
XMの口座タイプは、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座の3つです。
その中でマイクロ口座は、1ロット=1000通貨と、低リスクで気軽に始められる点がメリット。
一方で、マイクロ口座独自のルール・必要証拠金の計算方法も把握しておく必要があります。
今回は、XMのマイクロ口座のすべてが分かるよう完全解説。
- XMマイクロ口座の特徴・メリット・デメリット
- XMマイクロ口座と他口座との比較
- XMマイクロ口座1ロットでの必要証拠金の計算方法
- XMマイクロ口座の注意点
- XMマイクロ口座開設手順
結論、XMのマイクロ口座は、リスクを抑えながらXMでの取引を試したい人に向いています。
ただし、マイクロ口座では通貨単位が1ロット=1000通貨のため、同じロット数で取引した場合の利益は、スタンダード口座の100分の1です。
XMで大きな利益を狙いたい人は、経験を積んだ後に、マイクロ口座からスタンダード口座へ移行することをオススメします。
では、XMマイクロ口座の実態に迫っていきましょう。
目次
XMマイクロ口座の特徴・メリット
XMのマイクロ口座には、以下3つのメリットと2つの特徴があります。
- 超少額から取引可能
- 全てのボーナスが利用可能
- 最大レバレッジ1000倍で取引可能
- スプレッドはスタンダード口座と同じ
- MT4・MT5ではマイクロ口座独自のシンボル名が使われる
では、マイクロ口座のメリットと特徴を順に見ていきましょう。
メリット①超少額からの取引が可能
XMマイクロ口座の最大のメリットは、超少額からの取引ができる点です。
マイクロ口座の通貨単位は「1ロット=1000通貨」。
一方、スタンダード口座の通貨単位は「1ロット=10万通貨」です。
通貨単位とは、通貨ペアの左側にくる通貨のことを指します。
例えばUSD/JPYなら、左側の通貨「USD(ドル)」を基準にするので、1ロット保有するときの必要証拠金は以下の通り。
- マイクロ口座:1ロット=1000通貨=1000ドル≒13万円
- スタンダード口座:1ロット=10万通貨=10万ドル≒1,300万円
マイクロ口座ならスタンダード口座の100分の1の必要証拠金で取引できます。
XMのマイクロ口座は、初期資金が少ない人でも気軽に始めやすい口座タイプと言えそうですね。
また、通貨単位が100分の1なので、1ロット取引した際の利益・損失も、スタンダード口座の100分の1になります。
リスクを抑えたい人や、少額取引からXMに慣れたい人にマイクロ口座は向いているでしょう。
なおマイクロ口座は、MT4とMT5で最小ロット数が異なるのでご注意ください。
MT4:最小ロット数は0.01ロット
MT5:最小ロット数は0.1ロット
XMのロットについては、XMの取引単位を徹底解説!1Lotは?最大ロットは?最小ロットは?を参考にどうぞ。
メリット②全てのボーナスが利用可能
マイクロ口座では、XMで常設の4つのボーナスが全て利用可能です。
XMボーナス | ボーナス内容 |
---|---|
口座開設ボーナス | 3,000円 |
入金ボーナス | 入金100%ボーナス(上限5万円)+入金20%ボーナス(上限45万円) |
XMポイント(XMP) | ロイヤルティプログラムで取引ごとにXMポイント付与、ボーナス換金可 |
友達紹介キャンペーン | 友達1人紹介で25~35ドルのボーナス付与 |
マイクロ口座なら損失も小さいので、口座開設ボーナス3,000円だけでも長くXMの取引を楽しめるでしょう。
ただ、マイクロ口座では利益も小さいため、将来的にはマイクロ口座からスタンダード口座へ移行することをオススメします。
メリット③最大レバレッジ1000倍で取引可能
XMの口座タイプ別の最大レバレッジは下表の通り。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
マイクロ口座 | 1000倍 |
スタンダード口座 | 1000倍 |
ゼロ口座 | 500倍 |
マイクロ口座では、最大レバレッジ1000倍で取引できます。
初期資金が少ない人にとって、レバレッジ1000倍は大きなメリットとなるでしょう。
特徴①スプレッドはスタンダード口座と同じ
XMマイクロ口座のスプレッドは、スタンダード口座と同じです。
XMのマイクロ口座(スタンダード口座)のスプレッドは、海外FX業者との比較では平均レベル。
