XMでは、外国為替の通貨ペアだけでなく、他の市場のCFD(差益決済取引)も取り扱っています。
XMが取り扱うCFD銘柄の中でも、優れた取引条件で人気なのが「エネルギーCFD」です。
エネルギーCFDとは、原油や天然ガスといった重要なエネルギー源を売買する取引であり、高い流動性と為替にないボラティリティがあります。
この記事では、XMのエネルギーCFDについて、各銘柄の基礎知識から取引条件・国内CFD業者との比較をまとめました。
なお、今なら期間限定で口座開設ボーナスが3,000円から13,000円に増額されています。
まずは13,000円のボーナスを使って、取引をお試ししてみましょう。
(XM公式サイト)
※次画面の「ウェブで続ける」ボタンをタップすると口座開設フォームへ遷移します。
XMで取引できるエネルギーは原油と天然ガスで5種類
XMでは、主要となる採掘地の異なる4種類の原油と1種類の天然ガスをエネルギー関連銘柄として取り扱っています。
なお、XMのエネルギーは現物引き渡しのないCFD(差益決済取引)であり、全て先物市場を対象としています。
先物は、決済期日が決まっており、ポジションを保有できる期間が決まっているのが特徴です。
XMでは、決済期日を銘柄名に記載しており、例えば「OIL-MAY12」ならMAY(5月)の12日が決済期日となります。
また、先物取引は、決済期日があるものの、スワップポイントが発生しないため、ポジションの持越しコストがないのがメリットだといえるでしょう。
Brent(Brent Crude Oil)
Brent(ブレント原油)とは、ヨーロッパおよびアジア市場における取引量が多いエネルギー関連銘柄です。
ノルウェーとイギリスに挟まれる北海から採掘されるブレント原油は、採掘地の都合上、生産コスト・輸送コストが価格に加味される傾向があると言われています。
また、厳密にはブレント原油は、フォーティーズ油田・オゼバーグ原油・エコフィスク原油のヨーロッパ北海から採掘される軽質油を指す銘柄です。
また、ブレント原油・フォーティーズ油田・オゼバーグ原油・エコフィスク原油を総称してBFOEと言います。
GSOIL(London Gas Oil)
GSOIL(ロンドン軽油)とは、原油から精製された軽油を指す銘柄です。
採掘と運搬コストが価格に加味される原油に対して、ロンドン軽油は原油を精製する行程が価格に含まれています。
いわゆる精製コストを加味して、原油よりおおむね10倍ほどベースとなる価格が高くなっているのが特徴です。
NGAS(Natural Gas)
NGAS(天然ガス)とは、石油よりクリーンで環境に良いとされるエネルギー銘柄です。
天然ガスの主成分はメタンであり、一酸化炭素の含有量が非常に少なく、燃焼させることで発生する窒素酸化物等が他のエネルギーより少ないといったことが天然ガスがクリーンなエネルギーと言われる主な理由となります。
年々と環境に良いエネルギー源として天然ガスの利用が進んでいる反面で、天然ガスのシェアはロシアが高く、地政学的リスクに対する影響が市場にも反映されやすいのが特徴です。
OIL(WTI Oil)
OIL(WTI原油)とは、アメリカの西テキサス州原産の原油を指す銘柄です。
West Texas Intermediateの頭文字をとってWTI原油と呼ばれています。
WTI原油は、ガソリンや灯油といった私達の生活にも身近な燃料としての精製に向いており、ガソリン価格への影響も顕著に現れやすいです。
他のエネルギー銘柄と同様にニューヨーク・マーカンタイル取引所で取引され、もっとも有名なエネルギー銘柄と言えます。
例えば、WTI原油は概ね1日で100万バレル未満の算出量であるのに対して、ニューヨーク・マーカンタイル取引所では、100億バレルほど一日で取引されるため、産出量と取引量には100倍以上の差があるのです。
WTI原油は、エネルギー銘柄の中でも非常に高い流動性が特徴と言えるでしょう。
OILMn(WTI Oil Mini)
OILMn(WTI原油ミニ)とは、OIL(WTI原油)を文字通り小さくした銘柄です。
WTI原油は、1ロット当たり100バレルの取引サイズですが、WTI原油ミニは1ロット当たり10バレルとなります。
価格変動を含めてWTI原油ミニとWTI原油は同じ動きをするものの、XMではWTI原油の最小変動幅を1ドル単位、WTI原油は0.1ドル単位と値幅が異なるので注意しましょう。
ちなみに、XMではボーナスを活用することで、自己資金ゼロから取引が始められます。
今なら期間限定で13,000円の口座開設ボーナスが受け取れるので、まずはボーナスだけで取引を試してみると良いでしょう。
(XM公式サイト)
※次画面の「ウェブで続ける」ボタンをタップすると口座開設フォームへ遷移します。
