FX取引を扱う業者は国内だけではなく海外にも多くありますが、規制している法律が違うために、それぞれのサービス内容には大きな違いがあります。
海外FXに挑戦したいと思っている人や、国内FX業者からの乗り換えを考えている人にとっては、「海外FXに興味があるけど、よく分からないから始めにくい…」と思うことも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、海外FXを今から始める人のために、以下のような項目から海外FXとは何かを分かりやすく解説します。
- 海外FX初心者の心得
- 海外FXと国内FXの違いやメリットとデメリット
- 海外FX業者の選び方
- 初心者向け!海外FXエントリー口座3選
- 口座開設〜取引を始めるまでの手順
なお、海外FXの中には、悪質な勧誘活動をしているグループが見られたり、初心者の利用には不向きな業者もあるので注意しましょう。
今回は、悪質な海外FX業者・上級者向けの海外FX業者を避けるポイントなどについても解説しています。
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---|---|---|
XMTrading | 安心の老舗業者。新規口座開設で13,000円 | 公式サイトはコチラ>> |
EXNESS | 難易度の高いライセンスを取得していて、信頼性が高い業者。豊富な仮想通貨銘柄 最狭クラスのスプレッド | 公式サイトはコチラ>> |
FXGT | セーシェル共和国の金融ライセンスを保有。 新規口座開設で20,000円 一律25%の入金ボーナス(最大125万円)&レバレッジ1,000倍 | 公式サイトはコチラ>> |
海外FX初心者の心得
まず最初に海外FX初心者の心得として、海外FXを始める前に知っておきたい基本的な注意点を確認していきます。
投資詐欺の被害や、大切な資金をリスクにさらすことを避けるために、今からお伝えする注意点はしっかりと押さえておきたいですね。
人におすすめされた業者は使わない
まず最初に、最近流行っている投資詐欺について知っておく必要があります。
一般に「国際ロマンス詐欺」などと言われる詐欺で、海外FXの場合は中華系グループによるものが多いとされています。
よくある手口は、以下の通りです。
- SNSや出会い系サイトなどを通して、美女が話しかけてくる
- やり取りを重ねて親しくなった頃に、投資による儲け話を持ちかけられる
- 相手が勧める業者で取引口座を開設して入金をするが、最終的には出金はできず美女も行方をくらます
これは美女によるロマンス詐欺だけではなく、投資機関を名乗る組織が直接儲け話を持ちかけてくるパターンもあります。
海外のグループの詐欺ではありますが、最近は自動翻訳の性能が上がっており、言葉巧みに儲け話を信じ込まされた方々の被害報告があとを絶ちません。
SNSなどで知り合ったよく知らない人が勧めてくるFX業者は、投資詐欺の可能性が高いので、口座開設や口座への入金は絶対に行わないでください。
出金報告が上がっているブローカー以外使わない
次も、取引口座からの出金に関わる注意点です。
運営年数や実績が豊富で、一般に優良FXブローカーとして知られているような海外FX業者であれば特に問題はないのですが、新しくFX事業を始めたような業者の場合は、海外FX業者としての信頼性を見定める必要があります。
その際に1つの指標になるのが、他のユーザーからのTwitterやその他ネット上での出金報告です。
「この業者出金できた」というような出金報告が問題なく上がっている業者の場合はある程度は信用して利用ができますが、出金報告がない業者の利用はよく注意しなければいけません。
また、実績が少ない新興ブローカーを利用する場合は、最初から大きな資金を入金しないなど、自分の身は自分で守る工夫が必要でしょう。
資金管理をしっかり行うこと
海外FXでは、国内FXよりも高い最大レバレッジで取引可能であるメリットがあります。
しかし、最大レバレッジが高いということは、口座内の証拠金(取引に使う資金)に対して、より大きな数量で取引することも可能になるため、取引する数量をあげる場合は、特に慎重な資金管理が必要になります。
ハイレバレッジの海外FXでは、負けた分の損失を一気に取り戻したい、という考えで取引数量を吊り上げていくことが可能なので、資金やメンタルを管理するルールを立てて、それを守り抜くことが大切ですね。
失っても生活に支障をきたさない余剰資金でやること
あらゆる種類の投資・投機に言えることですが、海外FXのトレードも、万一全額を失っても支障のない余剰資金で行うことはとても重要です。
失うと生活ができなくなる資金をFXに回しても、冷静にチャートに向かうことはできないばかりではなく、あなた自身やあなたの大切な人の人生にも大きな影響を与えかねません。