スプレッドの実態を把握するため、2022年7月13日22時のリアルタイムスプレッドを計測し、各社スプレッドを比較した表がこちらです。
通貨ペア(pips) | XM | GEMFOREX | FXGT | BIGBOSS |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 1.6 | 1.8 | 1.8 | 2.0 |
EUR/JPY | 2.1 | 2.4 | 2.4 | 1.9 |
GBP/JPY | 3.4 | 2.6 | 4.2 | 2.9 |
AUD/JPY | 3.2 | 2.8 | 3.4 | 2.3 |
EUR/USD | 1.6 | 1.6 | 1.7 | 1.6 |
EUR/GBP | 1.9 | 1.9 | 2.2 | 2.1 |
GBP/USD | 1.9 | 2.1 | 2.1 | 1.7 |
主要7通貨ペア平均 | 2.2 | 2.2 | 2.5 | 2.1 |
XMマイクロ口座のスプレッドは、主要7通貨ペア平均での比較から見ると、並のスプレッド水準と言えるでしょう。
XMマイクロ口座のスプレッドは、通貨ペアによって偏りがあり、GBP/JPYとAUD/JPYのスプレッドが広く、他通貨ペアのスプレッドが狭いのも特徴。
スプレッドの広い2通貨ペアを除いた、主要5通貨ペアのスプレッド平均で比較すると、XMのスプレッドは優秀と見ることもできます。
通貨ペア(pips) | XM | GEMFOREX | FXGT | BIGBOSS |
---|---|---|---|---|
5通貨ペア平均 | 1.8 | 2.0 | 2.0 | 1.9 |
スプレッドの比較的狭い通貨ペアを狙って、XMマイクロ口座・スタンダード口座を利用するのもオススメ。
またXMのスプレッドは近年、良化傾向にあるので、今後さらにスプレッドが狭くなることも期待したいですね。
特徴②ツール上ではマイクロ口座独自のシンボル名が使われる
XMのマイクロ口座は、MT4・MT5上のシンボル名が「通貨ペアmicro」と表示されるのでご注意ください。
XMのシンボル名は、スタンダード口座が「通貨ペア」、ゼロ口座は「通貨ペア.(ドット)」となっています。
デメリット:マイクロ口座では大きい取引はできない
XMマイクロ口座のデメリットも見ておきましょう。
マイクロ口座の唯一のデメリットが「大きな取引ができない(大きな利益を望めない)」という点です。
これをデメリットと見るかは人によるかと思いますが、マイクロ口座は1ロットあたりの通貨単位が小さい分、利益・損失が小さくなります。
マイクロ口座での最大ロット数の100ロットで取引しても、スタンダード口座で1ロット取引するのと同じです。
損失が小さいというメリットと、大きな利益が望めないというデメリットは表裏一体といった所でしょうか。
また、マイクロ口座では損失が小さいため、スタンダード口座ほどの緊張感を持ちづらいのも事実。
FXトレーダーとしてのメンタル経験を積めない点も、マイクロ口座のデメリットかも。
マイクロ口座は練習用口座と考え、慣れた段階でマイクロ口座からスタンダード口座へ移ったほうが、トレーダーとして成長しやすいでしょう。
XMのマイクロ口座と他口座の取引条件を比較
比較項目 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|
通貨単位 | 1ロット=1000通貨 | 1ロット=10万通貨 | 1ロット=10万通貨 |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 往復10ドル(1pips) |
スプレッド | USD/JPY:1.6pips EUR/JPY:2.1pips GBP/JPY:3.4pips EUR/USD:1.6pips | USD/JPY:0.1pips EUR/JPY:0.2pips GBP/JPY:0.7pips EUR/USD:0.2pips | |
取扱商品 | 全銘柄 | 全銘柄 | 仮想通貨CFD以外の銘柄 (スプレッドが狭いのは 為替FX・ゴールド・シルバーのみ) |
取引最小ロット | MT4:0.01ロット MT5:0.1ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