XMの原油・天然ガスの取引条件
XMで取り扱う原油・天然ガスの取引条件を一覧表にまとめました。
エネルギー銘柄 | BRENT (ブレント原油) | GSOIL (ロンドン軽油) | NGAS (天然ガス) | OIL (WTI原油) | OILMn (WTI原油ミニ) |
---|---|---|---|---|---|
レバレッジ | 66.7倍 | 33.3倍 | 66.7倍 | ||
1ロット | 100Barrels | 4Tonnes | 1000MMBtu | 100Barrels | 10Barrels |
最小ロット | 1ロット | ||||
最大ロット | 280ロット | 200ロット | 180ロット | 280ロット | 2,800ロット |
最小スプレッド | 0.03pips | 1.2pips | 0.03pips | ||
スワップポイント | なし | ||||
取引時間 | 夏時間09:05〜翌06:55 (金曜日のみ翌5:10まで) 冬時間10:05〜翌07:55 | 夏時間09:05~翌05:55 (金曜日のみ翌5:10まで) 冬時間10:05~翌06:55 | 夏時間07:05~翌05:55 (金曜日のみ翌5:10まで) 冬時間08:05~翌06:55 |
原油を始めとするエネルギー市場は、FXのメインとなる外国為替市場と違い、取引時間やXMの原油・天然ガスが先物CFDなので細かな取引条件に注意が必要です。
ここでは、XMの原油・天然ガスの取引条件を分かりやすく解説します。
では、XMの原油・天然ガスの取引条件について順をおって確認していきましょう。
XMの原油・天然ガスの取引時間
XMの原油・天然ガスの取引時間は以下のとおり。
銘柄 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
BRENT (ブレント原油) | 9:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 10:05~翌7:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
GSOIL (ロンドン軽油) | 9:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 10:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
NGAS (天然ガス) | 7:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 8:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
OIL (WTI原油) | 7:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 8:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
OILMn (WTI原油ミニ) | 7:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 8:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
XMで取り扱う原油・天然ガスは基本的に平日24時間で取引可能です。
ただし、外国為替と違いとして、各営業日の切り替えタイミングで、2時間ほど休場時間があります。
休場時間では、チャートの更新および新規注文・既存の注文変更が停止するので注意しましょう。
また、XM公式に記載されている時間はGMT+2のタイムゾーンなので日本時間と時差があります。
夏時間・冬時間の切り替えも毎シーズン行われるため、XMから切り替えタイミングのメール通知を確認しましょう。
XMの原油・天然ガスのレバレッジ
XMの原油・天然ガスのレバレッジは以下のとおりです。
エネルギー銘柄 | 必要証拠金率 | レバレッジ |
---|---|---|
BRENT (ブレント原油) | 1.50% | 66.7倍 |
GSOIL (ロンドン軽油) | 3.00% | 33.3倍 |
NGAS (天然ガス) | 3.00% | 33.3倍 |
OIL (WTI原油) | 1.50% | 66.7倍 |
OILMn (WTI原油ミニ) | 1.50% | 66.7倍 |
XMの原油・天然ガスのレバレッジは、口座に設定されている最大レバレッジが適用されません。
各銘柄によって設定されている「必要証拠金率」を使って、文字通りポジションをエントリーするのに必要な証拠金を計算します。