そもそもFXはお金を増やすために行うものなので、たとえ余剰資金であっても、お金を失いかねないような精神状態や技術的に拙い状態では、積極的な取引は行うべきではないでしょう。
海外FXでは、無料で練習できるデモ口座を提供していたり、リアル口座でも1,000通貨程度の小額からの取引に対応しているので、取引に自信がない人は、低いハードルから挑戦してみることもおすすめです。
海外FXと国内FXの違い・それぞれのメリットとデメリット
ここからは、海外FXと国内FXの違いについて、それぞれのメリットやデメリットなどを踏まえながら解説していきます。
まず簡単に、両者の違いについて一覧表をご覧ください。
項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
ライセンス | 海外の金融庁など | 日本の金融庁 |
注文方式 | 主にNDD方式 | 主にDD方式 |
レバレッジ | 400倍〜無制限 | 25倍 |
ゼロカット | 多くの業者が対応 | なし |
スプレッド | 広め | 狭め |
取引で使えるボーナス | あり | なし |
スキャルピング | 多くの業者が対応 | 対応していない業者も多い |
取引ツール | MT4/MT5など | 業者の独自ツール |
自動売買のしやすさ | しやすい | しにくい |
マイナンバーの提出 | 基本的になし | あり |
税制度 | 総合課税 | 申告分離課税 |
それぞれ違いや良し悪しがありますが、当記事では以下の内容について解説していきます。
海外FXは日本金融庁のライセンスなしで運営されている
海外FXと国内FXの大きな違いは、まず取得しているライセンスにあります。
海外FX業者は、日本の金融庁のライセンスを取得せず、海外に拠点を持って運営しているFX業者全般を差します。
海外FX業者の中には、海外の金融庁などで公的なライセンスを取得して運営している業者もありますが、公的なライセンスを持たずに運営している業者も見られます。
一方国内FX業者は、日本の金融庁のライセンスを取得し、そのルールに則って運営しているFX業者のことです。
日本の金融庁に登録していれば、日本に拠点があるFX業者はもちろん、たとえ海外資本のFX業者でも「国内FX業者」と呼ばれます。
海外FX業者は、日本の金融庁に登録していないことがしばしばデメリットに挙げられます。
しかし、海外FXでも日本国外の公的なライセンスを取得している場合は、一定の信頼性はあると考えてよいでしょう。
海外FX業者を選ぶポイントとして、多くの方が「その業者が安全かどうか」といった点を重視するのではないでしょうか。 資産を預けても問題がない健全な業者なのかというポイ[…]
注文方式は海外FXの方が透明性が高く、理論上勝ちやすくなっている
海外FXと国内FXでは、注文方式にも違いがあります。
一般的に、多くの海外FX業者ではNDD方式が採られており、国内FX業者ではDD方式が採られています。
ここで簡単に、NDD方式とDD方式の特徴やそれぞれのメリット・デメリットについて確認しましょう。
注文方式 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
NDD方式 (No Dealing Desk) | ノーディーリングデスクの略。 顧客の注文をディーラーの介在なく FX業者にとっての利益は基本的に | ①取引環境や配信されるレートには 透明性・公平性が高い ②約定力が高い ④スキャルピングなどに対して取引制限がない | ①スプレッドが広い ②時間帯によってスリッページが起こり得る |
DD方式 (Dealing Desk) | ディーリングデスクの略。 顧客の注文はディーラーが約定させる方式。 | ①スプレッドが非常に狭い ②スリッページが起こりにくい | ①ディーラーの裁量判断によるレートの操作が起こり得る ②約定拒否やリクオートが発生しうる ③スキャルピングは基本的に禁止 |
注文方式そのものには一長一短があり、より狭いスプレッドを重視する場合は、DD方式も悪いとは言えません。
ただし、透明性や公平性の高さ、そして取引制限の少なさから、より利益を求める上級者やプロトレーダーなどからは、NDD方式が支持される場合が多いようです。
レバレッジは海外FX業者に制限無し
日本の金融庁に登録している国内FX業者は、日本の法律の規制下にあります。
個人向け口座の最大レバレッジが最大で25倍までに制限されているのはそのためです。
一方で海外FX業者が登録している海外の金融庁などでは、日本とは規制の方針が違うため高いレバレッジを提供することが可能です。
海外FX業者のXMでは最大で1000倍、GEMFOREXやFXGTでは最大1000倍と言う非常に高いレバレッジを提供しています。
さらにExnessという業者の場合は、驚くことに口座残高が999ドル以下の場合に実質無制限(21億倍)のレバレッジで取引が可能。