1ポジションの最大ロット | 100ロット | 50ロット | 50ロット |
最大保有ポジション数 | 200 | 200 | 200 |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 5ドル |
口座開設ボーナス | あり | あり | あり |
入金ボーナス | あり | あり | なし |
ロイヤルティプログラム (XMポイント) | あり | あり | なし |
XMマイクロ口座の最大の特徴・メリットは1ロット=1000通貨である点。
マイクロ口座なら、スタンダード口座・ゼロ口座の100分の1の必要証拠金で取引できます。
マイクロ口座は、ほぼスタンダード口座と同じスペックですが、通貨単位以外で異なるのは以下2点。
- MT5の最小ロット数が0.1ロット
- 1ポジションの最大ロット数が100ロット(スタンダード口座は50ロット)
一方、マイクロ口座とゼロ口座との決定的な違いはスプレッドです。
ゼロ口座はスプレッド重視の口座タイプなので、ボーナス面やレバレッジ面で不利な分、スプレッドはマイクロ口座・スタンダード口座より狭い仕様。
ただし、ゼロ口座では取引ごとに「取引手数料1pips」が必要なので、ゼロ口座の実質スプレッドは「スプレッド+1pips」となります。
ゼロ口座の実質スプレッドは、マイクロ口座・スタンダード口座の5〜7割程度と見てよいでしょう。
XMの口座タイプ比較表から見て、各口座に向いている人は下表のような感じです。
XM口座タイプ | 向いている人 |
---|---|
マイクロ口座 | FX初期資金の少ない人、小ロットでXMの使用感を試したい人 |
スタンダード口座 | XMのボーナスも活用して大きな利益を狙いたい人 |
ゼロ口座 | 入金ボーナスよりスプレッドの狭さを重視したい人 |
各口座タイプのメリット・デメリットを考えて、口座タイプを選びましょう。
ちなみにXMでは、最大8口座まで複数口座を持てるので、マイクロ口座・スタンダード口座・ゼロ口座を同時に口座開設することもできます。
マイクロ口座の必要証拠金の計算
続いて、XMマイクロ口座の必要証拠金の計算方法を見ていきましょう。
- 1ロット取引時の必要証拠金の計算方法
- 最小ロット・最大ロットでの必要証拠金の計算方法
ドル円とゴールドを例に挙げて、上記の計算方法を解説します。
マイクロ口座の必要証拠金の計算方法は、スタンダード口座とは違っているので、ぜひこちらをご参考ください。
1ロットの必要証拠金の計算
XMマイクロ口座での為替FXの必要証拠金の計算式は、以下の通りです。
「為替FXの必要証拠金=ロット数×通貨単位×現在のレート÷レバレッジ」
必要証拠金の計算式の中で分かりにくいのが「通貨単位」だと思います。
「通貨単位」の単位は、通貨ペアの左側の通貨のこと。
USD/JPYならドル、EUR/JPYならユーロが単位となります。
マイクロ口座の通貨単位は1000通貨なので、USD/ JPY(ドル円)なら1000ドル、EUR/JPY(ユーロ円)なら1000ユーロが通貨単位です。
では例として、「レバレッジ1000倍のXMマイクロ口座で、1ドル=130円のドル円を1ロット取引する際の必要証拠金」を計算してみましょう。
計算式に当てはめると、「必要証拠金=1ロット×1000ドル×130円÷1000=130円」となり、マイクロ口座でのドル円1ロットあたりの必要証拠金は、130円だと分かります。
続いて、ゴールド1ロットあたりの必要証拠金の計算も見ておきましょう。
ゴールドの必要証拠金の計算式は、為替FXと同じです。
「ゴールドの必要証拠金(ドル)=ロット数×通貨単位×現在のレート÷レバレッジ」
ただしゴールドはやや特殊で、単位は「オンス」を使います。
スタンダード口座・ゼロ口座ではゴールドの通貨単位は100オンス、マイクロ口座でのゴールドの通貨単位は1オンスです。
ゴールドの場合、計算された値の単位はドルなので、最後に日本円換算(130円を掛ける)しましょう。
1オンス=1,700ドル、1ドル=130円、レバレッジ1000倍の前提で計算します。
「必要証拠金=1ロット×1オンス×1,700ドル÷1,000=1.7ドル=221円」と計算できるので、マイクロ口座でのゴールド1ロットあたりの必要証拠金は221円です。
最小ロット・最大ロットの必要証拠金の計算
次は、XMマイクロ口座の最小ロット・最大ロットで取引した場合の必要証拠金の計算も見ていきましょう。
