BMキャピタルはいくらから申し込みできる?最低投資額や手数料・解約方法を徹底調査

近年、退職金や貯蓄の運用先として脚光を浴びているヘッジファンド。

その中でも5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)やSNSではBMキャピタルの存在感が増しています。

金融エリートが立ち上げたヘッジファンドBMキャピタルですが、情報の露出は僅か。

そこで今回は主に「最低投資金はいくらから?」「申し込み手数料は?」などBMキャピタルに関わる数字に焦点をあててまとめてみました。

こちらを読めば、BMキャピタルの最低投資金がいくらか、手数料がいくらかかるかなど、投資を実行した場合のお金の流れが具体的になりますので、是非ご参考にしてください。

目次

BMキャピタルの申し込み方法と出資のタイミングは?

BMキャピタルへの投資の申し込みは、公式ホームページの問い合わせフォームから行います。

問い合わせ後は面談を行い、詳しい資料を見せてもらったり、質問をしたりできます。

その後、投資の条件に納得すれば契約して入金するという流れです。

申し込みタイミング

BMキャピタルの運用開始月は毎年1月、4月、7月、10月となっており、四半期ごとです

BMキャピタルを知り担当者と面談し、手数料など条件に納得したとして、最低投資金を振り込んだのが3月3日だとしても、運用が開始されるのは4月1日から。

くどいですが、6月3日に振り込んでも、次のスタートは7月1日からになります。

解約タイミング

一方解約は2か月前に申請すれば可能です。

この申請の時期さえ理解しておけば、いつでも投資が可能で、いつでも解約が可能です。BMキャピタルの商品はオープンエンド型と言えます。

ちなみに解約内容もとてもフレキシブルです。

例えば最低投資金1,000万円を投じ1年が経過したとして、緊急で要り様が発生した場合、そのうちの400万円を解約する、なども可能です。

以上をまとめますと、最低投資金を投じたのち、

特に数年間などと期間が定まっている商品ではないので、投資期間に対するストレスはほとんどないでしょう。

BMキャピタルの運用手法は、割安株を中心にバリュー投資が基本ですので、長期投資を軸においています。

短期間の結果を欲する投資家や、それを求めすぎる場合、3か月ごとにハラハラドキドキしてしまう可能性があります。

そのようなタイプの投資家にはBMキャピタルは不向きです。BMキャピタルに投資をするなら長期投資ととらえましょう。

BMキャピタルの投資概要

BMキャピタルの投資概要を以下のポイントに沿ってまとめました。

運用対象は日本株式

手数料についていくらかという前にまず投資対象のおさらいです。

対象はずばり、日本株式

BMキャピタルは顧客から集めた資金を日本株式のロング(買い)に投資し、ショート(売り)や先物、オプションなど指数には投資しません。

株式であれば保有している間は配当も発生するため、株式のキャピタルゲイン(転売益)だけではなくインカムゲイン(配当益)も期待できます。

BMキャピタルの運用実績は、およそ年間で10〜20%のリターンですが、割安銘柄の発掘力と売るタイミングに長けたファンドと言えるでしょう。

尚、BMキャピタルの投資手法に関しては以下の記事でまとめておりますので是非読んでみてください。

最低投資額は1000万円から

それでは手数料や投資金についてです。

BMキャピタルの公式ページをみると、最低投資金はキリよく1,000万円からとなっています。

BMキャピタルの最低投資額に関する公式サイトのスクリーンショット


参照:BMキャピタル公式サイト

ヘッジファンドの顧客は富裕層と限られており、一般的には億の資金を投資できる投資家(個人/法人)が対象ですが、BMキャピタルは個人投資家も受け入れているのが特徴です。

この最低投資金1,000万円を高いと思うか低いと感じるかは投資家のステイタスによりますが、資金量を豊富にお持ちの方でも、最初は少額から取り組みたいと感じる場合もあるはず。

そんな投資家のニーズにもBMキャピタルは柔軟に対応。

リアルな最低投資金額について管理人が問い合わせたところ、「1,000万円以上投資することを前提に、初回に限って1,000万円以下も受け付ける場合がございます」とのこと。

つまり最低投資金は1,000万円ですが一定の考慮があるようです。不安な方はその旨を率直に担当者に伝えてみてはいかがでしょうか。

手数料は申し込み手数料と管理報酬

次に手数料ですが、こちらは投資信託と同様、申し込み手数料と管理報酬があります。

また、この2つに加え成功報酬という「成果に応じた手数料」をBMキャピタルは設定しています。

この成果に応じた手数料こそがヘッジファンドの収益の源泉。

投資信託が申し込み手数料と管理報酬が収益源であるのに対し、ヘッジファンドは成果報酬が1番の収益源であることは周知の事実です。

BMキャピタルはこの成果報酬による手数料をパフォーマンスの30%~50%と設定しています。

成果報酬にはハイウォーターマーク方式を採用しており、過去最高益を更新した場合のみ適用される仕組みです。

上記は成果報酬が50%の場合のハイウォーターマーク方式の例です。

2年目に400万円の利益が出たため、その50%の200万円が成果報酬となります。

3年目も400万円の利益が出ましたが、基準は2年目の利益200万円となるため算出の対象は200万円分となり、このうち50%の100万円が成果報酬となります。

4年目は300万円の利益が出ましたが、3年目の利益300万円と同額のため成果報酬は引かれません。

5年目は500万円の利益が出たため、3年目の利益300万円との差額200万円が算出の対象となり、50%の100万円が成果報酬になります。

実際は顧客の投ずる資金量に応じて、手数料の割合は変化するので、この点は個別で相談するのがよいでしょう。

また申し込み手数料が気になる投資家も多いでしょう。

こちらはおよそ5%前後。投資信託と比較すればやはり高めではあります。

そもそもBMキャピタルの最低投資金や手数料を投資信託と比較するとどれも割高。

ただその分ヘッジファンドはパフォーマンスを出します。

投資家の立場でいえば、手数料がいくらから設定されていようが、最低投資金の1,000万円だろうが、

BMキャピタル運営チームは東京大学や京都大といった最高学府を出て外資の投資銀行で運用スキルを磨き、ヘッジファンドの「横のつながり」を手に入れ、満を持してファンドを設立し運用で勝負しています。