国内FXとは取引環境が大きく違うことが分かりますね。
海外FX最大の魅力のひとつが、ハイレバレッジです。 国内FXのレバレッジ25倍に慣れている方にとっては、ハイレバレッジは危険というイメージがあるかもしれません。 […]
海外FXには追加証拠金がない
海外FX特有の大きなメリットとして、ゼロカットシステムも挙げられます。
ゼロカットとは、マイナス残高保護などとも言われ、取引によって口座残高を超える損失が発生した場合でも、マイナス分の損失は海外FX業者側が負担する仕組みのことです。
ゼロカットがあることによってユーザーには追証(追加証拠金)がなく、入金額以上に損失が出ることはありません。
過去にも相場の暴騰や暴落はありましたが、ゼロカットが存在しない国内FXのユーザーからは、ロスカットが間に合わず多額の追証を抱えてしまったという悲鳴が聞かれました。
海外FXを利用していれば、そのような心配はありませんね。
しかし、ゼロカットはいかなる取引に対しても適用される訳ではなく、ユーザー側に取引ルール違反があった場合はゼロカットがされない場合がある点はご注意ください。
海外FX業者が導入しているゼロカットシステムとは、突発的かつ大きな相場変動が発生した時に口座残高がマイナスになったとしても、損失額を業者が全額負担してくれるシステムです。[…]
スプレッドは海外FXの方が広い
スプレッドが広い、とは「スプレッドが大きい=取引ごとの手数料が大きい」という意味です。
主にDD方式を採用している国内FXではドル円で0.2pips程度のスプレッドは珍しくありませんが、NDD方式の海外FXではドル円のスプレッドは一般的な口座タイプで1.5pips前後です。
国内FXの方が圧倒的にスプレッドは狭いですね。
注文方式によってスプレッド幅に差が出る理由を見ていきましょう。
DD方式では、顧客からの注文は一旦FX業者が決済して約定させます。
そのため、顧客が負けた場合の損失はFX業者にとっては利益になります。
業者にとって収入源はスプレッドだけではないため、超低スプレッドも提供可能になります。
それに対してNDD方式では、FX業者は顧客の注文を取り次いでインターバンク市場で決済し約定させます。
FX業者にとっては、顧客が注文の際に支払うスプレッドが重要な収入源になるため、スプレッドを狭くしすぎることができないのです。
国内FXの低スプレッドに慣れた方が海外FXに乗り換える場合は、スプレッドの広さには注意した方が良いかも知れませんね。
関連:海外FX業者でスプレッドが狭いのはどこ?最狭業者比較ランキング
海外FXには証拠金として使えるボーナスがある
口座開設や口座利用の特典として付与されるボーナスは、海外FXや国内FXを問わずあります。
しかし国内FXのボーナスは、主に取引量に応じたキャッシュバック形式になっているので、取引に使える証拠金を事前に付与するボーナスは海外FXならではのメリットといえます。
海外FXの証拠金付与型のボーナスキャンペーンには、主に以下の2種類があります。
ボーナスの種類 | 主な内容 |
---|---|
口座開設ボーナス | 新規で口座開設をして本人確認を完了した場合に、 入金不要で取引専用の証拠金がプレゼントされる。 金額は3,000円〜2万円ほどで、業者によって異なる。 |
入金ボーナス | 入金をした場合に規定された割合のボーナスを付与する。 例えば5万円までの100%入金ボーナスの場合、 5万円を入金したら2倍の10万円で取引を始めることができる。 |
ただし、すべての海外FX業者が証拠金をプレゼントするタイプのボーナスを提供している訳ではありません。
ボーナスをもらって取引をしたい場合は、ボーナスキャンペーンに定評のある業者で口座開設すると良いでしょう。
海外FX業者への入出金は複雑
海外FX業者はグローバルなサービス展開をしている場合が多いため、マネーロンダリング防止などのために、入出金には特別なルールを設けている場合があります。
また海外FXの特徴として、そもそも対応している入出金方法が多い、ということもありますね。
国内FXの入出金は銀行振込がメインなのに対して、海外FXでは銀行振込だけではなく、クレジットカード、オンラインウォレット、仮想通貨などでも入出金ができる場合があります。
そして、それぞれの入金方法で出金時のルールが変わるケースがあります。
一例を挙げると、クレジットカードで入金すると、出金時は入金に使用したカードへ優先的に出金(返金)する必要があり、それ以上の利益は他の方法で出金する必要がある、などです。
最近では、海外FXでも代行業者を利用して国内銀行振込での入出金に対応している場合があります。
煩雑さを嫌う人は、使いやすい方法に絞って入出金すると良いでしょう。
関連:海外FXの入金方法まとめ。おすすめの方法はどれ?