マイクロ口座の最小ロットはMT4で0.01ロット、MT5で0.1ロットと異なっているので、MT4・MT5それぞれで計算します。
計算の前提条件は以下の通り。
- 1ドル=130円
- 1オンス=1,700ドル
- レバレッジ1000倍
MT4での最小ロットの必要証拠金の計算
マイクロ口座のMT4での最小ロットは0.01ロットです。
ドル円0.01ロットの必要証拠金は、「0.01ロット×1000ドル×130円÷1,000=1.3円」となり、端数を切り上げて2円です。
ゴールド0.01ロットの必要証拠金は、「0.01ロット×1オンス×1,700ドル÷1,000=0.017ドル≒2.2円」で、3円となります。
マイクロ口座ならゴールドを3円の証拠金で取引できることに、驚いた人も多いことでしょう。
MT5での最小ロットの必要証拠金の計算
マイクロ口座のMT5での最小ロットは0.1ロットです。
ドル円0.1ロットの必要証拠金は「0.1ロット×1,000ドル×130円÷1,000=13円」と計算できます。
ゴールド0.1ロットの必要証拠金は「0.1ロット×1オンス×1,700ドル÷1,000=0.17ドル=22.1円」と計算できるので、23円です。
最大ロットの必要証拠金の計算
最大ロットで取引した場合の必要証拠金の計算も見ておきましょう。
マイクロ口座の1ポジションあたりの最大ロットは、MT4・MT5ともに100ロットです。
ドル円100ロットの必要証拠金は、「100ロット×1000ドル×130円÷1000=13,000円」となります。
ゴールド100ロットの必要証拠金は、「100ロット×1オンス×1,700ドル÷1,000=170ドル=22,100円」です。
最小ロット・最大ロットの必要証拠金の計算まとめ
最小ロット・最大ロットの必要証拠金の計算結果を、下表でまとめたのでご参考くださいませ。
必要証拠金 | ドル円 | ゴールド |
---|---|---|
最小ロット(MT4):0.01ロット | 2円 | 3円 |
最小ロット(MT5):0.1ロット | 13円 | 23円 |
最大ロット:100ロット | 13,000円 | 22,100円 |
XMマイクロ口座の必要証拠金の少なさを、ご実感頂けたのではないでしょうか。
マイクロ口座を有効活用する方法
次は、XMのマイクロ口座を有効活用する方法・使い方を見ていきましょう。
マイクロ口座は利益を得にくい口座タイプですが、利益面以外で効果的な使い方が3つあるので解説します。
取引の練習に使う
マイクロ口座の効果的な使い方として、取引の練習用口座として活用することが挙げられます。
通貨単位が1000通貨のマイクロ口座なら、負けても損失は最小限です。
マイクロ口座なら、リスクを抑えながらXMでの取引練習を積めますね。
参考:XMデモ口座の開設手順と使い方とは?リセット方法やログインできない時の対処法も解説
手法やEAのフォワードテストに使う
取引手法の検証、EAのフォワードテスト用口座として活用するのも、マイクロ口座の効果的な使い方。
スタンダード口座で手法・EA検証すると、負けたときの損失が大きくなります。
しかしマイクロ口座なら、低リスクの中で手法・EA検証が可能。
マイクロ口座での利益・損失を100倍すれば、疑似スタンダード口座として使えます。
手法・EA検証用口座としてマイクロ口座を活用するのも、オススメしたい使い方ですね。
参考:XMで自動売買(EA)をしたいなら押さえるべき10の知識
ロイヤルティプログラムのステータスを上げるために使う
ロイヤルティプログラムのステータスを上げるために利用するのも、マイクロ口座の使い方としてオススメします。
まず、XMのロイヤルティプログラムの仕組みを見ておきましょう。
- スタンダード口座・マイクロ口座が対象
- 活動日数に応じてステータスが上がる
- ステータスが上がると、1ロットあたりのXMポイント付与数も上がる
- XMポイントは「XMポイント÷3ドル」のボーナスに換金可能
ステータスとXMポイント数の関係性がこちら。
ステータス名 | XMでの活動期間 | XMポイント数 |
---|---|---|
エグゼクティブ | 口座開設直後 | 10XMポイント/1ロット |
ゴールド | 30日以上 | 13XMポイント/1ロット |
ダイアモンド | 60日以上 | 16XMポイント/1ロット |