例えば、WTI原油が102ドルの時に1ロットを取引するのに必要な証拠金は以下の様に計算します。
また、口座設定のレバレッジは原油・天然ガスに適用されないものの、実質のレバレッジとしては33.3倍~66.7倍に相当します。
関連:XMのレバレッジ規制・制限とは?1000倍への変更&確認方法まとめ
XMの原油・天然ガスのロット
XMの原油・天然ガスのロットは以下のとおりです。
エネルギー銘柄 | 1ロット当たりの数量 | 最小ロット (数量) | 最大ロット (数量) |
---|---|---|---|
BRENT (ブレント原油) | 100Barrels | 1ロット (100Barrels) | 400ロット (40,000Barrels) |
GSOIL (ロンドン軽油) | 4Tonnes | 1ロット (4Tonnes) | 500ロット (2,000Tonnes) |
NGAS (天然ガス) | 1,000MMBtu | 1ロット (1,000MMBtu) | 300ロット (300,000MMBtu) |
OIL (WTI原油) | 100Barrels | 1ロット (100Barrels) | 400ロット (40,000Barrels) |
OILMn (WTI原油ミニ) | 10 Barrels | 1ロット (10Barrels) | 4,000ロット (40,000Barrels) |
XMの原油・天然ガスは、最小ロットと最大ロットが個別に設定されています。
また、1ロットあたりの数量も銘柄別に異なるため、同じロット数でもどのエネルギー銘柄を取引するかで必要証拠金も変わる点に注意しましょう。
なお、WTI原油に関しては、同じ価格なりますが、1ロット当たりの数量がWTI原油ミニの場合は、WTI原油よりロット毎の数量が10分の1です。
ただし、WTI原油ミニとWTI原油の最大ロットは、どちらも40,000 Barrelsとなるため実質の取引サイズは同じになります。
関連:XMtradingの最大ロットと最大ポジション数とは?【大口トレーダー必見】
XMの原油・天然ガスのスプレッド
>XMの原油・天然ガスのスプレッドは以下のとおりです。
エネルギー銘柄 | 最小スプレッド(pips) |
---|---|
BRENT (ブレント原油) | 0.03 |
GSOIL (ロンドン軽油) | 1.2 |
NGAS (天然ガス) | 0.03 |
OIL (WTI原油) | 0.03 |
OILMn (WTI原油ミニ) | 0.03 |
XMでは、原油・天然ガスに関しても変動制スプレッドを採用しています。各エネルギー銘柄の最小スプレッドは上記の通りです。
関連:XMtradingのスプレッド一覧!広い理由や広がる時間帯を比較。表示・確認方法も
XMの原油・天然ガスのスワップポイント
XMの原油・天然ガスにはスワップポイントがありません。
したがって、ポジションの持ち越しでマイナススワップがなければ、上乗せの手数料も発生しないため、持ち越しコストを考えずに済みます。
関連:XMtradingのスワップポイント一覧!計算・確認の方法&付与時間まとめ
XMの原油・天然ガスの限月
XMで取り扱う原油・天然ガスは全て先物取引です。
先物取引は、現物取引と違い決済期日(限月)が決まっており、決済期日を迎えると保有中の全てのポジションは強制決済となります。
決済期日は、取引プラットフォームの表示名から確認できます。
各銘柄名の末尾に記載されているのが決済期日の月と日であり、例えば「OIL-MAY12」ならMAY(5月)の12日が決済期日となります。
また、XMの取引プラットフォームは、マイナス価格に対応しておらず、原油・天然ガスの価格が0ドル(0円)に到達すると、直前の取引可能か価格でポジション決済が行われる仕様です。
XMの原油・天然ガスのロールオーバーについて
XMの原油・天然ガスは先物取引であるため、スワップポイントや配当の付与がありません。
しかし、未決済ポジションも持ち越し(ロールオーバー)は、決済期日まで可能です。
無料で口座開設する
(XM公式サイト)
※次画面の「ウェブで続ける」ボタンをタップすると口座開設フォームへ遷移します。
XMで天然ガス・原油取引するメリット
XMで天然ガス・原油取引するメリットについてまとめました。
では、XMで天然ガス・原油取引するメリットについて確認していきましょう。
FXと同じ環境で取引できる
XNでは、FXと同じ環境で天然ガス・原油を取引可能となっています。
そのため、普段からFXの取引に慣れている方はスムーズに取引できますよ。
また、国内FX業者では、商品ごとに別々の口座を開設する必要がありますが、XMなら1つの口座でまとめて取引可能です。