関連:海外FXのおすすめの出金方法はどれ?全方法の使い勝手を徹底解説
海外FXはほとんどの業者でスキャルピングに制限無し
NDD方式を採用している海外FX業者の場合、スキャルピングに制限がなく自由に取引できることもメリットになります。
一方でDD方式を採用している国内FX業者では、処理能力を超えた注文は受け付けられないためスキャルピングは禁止となっています。
また、海外FX業者でもDD方式を採用している業者の場合はスキャルピングを禁止しています。すべての海外FX業者がスキャルピング可能ではないことには注意してくださいね。
海外FXの利用を検討している方の中には、「スキャルピングで稼ぎたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。 この記事は、 海外FXが初めての方 […]
取引ツールは世界標準のものが使用可能
国内FX業者の取引ツールは、業者独自のツールを提供している場合が多いですね。
独自ツールは使いやすさに定評があるものもありますが、その業者でしか使えないなどのデメリットもあります。
一方でほとんどの海外FX業者が、世界的に利用者が多く、プロトレーダーも使用しているMT4やMT5を取引ツールとして採用しています。
海外FX業者によっては、メタトレーダー(MT4/MT5)だけではなく、ECN取引に特化したcTraderに対応している業者もありますね。
メタトレーダーは取引ツール専門の会社であるロシアのメタクオーツ社からリリースされているもので、高機能・高性能であることが特徴です。
MT4やMT5には、以下のメリットがあります。
- 無料で利用できる
- デフォルトで50種類近いインジケータやオシレーターが入っている
- 同じMT4やMT5であれば口座を切り替えて使うことができる
- カスタマイズ性が高い
- EAによる自動売買が行いやすい
- モバイル端末のOSに対応したバージョンも無料で使える
メタトレーダーの大きな特徴でありメリットが、カスタマイズ性の高さです。
チャートの複数表示や色などを自由に変えられることはもちろん、「カスタムインジケーター」と呼ばれる追加機能を入れることで、様々なインジケーターやチャート表示が対応可能となっています。
カスタムインジケーターは個人や企業などによって制作され、無料のものから有料のものまで非常に多くの数が出回っています。
多くの海外FX業者では、取引ツールとしてMT4を採用しています。 MT4とは、チャートの表示・分析から注文・決済まで、実際の取引に必要なすべての作業をこなせる高機能[…]
MT5はロシアのMetaQuotes Software社が開発した取引プラットフォームです。開発から10年以上たった今でも、MT5の普及率はMT4に及びません。 し[…]
海外FX業者は自動売買が可能
メタトレーダーでは、EA(エキスパート・アドバイザー)という自動売買ツールの導入のしやすさもメリットです。
EAもカスタムインジケーターと同様に、無料から有料のものまで様々あり、手軽にMT4やMT5上で動作させることができます。
MQLというメタトレーダーのプログラミング言語を学べば、ユーザー自身もEAを作成することが可能となっています。
独自ツールが主流の国内FXは裁量トレードがメインなので、基本的に自動売買には対応していません。
その点MT4/MT5が一般的な海外FX業者では、EAを使った自動売買がしやすいと言えますね。
「FXで自動売買(EA)を始めてみたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、以下の理由からあきらめてしまっていませんか? 国内FX業者では自動[…]
口座開設の際にマイナンバーが要らない
国内FXでは、リアル口座の開設にはマイナンバーの登録は必須となっています。
口座開設をして本人確認を完了させた段階で、取引を開始することができます。
海外FXでも基本的には同じ流れですが、マイナンバーの登録は不要です。
業者によってはマイナンバーの登録を促すところもありますが、その場合でも必須ではありません。
さらに海外FX業者によっては、確認作業に時間がかかりやすい本人確認手続きは、口座から出金を行うまでに済ませれば良いとしているところもあります。
その場合は口座利用に多少の制限はありますが、口座開設をして基本的な情報を登録しただけで、すぐに取引を開始できます。こうした手軽さは海外FXならではでしょう。
トラブル時の対応は厄介
国内FX・海外FX共に、トラブルが起きた場合の解決は厄介なものです。
したがって、「トラブルが起きないように取引する」ことと「トラブルが起きても対応できる業者を選ぶ」ことの2点が重要になるでしょう。
特に海外FXでは、すべての業者が日本語サポートに対応している訳ではありません。
よほど英語に堪能でない限り、日本語でのサポートに対応している業者を選択した方が良いでしょう。
何かわからないことがあった場合でも、気軽に問い合わせることができます。
関連:海外FXの日本語サポートは必須条件!対応が丁寧な業者はどこ?