顧客のメインは機関投資家や富裕層でしょうが、それに加え1,000万円サイズの個人投資家を受け入れるわけですので、それ相応の手数料を取るのは致し方ないと管理人は考えます。

結論、手数料については細かいことを考えず、増えているならヨシ、減るならやめるというシンプルな発想で、かつ長期目線で、運用を任せています。

ただしBMキャピタルと投資家は利害が一致しており、BMキャピタルが結果をださない私たち個人投資家は儲かりませんし、ファンドも当然ですが、手数料を得ることができません。

BMキャピタルの直近6年の成績は、リターン100%(つまり、倍に増えている)なので、高い手数料設定でも投資家を納得させているとみることができます。

手数料の詳細はBMキャピタルに聞くのが一番の近道です。強く勧誘されることもないので、気になる方は問い合わせてみましょう。

利回りは平均10%〜20%

年間の平均10~20%前後。平均でこれくらいの利回りが設立後9年継続しています。

年間でマイナスは一度もなくこの点も評価できます。年度ごとや、四半期ごとの成績がいくらかを知りたい方は、面談で直接お尋ねすることをお勧めします。

尚、BMキャピタルの利回りに関しては以下の記事でまとめておりますので是非読んでみてください。

税金は雑所得収入として計算

BMキャピタルからの配当は雑所得収入となります。

この扱いは分別課税ではなく総合課税なので、投資家のそれ以外の収入によって納税額が異なります。

以下が一覧表です。

スクロールできます
課税される所得金額税率控除額
195万円以下5%0円
195万円
~330万円以下
10%97,500円
330万円
~695万円以下
20%427,500円
695万円
~900万円以下
23%636,000円
900万円
~1,800万円以下
33%1,536,000円
1,800万円
~4,000万円以下
40%2,796,000円
4,000万円~45%4,796,000円

参照:国税庁公式ホームページ

なお住民税については基本的に10%ですが、お住いの自治体によって異なる場合もある点に注意してください。

仮に年収1,000万の人がBMキャピタルに1,000万円投資をして、100万円のリターンが返ってきた場合は、ざっくり納税額は170万円です。

総合課税における税額の計算は以下です。

・1,949,000円までの納税額:292,350円
・3,299,000円までの納税額:269,800円
・6,949,000円までの納税額:1,094,700円
・8,999,000円までの納税額:676,170円
・1,100万円までの納税額:860,000円

上記を合算すると、3,193,020円これに該当控除額:1,536,000円を差し引くすると、1,657,020円になります。

最後に、復興特別所得税(2.1%)を足すと、1,691,817円になります。つまり、納税額は約170万円ほどになりますね。

なお、申し込み手数料は、法人の場合経費計上できるようです。

個人の場合はケースバイケースとのことですので個別で確認することをおすすめします。

3ヶ月に1回の運用報告書

BMキャピタルを評価する方がその根拠としてあげる1つに、精緻に書かれた運用報告書があります。

投資を実行した後は、3か月に一度運用報告書が送られてきます。

マーケットについてBMキャピタルがどのように見ているか、冒頭はマーケットについての振りかえりが書かれています。

そのあとは、この直近3か月にどういう運用をしたか、また、これまで保有していた銘柄がどのように含み損益を出したか、事細かにレポートされています。

既に売り終えた銘柄であれば具体名が報告書には記載される場合がありますし、購入時点を振り返って、なぜこの銘柄を購入したかや、なぜこのタイミングで売却したのかなど、グラフや計算を使ってまとめられています。

今はBMキャピタルに運用を委託しているけど、先々時間ができたら本格的に株式を勉強したいという方は少なくありません。

そのような方にとってこの運用報告書はまさに生きた「株の教科書」。

投資家だけに届く運用報告書ですが、株式投資に関する学びを得るには最適のテキストといえます。

まとめ:BMキャピタルの申し込み方法と最低投資額

最後に、最低投資金と手数料がいくらかのか、まとめてみました。

BMキャピタルの手数料まとめ
  • 申し込み手数料:3~5%
  • 成果報酬は5:5~6:4で投資家とファンドでシェア
  • 管理報酬は5%前後

1,000万円を最低投資金として、投資額に応じて手数料は下がるようです。

また成果報酬とは、あくまで利益が出た際の成果報酬ですので、BMキャピタルが運用で結果をだしてはじめて払う手数料であることを再度ご確認ください。

BMキャピタルについてのより詳しい解説が知りたい方は、以下の記事もご参考ください。

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この記事を書いた人

お金をラクに作る資産運用メディア「カネラク」の編集部。編集部内には長年資産運用をしているものが多く、実体験や経験をもとにコンテンツの正確性を担保しています。

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