FXと同じ環境で取引可能なだけでなく、1つの口座にまとめることができるので、資金管理しやすいといえるでしょう。
ゼロカットによる追証なし
XMの原油・天然ガスはゼロカットが適用されています。
ゼロカットとは、急激な市場の変化により、ロスカットが間に合わず損失が発生した場合、FX業者が損失分を負担してくれるシステムのこと。
そのため、XMでは、相場が急変動したとしてもゼロカットによって、追証が発生しません。
つまり、入金額以上の借金を負うリスクが一切ないので、安心して取引可能となっています。
ハイレバレッジにより少額取引可能
XMでは、1,000倍のハイレバレッジによって、少額から取引が始められます。
以下の表に、国内FX業者との最大レバレッジを比較してみました。
最大レバレッジ | |
---|---|
XM | 66.7倍 |
国内FX業者 | 25倍 |
このように、国内FX業者の25倍に対し、XMの最大レバレッジは66.7倍とかなり高めに設定されています。
したがって、国内FXで原油取引するよりも、必要証拠金を減らすことができますよ。
取引ごとに現金化できるポイントが貰える
XMでは、取引するごとに現金化できるXMポイントが貯まっていきます。
XMには「XMロイヤリティプログラム」といったボーナスがあり、1ロットの取引ごとにXMポイントが付与されます。
なお、貯まったXMポイントは、証拠金や現金と交換可能となっています。
原油・天然ガスの取引でもXMポイントは受け取れるので、ぜひ活用してください。
ストップレベルがゼロ
XMでは、原油・天然ガスのストップレベルがゼロとなっています。
XM(XMTrading)は、2021年8月にすべての口座タイプ・通貨ペアのストップレベルがゼロに引き下げられました。
ストップレベルがゼロになっているので、予約注文の制限がありません。
したがって、XMは細かい予約注文にも対応可能で、スキャルピング・デイトレードしやすいといえるでしょう。
XMの原油・天然ガスの証拠金・ピップ値・スワップ・損益を計算
- 必要証拠金の計算方法
- 原油・天然ガスの1pips当たりの金額(ピップ値)の計算
- 原油・天然ガスの損益を計算
- XM公式の計算機が便利
XMで原油・天然ガスの取引をする際のリスク管理で活用する3つの計算式とXMが提供する便利な計算機の使い方をご紹介します。
原油・天然ガスの取引で必要な証拠金の計算や、具体的な損切り価格、利食い価格などトレード戦略を考える時に便利です。
XMの原油・天然ガスの必要証拠金を計算
BRENT (ブレント原油) | 1.50% |
---|---|
GSOIL (ロンドン軽油) | 3.00% |
NGAS (天然ガス) | 3.00% |
OIL (WTI原油) | 1.50% |
OILMn (WTI原油ミニ) | 1.50% |
XMの原油・天然ガスの必要証拠金は、上記の必要証拠金率と各エネルギー銘柄の現在価格・ドル円の現在価格の3つを使って計算します。
原油・天然ガスの必要証拠金は、上記の計算式に当てはめて算出します。
ただし、計算結果は、口座の証拠金通貨が米ドルとなるため、計算結果にはドル円レートを使った日本円換算が必要です。
例えば、WTI原油(OIL)の現在価格が104.64ドル・ドル円の現在価格が122.506円の時に1ロットのポジションの必要証拠金は以下の様に計算します。
156.96ドル×122.506円=【必要証拠金】約19,228円
XMの原油・天然ガスのピップ値を計算
XMの原油・天然ガスのピップ値(1pips)は、上記の計算式で計算します。
各エネルギー銘柄の最小価格変動値とドル円レートを使って1pisps当たりの金額が算出可能です。
エネルギー銘柄 | 最小変動値(USD) |
---|---|
BRENT (ブレント原油) | 0.01 |
GSOIL (ロンドン軽油) | 0.01 |
NGAS (天然ガス) | 0.001 |
OIL (WTI原油) | 0.01 |
OILMn (WTI原油ミニ) | 0.01 |
例として、ブレント原油を以下の条件で取引する際のピップ値で計算してみましょう。
ドル円の現在価格:122.773円
取引ロット数:1ロット
(0.01ドル×122.773)×100 Barrels=122.773円
上記の計算で、ブレント原油のポジションを1ロット持っている場合は、1pips当たり122.773円の損益が発生することになります。
XMの原油・天然ガスの損益を計算
※ロングの場合は「決済価格ーエントリー価格」が利益計算・「エントリー価格ー決済価格」が損失計算
※ショートの場合は「エントリー価格ー決済価格」が利益計算・「決済価格ーエントリー価格」が損失計算