エリート | 100日以上 | 20XMポイント/1ロット |
上表の「1ロット」は、スタンダード口座での1ロット、つまりマイクロ口座での100ロットに相当。
「XMでの活動期間」は、ポジションを保有している期間も含まれます。
ここで、ステータスを「エリート」に上げる裏技を伝授しましょう。
マイクロ口座で0.01ロットだけ適当にポジション保有し、100日間放置するのです。
それでもXMで活動している扱いになり、ステータスは自動的に「エリート」へ。
マイクロ口座での0.01ロットなので、仮に500pips逆行しても損失は50円のみ。
もしくはステータスを上げるために、30日に1回だけマイクロ口座で0.01ロットの取引をしてもOKです。
ステータスを上げるためだけにマイクロ口座を利用し、エリートランクになったらマイクロ口座からスタンダード口座へ移行するのがオススメの使い方。
エリートランクなら、スタンダード口座での1ロット取引で、約800円のボーナスがもらえるイメージです。
XMで有利にトレードするためにも、マイクロ口座を活用してエリートランクを目指しましょう。
XMポイントに関しては、XMポイント(XMP)の意外と知らない使い方?ロイヤルティプログラムの裏技を一挙公開をご覧ください。
XMのマイクロ口座を利用する上での注意点
続いて、XMでマイクロ口座を利用する際の注意点を解説します。
マイクロ口座はスタンダード口座と違う点も多いので、ぜひご一読ください。
同ロット数でもマイクロ口座とスタンダード口座では利益・損失額が異なる
マイクロ口座とスタンダード口座・ゼロ口座では、同ロット数で取引しても、1pip動いたときの利益・損失額は異なるのでご注意ください。
下表は、1pips変動時の利益・損失額を示した表です(ドル円・クロス円の場合)。
ロット数 | マイクロ口座 1pips変動時の利益・損失額 | スタンダード口座/ゼロ口座 1pips変動時の利益・損失額 |
---|---|---|
0.01ロット | 0.1円 | 10円 |
0.1ロット | 1円 | 100円 |
1ロット | 10円 | 1,000円 |
5ロット | 50円 | 5,000円 |
10ロット | 100円 | 10,000円 |
50ロット | 500円 | 50,000円 |
100ロット | 1,000円 | 100,000円 |
マイクロ口座では最大ロットで取引しても、利益・損失ともに出にくいと言えるでしょう。
マイクロ口座とスタンダード口座では、同じ「1ロット・1pips」でも利益・損失額が全く異なる点は、ぜひお知りおきください。
MT4とMT5では最小ロットが異なる
マイクロ口座では、MT4とMT5で最小ロットが異なります(最大ロットは100ロットで同じ)。
MT4の最小ロットは0.01ロット、MT5の最小ロットは0.1ロットです。
先述のXMロイヤルティプログラムのステータスが目的の場合は、最小ロットが0.01ロットのMT4をオススメします。
シンボル名がスタンダード口座とマイクロ口座では異なる
MT4・MT5でのシンボル名(通貨ペアの表記)は、口座タイプごとに異なるのでご注意ください。
マイクロ口座では「通貨ペアmicro」、ゼロ口座のシンボル名は「通貨ペア.(ドット)」と表記されます。
口座タイプ | シンボル例(ゴールド) |
---|---|
マイクロ口座 | GOLDmicro |
スタンダード口座 | GOLD |
ゼロ口座 | GOLD. |
ただし、為替FX・ゴールド・シルバー以外の他CFDでは、マイクロ口座とスタンダード口座のシンボル名は同じです。
スプレッドはスタンダード口座と同じ
マイクロ口座のスプレッドは、スタンダード口座と同じ。
XMのマイクロ口座・スタンダード口座のスプレッドは、海外FX業者で見ると平均的なスプレッドです。
ただし、主要通貨で言えばGBP/JPYとAUD/JPYが広く、他通貨ペアのスプレッドは狭め。
マイクロ口座を使って、XMの通貨ペア別のスプレッドを確かめてみるのもオススメですよ。
マイクロ口座の開設手順
続いて、XMマイクロ口座の開設手順を見ていきましょう。
まだXMで1度も口座開設したことがない人は、「XM口座開設方法を画像付きでわかりやすく解説!」をご参照くださいませ。
ここでは、MT4(MT5)でのマイクロ口座の始め方・手順をお伝えします。
パソコンでマイクロ口座を始める手順