また、トラブルが起きないように取引するためには、禁止事項に抵触しないように口座利用をすることが重要です。
海外FXでの一般的な禁止事項は以下の通りです。
- 他人になりすますなどして複数のアカウントを開設する
- ボーナスの不正な取得や乱用
- 他の口座を利用した両建て(同じ口座内なら両建ては可能)
- 価格の遅延やレートエラーなどを利用したアービトラージ
- 指標発表時や週初めの窓明けだけを狙ったハイレバレッジ取引(ゼロカットの乱用になるため)
- 業者によってはスキャルピングなどの短時間で大量の売買を禁止している場合もある
これらの禁止事項を行うと、出金差し止めなどのペナルティが課せられる場合があります。
しかしながら、SNSが発達している昨今では悪い評判もすぐに出回ってしまうため、FX業者もトラブルを嫌います。
特に評判の良い優良海外FX業者では、不正な出金拒否などは起こらないので、トラブルを避けたい人は評価の確立したブローカーから選択することをおすすめします。
海外FX業者の選び方
ここでは、初心者でも利用しやすい海外FX業者の条件を改めて確認したいと思います。
まずは、事前に確認すべきチェックポイントについて、一覧表で見ていきましょう。
項目 | チェック内容 |
---|---|
出金実績 | 出金実績の有無を確認する。 滅多にはないことだが、出金関係でトラブルの多い業者は避ける。 |
ライセンス | 運営会社やグループ内でライセンスを取得しているかを確認する。 |
資金管理方法 | 海外FX業者では基本的に分別管理による資金管理だが、 念のため確認する。 |
日本語サポート | 日本人または日本語に堪能なサポートスタッフがいるかを確認する。 |
レバレッジ | 海外FXの最大レバレッジは基本的に高いが、 稀に低め(200倍程度)に設定している業者もあるので確認する。 |
スプレッド・取引手数料 | 基本的に低スプレッドの方が取引しやすいが、 低スプレッド専用口座タイプはボーナス対象外のこともあるので注意する。 |
ボーナス | 特に初心者の場合は、 口座開設ボーナスや入金ボーナスを提供している業者がおすすめ。 |
取扱商品 | ほとんどの海外FX業者がFX通貨ペアを扱っているが、 マイナーなペアやその他ジャンルの銘柄を取引したい場合は確認しておく。 |
入出金方法 | 国内銀行送金、bitwallet、STICPAYに 対応している業者は入出金を楽に行える。 |
取引ツール | MT4またはMT5に対応しているかを確認する。 |
いくつかのチェック項目がありましたが、初心者が海外FX業者を選択する際は、特に以下の3つのポイントに注目して見ていくと良いでしょう。
- 業者の信頼性
- 情報の得やすさ
- 使いやすいボーナスの提供
「業者の信頼性」は、出金実績、運営実績、ライセンス取得、ユーザー評価などから総合的に判断できます。
とは言っても最初のうちは判断が難しいかも知れないので、当サイトがおすすめする優良海外FX業者から選択するのも1つの手段です。
「情報の得やすさ」は、主に公式サイトやサポートデスクの日本語対応などです。
サポートの日本語対応力は、業者によって差がでる部分ですね。
外国人スタッフによる日本語サポートの品質は決して低くはありませんが、ライブチャットサポートなどでは、うまく話が伝わらない場合があります。
重要な問い合わせは、メールで行った方が精度の高いサポートを受けやすくなります。
「使いやすいボーナスの提供」は、口座開設ボーナスや入金ボーナスの提供です。
特に口座開設ボーナスは、入金をせずにノーリスクで取引ができるので、初心者にはおすすめですね。
また入金ボーナスでは、取引に使える証拠金をボーナスとして付与する、いわゆる「クッション機能つき」のボーナスを提供している業者を選ぶことも重要になります。
初心者向け!海外FXエントリー口座3選
ここからは、初心者が一番最初に選んでも利用しやすい条件を満たしている海外FX業者をご紹介していきます。
ご紹介するのは、以下の3社です。
これらはすでに評判の良い業者なので、安心して取引できるでしょう。
XM
画像引用元:XMtrading
出金実績 | 豊富な出金実績 |
---|---|
ライセンス | セーシェル金融庁 |
資金管理方法 | 分別管理 |
日本語サポート | 日本人スタッフによるサポート |
