少ないのも魅力です。

特に仮想通貨を扱う取引所では、相場の急変動によって注文が殺到しサーバーダウンするケースも珍しくありません。

そのため、サーバーダウンが起こりにくい業者は安心して取引できるわけです。

過去に相場が大暴落した際にも、Bybitのサーバーは正常に機能していたことから注目されています。

USDTが証拠金として使える

米ドルに連動しているステーブルコインであるUSDTを証拠金にできる点もメリットといえます。

一般的に仮想通貨を証拠金とした場合、価格変動によってリスク管理が難しいとされるため「USDT無期限契約」「USDC無期限契約」でのレバレッジ取引は魅力的。

初心者にとっては「インバース契約」よりおすすめとなります。

追証がなく、借金の心配がない

海外にある多くの仮想通貨取引所は、ゼロカットシステムを採用しているため追証の心配がありません。

仮想通貨の取引では、為替FX以上に激しい値動きがあり、あっという間に証拠金がマイナスになる可能性もあります。

ゼロカットシステムは仮想通貨取引所がマイナス文を補填してくれるため、トレーダーは安心して取引することができます。

国内口座では、ゼロカットシステムを採用していないため、口座資金がマイナスになった場合、追証が発生する可能性があります。

つまり、借金となってしまう可能性があるので躊躇してしまう方も少なくないのです。

Bybitをはじめ、海外業者では追証によって借金になることがないのは大きなメリットといえそうですね。

Bybitでレバレッジ取引をする際の注意点

Bybitでレバレッジ取引をする際のリスクや注意点についても確認しておきましょう。

  • レバレッジをかけすぎない
  • 資金調達手数料が発生する
  • 損切りラインを決めておく

それぞれ詳しく解説していきます。

レバレッジをかけすぎない

Bybitでは最大100倍までのレバレッジで取引することができます。

当然ですが、ハイレバレッジでの取引は小さな証拠金で大きな利益が狙える反面、大きな損失が発生するリスクも高まるのです。

特に、仮想通貨はボラティリティが高いため、急激な価格変動で予期せぬ損失を出さないように細心の注意を払いましょう。

資金調達手数料が発生する

Bybitのレバレッジ取引では、取引手数料とは別に資金調達手数料が発生するため、資金管理には注意が必要です。

先物価格と現物価格の乖離を収束させるために設定されており、1日3回・以下の時間帯で発生します。

  • 午前1時
  • 午前9時
  • 午後5時

レバレッジ取引の際には資金調達手数料の存在も意識しておきましょう。

損切りラインを決めておく

レバレッジ取引する上では、大切な資産を守るために損切りラインは決めておきましょう。

しっかりと損失を受け入れ決済することができなければ、仮想通貨の相場で生き残ることはできません。

Bybitには、損切りするために「ストップロス機能」もありますので、損失を増やさないよう上手に活用していきましょう。

Bybitのレバレッジ取引に関するFAQ

h3見出しで設定したもの以外にもあれば執筆お願いします。

Bybitの最大レバレッジは何倍ですか?

Bybitの最大レバレッジは100倍です。

ただし、100倍のレバレッジで取引ができるのは「BTC」と「ETH」のみです。

Bybitで借金のリスクはありますか?

いいえ、ありません。

Bybitでは、国内口座のように追証が発生する仕組みがありません。

ゼロカットシステムを採用しているため、万が一証拠金残高がマイナスになってしまっても、借金になることはないので安心です。

Bybitでレバレッジ取引をする際に用意するものはありますか?

Bybitの口座にログインし証拠金用の仮想通貨を用意する必要があります。

口座開設していない方は、まずは無料登録で口座開設してみましょう。

Bybitのレバレッジ取引のまとめ

今回はBybitのレバレッジ取引の特徴や注意点をまとめてご紹介いたしました。

本記事のポイントは以下です。

  • Bybitでは最大レバレッジ100倍で取引可能
  • 3種類のレバレッジ取引方法がある。
  • 2種類のマージンモードでリスクコントロールも可能
  • 追証は発生しないがハイレバレッジ取引は注意が必要

Bybitでは、日本でも知名度を上げている海外の仮想通貨取引所です。

レバレッジ取引には様々なメリットやデメリットがありますが、今回の記事を参考に仮想通貨での取引をしてみてはいかがでしょうか。

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