XMの原油・天然ガスの損益を日本円で算出する場合は上記の計算式で算出します。
例として、以下の条件で取引を考える場合に利食い価格と損切り価格でいくらの損益が発生するか計算してみましょう。
決済価格:108.96ドル(T/P利食い価格)
ロットサイズ:10ロット(1000 Barrels)
ドル円レート:122.915円
(108.96ドルー108.39ドル)×122.915円×1000 Barrels
=【利益】70,061円
決済価格:108.19ドル(S/L損切り価格)
ロットサイズ:10ロット(1000 Barrels)
ドル円レート:122.915円
(108.39ドルー108.19ドル)×122.915円×1000 Barrels
=【損失】24,583円
XMと国内CFD業者の原油・天然ガス取引条件の違い
XMと国内CFD業者の原油・天然ガスでは適用される取引条件に違いがあります。
レバレッジや、基準となる取引ロット数、また取引におけるコストで欠かせないスプレッドなどXMと国内CFD業者の違いは様々です。
レバレッジの違い
国内CFD業者でも、原油・天然ガスといったエネルギー関連銘柄は取引可能です。
しかし、XMより国内CFD業者の方が、エネルギーCFDを取引するための資金は多く必要になります。
なぜなら、国内CFD業者が原油・天然ガスのエネルギー関連銘柄に適用しているレバレッジは最大20倍だからです。
国内CFD業者のどの業者を使っても最大20倍のレバレッジは変わりません。
一方で、XMでは実質33.3倍・66.7倍のレバレッジがエネルギーCFDに適用されます。
同じ資金でエネルギーCFDを始める場合、XMの方がレバレッジが高い分、最大で持てるポジションが増え、トレード戦略の幅も広げることが可能になります。
取引ロット数の違い
XMの銘柄ごとの取引ロット数の違いは以下のとおり。
エネルギー銘柄 | 1ロット当たりの数量 |
---|---|
BRENT(ブレント原油) | 100Barrels |
GSOIL(ロンドン軽油) | 4Tonnes |
NGAS(天然ガス) | 1,000MMBtu |
OIL(WTI原油) | 100Barrels |
OILMn(WTI原油ミニ) | 10Barrels |
XMでは、各エネルギー関連銘柄に1ロット当たりの数量が設定されており、「1ロット=100Barrels」といった様にロット毎で数量を決めて取引を行います。
一方で、国内CFD業者では、「1ロット=10 Barrels」や「1枚=1 Barrels」といった様に各社で取引ロット数や根本的な取引数量が違います。
また、最大ロット数ではなく国内FX業者は注文可能上限を1億~2億円相当までに設定している場合が多いです。
XMでは、各エネルギー銘柄に最大ロット数が決められており、金額による上限はありません。
国内業者とスプレッドの比較
エネルギー関連銘柄の代表格である「WTI原油」の先物で提示される最小スプレッドを国内CFD業者と比較しました。
比較業者 | 最小スプレッド(pips) |
---|---|
XM Trading | 0.03 |
楽天証券 | 1.4 |
DMM CFD | 3.9 |
GMO クリック証券 | 3 |
国内CFD業者のWTI原油先物とXMでは、XMの方が最小スプレッドが狭くなります。
先にお伝えしたレバレッジも含めて考えると、XMでエネルギーCFDを取引することで、レバレッジやスプレッドなど有利な条件で取引できるといえるでしょう。
無料で口座開設する
(XM公式サイト)
※次画面の「ウェブで続ける」ボタンをタップすると口座開設フォームへ遷移します。
MT4・MT5に原油・天然ガスのチャートを表示させる方法
ここでは、XMの取引ツールMT4・MT5に原油・天然ガスのエネルギー関連銘柄を表示させる方法を解説します。
XMでは、どの口座でも特別な手続き不要でエネルギーCFDは取引可能です。
しかし、MT4・MT5をダウンロードした時点では、一部の銘柄が気配値一覧に表示されないため、一覧表に追加する作業が必要になります。
【PC版】MT4・MT5の手順
PC版のMT4・MT5からXMの原油・天然ガスのチャートを表示するには、気配値一覧にエネルギーCFDの銘柄を追加する必要があります。
MT4・MT5を起動したら、「表示」→「気配値表示」をクリックしましょう。
「気配値一覧」が表示されたら、空欄部分で右クリック「銘柄一覧」をクリックします。
「銘柄一覧」が表示されたら、「CFDs」→「Futures」→「Energies」の順にクリックして、各エネルギーCFDをクリックして「銘柄を表示する」をクリックしましょう。