レバレッジ | 最大1000倍 |
ボーナス | 口座開設ボーナス/入金ボーナス |
入出金方法 | 国内銀行送金/bitwallet/STICPAY/クレジットカード など |
取引ツール | MT4/MT5 |
XMは2009年に設立された海外FX業者です。
海外でも有名なFXブローカーですが、日本では「海外FXといえばXM」というくらい人気と実績のある1社ですね。
セーシェル金融庁の規制下にあることや、運営年数・出金実績の豊富さから、信頼性は文句なしです。
日本人スタッフによるサポートも万全で、安心して利用できるでしょう。
ボーナスとしては、13,000円の口座開設ボーナスに加えて、最大5,000ドル相当額までの100%+20%入金ボーナスを提供。
XMのボーナスはクッション機能つきなので、取引に使える証拠金を増やすことができます。少ない資金から取引できることも、初心者にとっては大きなメリットですね。
実績豊富なXMは、初心者からベテランまでおすすめの海外FX業者と言えます。
(XM公式サイト)
GEMFOREX
【注意喚起】GEMFOREXのサービス一時停止について
海外FX業者GEMFOREXは、 2023年5月31日をもってのサービス停止を公式発表しています。
画像引用元:GEMFOREX公式サイト
サービス停止に伴い、新規の口座開設や注文が一切停止となります。現在ポジションをお持ちの方は、2023年6月30日までに決済を完了して下さい。
現在遅延中の出金についての対応は、次のとおりです。
- 進行中の定額出金ならびに分割出金の停止
- 遅延損害金として出金申請頂いた日から30日経過後より完了されるまでの間、年5%の利率にて月末にお財布口座に反映
今後新しい情報が発表されましたら、当サイトにてお知らせいたします。
GEMFOREX以外に安全性の高い海外FX業者を知りたい方はこちら
海外FXのおすすめ口座比較ランキング!優良・ベストな業者を見分ける方法
当サイトおすすめ!安全性の高いFX取引所はこちら | ||
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XMTrading | 安心の老舗業者。新規口座開設で13,000円 | 公式サイトはコチラ>> |
EXNESS | 難易度の高いライセンスを取得していて、信頼性が高い業者。豊富な仮想通貨銘柄 最狭クラスのスプレッド | 公式サイトはコチラ>> |
FXGT | セーシェル共和国の金融ライセンスを保有。新規口座開設で15,000円 100%入金ボーナス レバレッジ1,000倍 | 公式サイトはコチラ>> |
画像引用元:GEMFOREX
出金実績 | 十分な出金実績 |
---|---|
ライセンス | モーリシャス金融ライセンス |
資金管理方法 | 分別管理 |
日本語サポート | 日本人スタッフによるサポート |
レバレッジ | 最大1000倍 |
ボーナス | 口座開設ボーナス/入金ボーナス系キャンペーン |
入出金方法 | 国内銀行送金/仮想通貨/クレジットカード など |
取引ツール | MT4/MT5 |
GEMFOREXは2014年からFX事業を行う海外FX業者です。
元々はシステムトレード関連のサービスを行う会社として、2010年にスタートしています。
モーリシャス金融ライセンスを取得して運営しており、出金実績も申し分ありません。
2021年には元サッカー選手のデビット・ベッカムさんをブランドアンバサダーに据え、企業力や信頼性をアピールしていますね。
GEMFOREXの最大のメリットは、ボーナスキャンペーンの豪華さです。
1万円または2万円の高額口座開設ボーナスを常時提供しており、入金をしなくてもFXを始めるのに十分な証拠金を手にすることができます。
その他にも、抽選によってボーナス割合が変わる「入金ボーナスジャックポット」なども提供しています。
元手0円からFXを初めてみたいなら、GEMFOREXがベストでしょう。
FXGT
画像引用元:FXGT
出金実績 | 十分な出金実績 |
---|---|
ライセンス | セーシェル金融庁 |
資金管理方法 | 分別管理 |
日本語サポート | 日本人スタッフによるサポート |
レバレッジ | 最大1000倍 |
ボーナス | 口座開設ボーナス/入金ボーナス |