パソコンでマイクロ口座を始める際、MT4・MT5で取引できない原因の多くは、マイクロ口座専用のチャート表示ができていないためです。
マイクロ口座での取引の始め方としては、最初にマイクロ口座用のチャートを表示させる必要があります。
MT4・MT5にログインした時、マイクロ口座用の通貨ペアは非表示の状態です。
まず、気配値表示上でマウスを右クリックし、「すべてを表示」を選択。
すると通貨ペアの後ろに「micro」と付いた、マイクロ口座専用の通貨ペアが表示されます。
「ファイル→新規チャート→Forex→Micro」と選択し、表示させたい通貨ペアをクリックしましょう。
以上でマイクロ口座のチャートが表示され、取引を開始できます。
マイクロ口座の始め方としては、下画像のように操作してもOKです。
「表示→銘柄」をクリック後、表示させたい通貨ペアだけダブルクリックすれば、マイクロ口座用のチャートを表示できます。
スマホでマイクロ口座を始める手順
スマホでのマイクロ口座の始め方もパソコンと同様。
まず、マイクロ口座用の通貨ペアを表示させる必要があります。
気配値表示の右上にある「+」アイコンをタップ。
「Forex¥micro」がマイクロ口座用の通貨ペア群となります。
表示させたい通貨ペア群をタップ。
次に、表示させたい通貨ペアをタップしてください。
気配値表示にマイクロ口座用の通貨ペアが表示されるので、ロングタップすれば、操作画面が出てきます。
チャート表示、新規注文など選択して取引を開始しましょう。
スマホ版MT5ならチャートの複数表示も可能なので、マルチタイム分析にも便利。
「新規注文」をタップすると注文画面が表示され、即注文できます。
まとめ:マイクロ口座のメリット・デメリット
- 超少額からの取引が可能 、気軽にXMを試せる
- 全てのボーナスが利用可能
- 最大レバレッジ1000倍
- 低リスクで取引手法・EAの検証をできる
- XMロイヤルティプログラムのステータスアップに活用できる
- 通貨単位が1000通貨なので大きな利益は狙えない
- 緊張感が薄いのでトレーダーとして成長しづらい
- XMゼロ口座よりスプレッドは広い
上記のメリット・デメリットから見て、XMマイクロ口座は、以下のような人に向いているでしょう。
- XMでトレードの練習をしたい人
- XMのボーナスを欲しい人
- 低リスクで手法・EAを検証したい人
- ほぼ損失無しでXMロイヤルティプログラムのステータスを上げたい人
マイクロ口座はリスクが低い分、利益も増えない点はデメリットですね。
XMで口座開設する目的は稼ぐことだと思うので、マイクロ口座で使用感を確認できたら、大きな利益を狙えるスタンダード口座への移行をオススメします。
参考:XMはスタンダード口座から始めよ!スプレッド一覧と特徴を徹底解説
XMマイクロ口座のよくある質問
XMマイクロ口座に関するよくある質問をまとめたので、ぜひご活用ください。
XMのマイクロ口座からスタンダード口座へ変更できますか?
XMでは口座タイプの変更はできません。そのためマイクロ口座からスタンダード口座への変更は不可能です。
ただしXMでは8口座まで追加口座を作成できるのでご安心を。
追加口座の作り方については、【XMの追加口座の作り方】複数口座の思わぬ落とし穴とは??をご覧下さい。
マイクロ口座でもゴールドを取引できますか?
はい、マイクロ口座でもゴールド取引は可能です。
マイクロ口座も、レバレッジ1000倍でゴールド取引ができます。
マイクロ口座でもEAは使えますか?
はい、マイクロ口座でもEAは利用できます。
EA検証のためにマイクロ口座を利用するのもオススメですよ。
ボーナスは使えますか?
はい、マイクロ口座でもボーナスは利用可能です。
マイクロ口座では口座開設ボーナス・入金ボーナスが付与され、利用制限もありません。
マイクロ口座ではMT4とMT5どちらがオススメですか?
EAでの取引をメインに考えている人は、現段階ではMT4がオススメ。
市販EAは、まだMT4限定のEAが多いためです。
一方、「MT5対応EAの検証」をしたい人にとって、MT5は非常に満足できるでしょう。
MT5のEAテストでは、MT4には無い高精度の分析が可能です。
マイクロ口座で普通に取引練習をしたい人や、スマホ中心の人にも、機能性の高いMT5をオススメします。
マイクロ口座でもロイヤルティポイントは付与されますか?
はい、マイクロ口座でもロイヤルティポイント(XMポイント)は付与されます。