チャートを表示したい全ての銘柄を設定したら「OK」をクリックして完了です。
気配値一覧に追加したエネルギーCFD銘柄が表示されます。
他の銘柄と同様にクリックで新規注文画面、右クリックからチャートウィンドウの表示が可能です。
【スマホ版】MT4・MT5の手順
スマホ版のMT4・MT5も同様に、気配値一覧にXMの原油・天然ガスを追加することでチャート表示および取引が可能になります。
エネルギーCFDを追加するには、気配値の「検索するシンボルを入力」をタップしましょう。
候補が検索窓の下に表示されるので「Energies」をタップしましょう。
エネルギーCFDが全て表示されるので、チャート表示および取引したい銘柄の「+」アイコンをタップしましょう。
気配値一覧に他の銘柄と同様にエネルギーCFDが表示されます。
各銘柄をタップしてメニューからチャート表示や注文が可能です。
XMの原油・天然ガスにおける注意点
XMの原油・天然ガスにおける注意点は以下のとおり。
では、XMの原油・天然ガスにおける注意点について確認していきましょう。
原油・天然ガスはボラティリティが高い
原油・天然ガスは、外国為替の通貨ペアよりボラティリティが高いことが特徴となっています。
外国為替市場は、金融市場の中でも最も規模が大きく、流動性が高いため、一日1円未満のボラティリティに収まる日も珍しくありません。
一方で、原油・天然ガスは1日で100pips以上のボラティリティも多く、基本ベースが米ドルなのでドル円レート次第で日本円に換算すると非常に大きな変動を伴います。
特に、メジャー通貨ペアの取引経験のみといった方が、初めてエネルギーCFDを取引する際は少ないロット数から始めると良いでしょう。
毎週水曜日の「EIA週間石油在庫統計」は必ずチェックする
毎週水曜日の「EIA週間石油在庫統計」は必ずチェックしておきましょう。
EIA週間石油在庫統計とは、原油を含む米国の石油製品の在庫の統計データのこと。
エネルギー省エネルギー情報局(Energy Inform ationadm inistration)が、前週金曜日時点の数値を毎週水曜日に発表しています。
リアルタイムな数値ではないものの、原油の在庫数から明確な需給バランスを示すデータとして、各エネルギー銘柄の価格に影響する重要な経済指標です。
エネルギーCFDを取引する際には、確実にチェックしておきたい経済指標の1つだといえるでしょう。
原油はニューヨーク時間にボラティリティが高くなる
原油の取引は、ニューヨークのマーカンタイル取引所で行われます。
取引の拠点が米国にあることと、為替を含めて金融市場が最も活発で、取引量の多い米国が主体となるニューヨーク時間では、原油の取引も活発になりボラティリティも高くなりやすい傾向があります。
ニューヨーク時間とは、日本時間で21時から翌朝6時の時間帯の事を指し、特に21時から0時前後では、ロンドン時間のトレーダーとニューヨーク時間のトレーダーの取引が重なることもあり、大きなボラティリティとなる事が多いです。
限月にポジションを保有していると自動で決済
XMの原油・天然ガスの取引では、限月にポジションを保有していると自動で決済されてしまうので注意しましょう。
原油・天然ガスには、「限月」という決済期限があることを把握しておいてください。
なお、XMの原油(先物)の期限は、基本的に1か月程度となっています。
限月について詳しく知りたい方は、XMTrading公式サイト内の先物カレンダーで確認してみましょう。
夜間に大きな値動きがある
原油・天然ガスは夜間に大きな値動きがあるので注意してください。
原油 ・天然ガスのトレードはロンドン市場からニューヨーク市場にかけて活発に行われています。
そのため、夜間から深夜にかけて値動きが大きくなるケースが多くなります。
原油・天然ガスで大きな利益を狙いたいなら、夜間にトレードするのが良いですが、その分リスクも高まることを覚えておきましょう。
よくある質問
XMの原油・天然ガスに関するQ&Aについてまとめました。
では、XMの原油・天然ガスに関するQ&Aについて確認していきましょう。
ただし、各口座タイプの最大レバレッジに関わらず、全口座タイプで同じ取引条件になります。
例えば、取引手数料を支払い、他の口座タイプより狭いスプレッドを提示するゼロ口座でも、エネルギーCFDは他の口座タイプとスプレッドが共通で外付けの取引手数料も発生しません。
参考までに、本記事執筆時点のレートを元に各エネルギー銘柄の必要証拠金目安を一覧表にまとめました。
エネルギーCFD | エネルギー銘柄のレート | ドル円レート | 1ロットの必要証拠金(JPY) | 0.1ロットの必要証拠金(JPY) | 0.05ロッの必要証拠金(JPY) |
---|---|---|---|---|---|