入出金方法 | 国内銀行送金/bitwallet/STICPAY/仮想通貨/クレジットカード など |
取引ツール | MT5 |
FXGTは2019年に設立された、比較的新しい海外FX業者です。
FXだけではなく仮想通貨取引も得意にしており、MT5を通して仮想通貨ペアを低スプレッドで取引ができます。
XMと同じセーシェル金融庁のライセンスを取得しているほか、最大100万ユーロのFXブローカー向け賠償責任保険も締結しており、十分な信頼性があると言えます。
もちろん不当な出金拒否などはなく、安定した出金実績があります。
FXGTもボーナスキャンペーンが豊富な業者として知られていますね。
10,000円の口座開設ボーナスに加えて、クッション機能のあるボーナスも提供しています。
初回入金に対しては7万円程度を上限とした100%ボーナスで、それ以降の通常入金でも120万円を上限とした30%前後のボーナスが付与されています。
ボーナスをもらってFXや仮想通貨を取引したい人にとって、FXGTは最適なブローカーですね。
(FXGT公式サイト)
関連:FXGTの評判・口コミは?仮想通貨も取引できる海外FX業者を徹底調査
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海外FXのおすすめ業者ベスト15と優良業者を見分ける方法を紹介!【2022年度最新版】
口座開設〜取引を始めるまでの手順
海外FXのメリットやデメリット、そして初心者でも利用しやすい海外FX業者の選び方が分かったら、次は実際に海外FXで口座開設する方法も知りたくなりますね。
ここからは、一般的な海外FX業者での口座開設〜取引開始までを、以下4つの手順に分けて順番に解説していきます。
- 公式サイトから必要情報を登録し、メールアドレスを認証する
- 会員ページへログインして、個人情報を入力し、必要書類をアップロードする
- 取引口座タイプの設定と、MT4/MT5のインストール
- MT4/MT5から取引口座へログインする
本人確認の書類審査に1営業日ほどかかりますが、必要書類をあらかじめ準備しておけば、実質的な作業時間は10〜15分程度で終わるでしょう。
公式サイトから必要情報を登録し、メールアドレスを認証する
口座開設したい海外FX業者が決まったら、その業者の公式サイトを開き、ページ上部などにある口座開設ボタンをクリックします。
最初のエントリーフォームでは、主に以下のような情報を記載・設定します。
- 氏名(ローマ字入力)
- 居住国
- 電話番号
- メールアドレス
- 会員ページへのログインパスワード
海外FX業者の口座開設では、情報の入力は基本的に半角英数字やローマ字での入力になるので注意してくださいね。
業者によっては、エントリーフォームの入力時点で、取引口座タイプを選択・設定したり、住所などの個人情報の入力を求める場合もあります。
登録したメールアドレス宛に認証メールが届きますので、認証用のURLをクリックすることで必要情報の登録作業は終了です。
会員ページへログインして、個人情報を入力し、必要書類をアップロードする
多くの海外FX業者の場合、会員ページへのログインIDは登録メールアドレスまたはMT4/MT5の口座番号になります。
ログインIDと自分自身で設定したパスワードを使用し、会員ページへログインしましょう。
次の作業は、個人情報の入力と必要書類のアップロードです。
入力する個人情報は、主に以下の通りです。
- 氏名
- 生年月日
- 現住所
- 投資経験や資産など
ここで入力する現住所は、のちにアップロードする住所証明書類と同じ内容を入力する必要があるので注意してください。
また住所の入力はローマ字で行いますが、都道府県から書き始める日本語表記ではなく、番地から書き始める英語表記である点にも注意が必要ですね。
投資経験や資産などの投資家情報も求められる場合が多いですが、「未経験だと口座開設を断られる」などはないのでご安心ください。
次は、必要書類のアップロードです。
必要書類では、以下の2種類の書類をアップロードする必要があります。
本人確認書類 | 住所証明書類 | |
---|---|---|
対応書類 | ・運転免許証 ・パスポート ・住民基本台帳カード ・マイナンバーカード など | ・現住所が記載されている公共料金の請求書/明細書 (ガス、電気、水道、携帯電話、クレジットカードなど) ・住民票などの公的機関発行の書類 など |