BRENT(ブレント原油) | 107.21 | 123.93 | 19,930 | 1,993 | 996 |
GSOIL(ロンドン軽油) | 1081.22 | 16,079 | 1,608 | 804 | |
NGAS(天然ガス) | 6.067 | 22,556 | 2,256 | 1,128 | |
OIL(WTI原油) | 102.2 | 18,998 | 1,900 | 950 | |
OILMn(WTI原油ミニ) | 102.2 | 1,900 | 190 | 95 |
また、ポジションの持ち越し(ロールオーバー)による手数料も不要となります。
ただし、エネルギーCFDは全て先物取引となっており、決済期日を迎えると対象のポジションは全て強制決済されるので注意しましょう。
- 取引時間以外
- 最小ロット数以下で取引しようとしている
- MT4・MT5に原油のチャートを表示させていない
- 規約違反を犯して口座凍結されている
XMで原油が取引できない際は、上記の原因に当てはまっていないか確認してみてください。
先物取引の場合、限月(決済日)が過ぎるとチャートが表示されなくなるので注意しましょう。
なお、決済期日については、取引プラットフォームの表示名から確認可能となっています。
- スキャルピング・デイトレードで大きな利益を狙う
- 一方的な値動きを狙う
- 世界情勢・気候変動の情報を収集する
原油・天然ガスは、ボラティリティが非常に高いため、短時間で激しい価格変動があります。
短期間で大きな利益が狙えるので、スキャルピング・デイトレードが最適だといえるでしょう。
また、原油・天然ガスの相場については、一度トレンドが発生すると一方的な値動きを続けることが多いことが特徴です。
したがって、一方的な値動きを狙い、トレンドに乗れば大きな利益を獲得できますよ。
- 原油:66.7倍
- 天然ガス:33.3倍
銘柄 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
BRENT (ブレント原油) | 9:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 10:05~翌7:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
GSOIL (ロンドン軽油) | 9:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 10:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
NGAS (天然ガス) | 7:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 8:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
OIL (WTI原油) | 7:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 8:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
OILMn (WTI原油ミニ) | 7:05~翌5:55まで (金曜日のみ翌5:10まで) | 8:05~翌6:55まで (金曜日のみ翌6:10まで) |
月の中旬が決済・発売日となっています。
なお、先物期限について詳しく知りたい方は、XMTrading公式サイトから確認してみてください。
XMの原油・天然ガスは、すべて先物取引となります。
まとめ
今回は「XMの原油・天然ガスの取引条件を徹底解説!エネルギートレードするならエックスエム」のテーマでお届けしました。
XMでは、エネルギー関連銘柄としてWTI原油や天然ガスを始めとする主要な先物取引を取り扱っています。
為替や一部の貴金属に適用される最大1,000倍のレバレッジは使えないものの、国内CFD業者より高い33.3倍・66.7倍のレバレッジで取引が可能です。
また、本記事で比較した通り、XMの原油に適用されるスプレッドは国内CFDより狭いため、かなり好条件で取引ができます。
ある程度の流動性を備えており、為替にない魅力的なボラティリティのエネルギーCFDは、トレード対象を増やしたい方にオススメの市場です。
ちなみに、今なら期間限定で、口座開設ボーナスが3,000円 ⇒ 13,000円に増額中です。
XMで口座開設をしようか迷っているのなら、今のうちにボーナスだけでも受け取っておきましょう。
(XM公式サイト)
※次画面の「ウェブで続ける」ボタンをタップすると口座開設フォームへ遷移します。