主な注意点 | ・有効期限内であること | ・3ヶ月〜6ヶ月以内に発行された書類であること (期間指定は業者によって異なる) ・1枚の書類で氏名・住所・発行者・発行日が確認できること |
これらの書類はスマホなどで撮影して、アップロードできる形にしておきます。
撮影の際は、明るく鮮明であることや、四隅が写っていることにご注意ください。
取引口座タイプの設定と、MT4/MT5のインストール
海外FXでは用途やスペックごとに口座タイプが分けられている場合が多いので、口座開設(アカウント開設)とは別に、取引口座の選択や設定をする必要があります。
取引口座タイプの選択を行うタイミングは業者ごとに異なり、最初のエントリーフォームを入力する際に一緒に行う場合と、メールアドレスの認証後に会員ページ内で行う場合の、主に2通りがありますね。
また、取引ツールとしてMT4とMT5の両方に対応している業者の場合、取引する口座タイプの設定時に、どのツールを使うかも選択します。
MT4とMT5には互換性がないため、例えばMT4を利用する設定の取引口座は、MT5からログインすることはできないので注意しましょう。
取引口座を設定したら、実際に取引を行うMT4またはMT5をダウンロード&インストールします。
MT4/MT5は、海外FX業者の公式サイトからダウンロード可能です。
海外FX業者が提供しているMT4/MT5では、あらかじめその業者の取引サーバーが設定されているので使いやすいですね。
初心者の場合は、口座開設した業者から取引ツールをダウンロードすると良いでしょう。
ダウンロードやインストール方法は一般的なアプリと同じで、保存先を選択し、exeファイルを実行する流れになります。
MT4/MT5から取引口座へログインする
最後に、MT4/MT5から取引口座へログインする手順を確認しましょう。今回は、MT4を利用すると仮定して流れを見ていきます。
取引口座を開設すると、以下の3つの情報が海外FX業者からメールなどによって通知されます。
- MT4口座番号(ログインID)
- パスワード(※会員ページへのログインパスワードとは異なる)
- 取引サーバー名
これら3つの情報を使ってMT4から取引口座へログインして取引を行いますので、無くしたり他人に知られることのないように管理してくださいね。
MT4でのログイン方法にはいくつかありますが、今回はメニューバーから行う方法を確認しましょう。
MT4を開き、上部にあるメニューから「ファイル」→「取引口座にログイン」を選択します。
ログイン用の小ウィンドウが開くので、取引口座を開設した時に発行された「ログインID」と「パスワード」を入力し、さらに「サーバー」をプルダウンメニューから選択します。
サーバーは業者によっては複数ありますが、どれを選んでも良い訳ではありません。取引口座開設時に通知された取引サーバを選択してください。
最後に「ログイン」をクリックすると、取引口座へのログインが完了です。
ログインに成功すると、MT4画面の右下に通信量が示されます。
反対にログインに失敗している場合は、MT4画面の右下に「回線不通」や「無効な口座」のような表示がされます。
もしログインできない場合は、口座情報を正しく入力・選択しているか、改めてご確認ください。
まとめ:初心者は定番から始めよう
今回は、海外FXを始めたいと思っている方に向けて、海外FXの使い方やメリット・デメリット、そして海外FX業者を選ぶ際のポイントなどをご説明してきました。
ひと言で海外FX業者といってもサービスの方向性は様々あり、中にはハイスペックだけど初心者にはあまり向いていない業者も存在します。
または、実績は乏しいけど魅力的なサービスを提供している業者もありますね。
しかし最初のうちは、実績や評判が定まっており、初心者でも安心して利用できる定番の海外FX業者から選択する方が良いでしょう。
ボーナスを獲得してリスクにかける自己資金を抑え、さらに資金管理をしながら少しずつ経験を積んでいくことをおすすめします。
この記事を参考に、使いやすい海外FX業者を探してみてくださいね。
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